
ヤマハは、欧州で先行発表した「XSR900GP」をジャパンモビリティショー2023にて実車公開し、2024年夏以降に日本で発売すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
ヤマハのレースヒストリーを体現する3気筒スポーツ
ヤマハは前日の欧州に続き日本でもXSR900GPを発表。10月26日から開催のジャパンモビリティショー2023、11月7日からミラノで開催のEICMA 2023に同車を出展するとし、さらに2024年夏以降に日本で発売することを明らかにした。
XSR900GPは、“The Embodiment of Yamaha Racing History (ヤマハレースヒストリーの体現者)”をコンセプトに開発され、1980年代のグランプリマシンYZR500をオマージュした外装デザインが最大の特徴だ。
ベースモデルは3気筒スポーツヘリテイジのXSR900で、これにハーフカウルとセパレートハンドルを装着し、前後にKYB製フルアジャスタブルサスペンションを採用。往年のマルボロカラー×黄色ゼッケンを思わせるカラーリングと、ブラック×グレーのカラーリング、2バリエーションを展開(欧州)する。
丸パイプのカウルステーやトップブリッジ上にクリップオンされたハンドルバーなど、1980年代の雰囲気がビシビシ伝わってくる新作だ。もちろん電子制御も充実し、タイヤは発表されたばかりのブリヂストン・バトラックスハイパースポーツS23を履く。
欧州ではアクセサリーとしてアンダーカウルなどがラインナップされるが、日本でも同様のものを期待したい。LEDのコンパクトなヘッドライトが日本の道を照らすまで、期待して待ちたい!
YAMAHA XSR900 GP[2024 model]
参考:XSR900GP(欧州仕様)のスペック
車名 | XSR900 GP |
全長×全幅×全高 | 2160×810mm×1180mm |
軸距 | 1500mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 835mm |
キャスター/トレール | 25°20′/110mm |
装備重量 | 200kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 890cc |
内径×行程 | 78.0×62.1mm |
圧縮比 | 11.5:1 |
最高出力 | 119ps/10000rpm |
最大トルク | 9.5kg-m/7000rpm |
始動方式 | セルフスターター |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
燃費 | 20km/L |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ298mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ245mmディスク+1ポットキャリパー |
価格&発売時期 | 未発表 |
色 | 赤×白、黒×灰 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
1980年代のYZR500から1990年代のFZR・TZRを意識 ついに出た! ヤマハが誇るクロスプレーンコンセプトの3気筒マシン、XSR900をベースとしたハーフカウルのスポーツヘリテイジ「XSR9[…]
国産の有力ブレーキサプライヤーが統合して生まれた会社「アドヴィックス」 ブレーキに関わるブランドといえば、どんな名前を思い浮かべるだろうか。おそらく「brembo」(ブレンボ)という名前が出てくる方が[…]
900F/900LC/700LCの写真をまとめて見る XSR900('22)をRZV500R/RD500LC/RZ500風に! RZV500Rはともかくとして、RD500LCやRZ500という車名をご[…]
もっと手頃でお気軽なネオクラが欲しい!! 今や大人気のネオクラシック/ヘリテイジカテゴリー。強烈な先代へのオマージュや凝った作り込みに、最新の走行性能を兼ね備えることで一大人気カテゴリーにのし上がった[…]
YZF-R9やXSR GPに続くのはRZ250/RZ350か ヤマハが「RZ250」「RZ350」の商標登録を出願していたことが明らかになった! RZ250/350といえば、2ストロークエンジンの未来[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
43年で歴史に幕……と思ったらタイで続いてるよ! 平成32年排出ガス規制の壁、ABS義務化、そして灯火類の追加レギュレーション……。日本ではさまざまな理由から継続生産ができなくなり、2021年モデルを[…]
ヤマハSR400試乗レビュー この記事では、ヤマハのヘリテイジネイキッド、SR400の2021年モデルについて紹介するぞ。43年の歴史に幕を下ろした、最終モデルだった。 ※以下、2021年5月公開時の[…]
Vmaxと同時期にアメリカンカルチャーから発想したマッチョスポーツ! 1985年、ヤマハがアメリカはカリフォルニアの現地でデザインしたVmaxは、アメリカならではのクルーザーやチョッパーのバイクカルチ[…]
最新の関連記事(XSR900)
日本限定カラーの「アイボリー」のスタイング&主要諸元 新型2025年モデルXSR900のトピックスはなんといっても、日本市場だけの限定カラー「アイボリー(正式名称:セラミックアイボリー)」である。往年[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
”XSR900”の登場によりカジュアル寄りに回帰 2024年モデルまでのXSR900は、初代モデルに対し“レーシングヘリテイジ”を標ぼうすることで1980年代のレーシングマシンカラーをまとい、走りもス[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
人気記事ランキング(全体)
扇風機+冷却ブレートの二重冷却 KLIFEのペルチェベストは、空調ファンと半導体ペルチェ素子を組み合わせた業界初の設計。背中の冷却ブレートが体感温度を瞬時に下げ、同時にファンが服内の空気を循環させるこ[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
最先端技術「ペルチェ素子」がもたらす直接冷却 残暑といえどもまだまだ熱中症のリスクはある。夏の本当の敵は、肌表面の暑さより「深部体温」の上昇だ。そこで注目したいのが、体の“内側から”直接血液を冷やすと[…]
気負うことなくスポーツできる! 国内モデルの125ccスポーツは、新車だと安くても40万円前後。物価高が続く昨今、とくに若者にはなかなか手が出しにくい。そんな中、23万8千円という価格で登場したのが「[…]
デウスが街を狩る狼に託した「ストリート」の真髄 2000年代初頭からジャパニーズストリートカスタムに深くインスパイアされ、その独自の美学を世界へと発信してきたデウス・エクス・マキナ。無骨でタフ、それで[…]
最新の投稿記事(全体)
大別すると仕様は4種類 CB400フォアには、①’74~’76年に全世界で販売された408cc、②’76年に日本市場に投入された398cc、③398ccのセミアップハンドル仕様、④ライン入りタンクが標[…]
注目ポイント:高画質と長時間駆動のバランス 「AKEEYO AKY-710S」は、SONYのStarvis IMX335センサーを採用し、2K 55fpsや4K 28fpsでの録画に対応。142度の広[…]
衝撃吸収性に優れた超肉厚ジェルで長距離もラクに Revmikのサドルカバーは、超肉厚のジェルパッドと柔らかスポンジを組み合わせた設計で、路面からの衝撃を効果的に吸収します。長時間の通勤やサイクリングで[…]
夏のライディングを快適にするCOOL仕様 「KBC03」は、エドウィンが長年培ってきた技術を活かし開発した、春夏シーズン向けのバイク専用デニムパンツです。最大の特長は、生地の裏側に接触冷感機能を持つナ[…]
購入希望者は改めての発売案内を待つべし Ninja ZX-10RRのエンジンを搭載したビモータ製スーパーバイク「KB998 Rimini」が正式発表されたのは2025年5月。スーパーバイク世界選手権を[…]
- 1
- 2