
“アルプスローダー”として名を馳せた往年の名機トランザルプがついに復活! 270度クランクの新ツインでV2時代の鼓動感はそのまま残しつつ、回りの良さと車重の軽さでアドベンチャー界に新たな風を巻き起こしそうだ。その車体を開発者インタビューもまじえて紹介する。
●まとめ:ヤングマシン編集部(宮田健一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ホンダ
【HONDA XL750 TRANSALP】 ■全長2325全幅840全高1450軸距1560シート高850(各mm)車重208kg(装備)キャスター/トレール27度/111mm ■水冷4スト並列2気筒OHC4バルブ754cc内径×行程87×63.5mm圧縮比11.091ps/9500rpm7.6kgg-m/7250rpm変速機形式6段リターン燃料タンク容量16L ■ブレーキF=WディスクR=ディスク ■タイヤF=90/90-21R=150/70R18 ●色:白 ●発売日:5月25日 ●価格:126万5000円
トランザルプ 開発者インタビュー:開発中には本格オフ路線も検討しました
ホンダの同排気量帯にはNC750もありますが、これは低燃費指向など世界観が独特なため、ライバルのひしめくこのクラスでは、NCと異なるモデルも必要と考えていました。そこで「750FUN新アーキテクチャー」と呼ぶ共通車体を持ちつつ、オンロードとオフロードそれぞれの魅力を具現化させたモデルを構想。それがCB750ホーネットとXL750トランザルプです。同じスタッフが手がけると似てしまいがちなので、基礎部分を除き別チームで開発は進めました。
とはいえ最初からホーネットとトランザルプだったわけではなく、“ストリートファイター”と“アドベンチャー”を作り分けるというスタートだったため、オフ路線は当初、もっと本格的な“CRF750”的な方向だったんです。しかしお客様の立場ではどんなスペックが実際の役に立ち、使いやすいのか。そう考えていった先に“トランザルプ”という答えがありました。
方向性がハッキリした後は、それに向かって邁進。ホーネットにも使うエンジンは対ライバルを考えてショートストローク気味で高出力とする一方、トランザルプの最低地上高のために2軸バランサーの角度を120度以上開いて下のバランサーを後方に追い込むなど、多岐に備えた設計としました。
車体も基本は一緒ながら、トランザルプのシートレールは重量物に耐えるよう専用設計で、強度が出る溶接接続としています。エンジンハンガーやリヤサスの上部マウントも、大きな入力が予想されるトランザルプは強度や剛性を高めています。
それぞれの魅力となる部分を妥協なく作りこむ一方、特に若年層にも訴求したいホーネットに強く求められた“リーズナブルな価格”も実現できたと思います。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(XL750トランザルプ)
4/4:ドゥカティ「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」 ドゥカティの人気ネオクラシックモデルに、都会の夜を彩る新色「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」が追加され、4月4日に発売となる。[…]
電スロ(TBW)とEクラッチの組み合わせはホーネットとともに初! トランザルプにもEクラッチ仕様が登場! 同時デビューのCB750ホーネットと同じく、ライダーのスロットル操作を電気信号に変換し、スロッ[…]
Eクラッチ普及計画が進行中! Eクラッチと電子制御スロットルが初めて連携 ホンダは「第42回 大阪モーターサイクルショー2026」、「第53回 東京モーターサイクルショー2026」、「第5回 名古屋モ[…]
Eクラッチと電子制御スロットルが初めて連携する750シリーズ ホンダが欧州2026年モデルの5車にEクラッチを新搭載。これまでにミドル4気筒の「CBR650R」「CB650R」、250cc単気筒の「レ[…]
トランザルプってどんなバイク? トランザルプは754cc 2気筒エンジンを搭載したオールラウンダー。何でも1台でこなせる欲張りなマシンなのですが、ただの万能バイクではありません。 軽快でスポーティーな[…]
最新の関連記事(新型アドベンチャー/クロスオーバー/オフロード)
PCX160ベースのクロスオーバースクーター ADV160が、先代モデル・ADV150の後継機種として初登場したのは2023年のこと。ベースモデルとなったPCX160と同様に、トラコンに相当するホンダ[…]
休日のツーリング、帰りの疲労感から解放されたい 休日のリフレッシュのためのツーリング。だが、帰りの高速道路に乗る頃には全身がバキバキになり、「明日の仕事、しんどいな…」とため息をついた経験はないだろう[…]
重いバイクに疲弊する日々の”回答”は海を越えた先にあった 「休日に大型バイクをガレージから引っ張り出すのが、なんだか億劫になってきた」。そんな悩みを抱えるライダーは少なくないはず。車検費用やタイヤ代と[…]
4/4:ドゥカティ「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」 ドゥカティの人気ネオクラシックモデルに、都会の夜を彩る新色「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」が追加され、4月4日に発売となる。[…]
憧れのレトロバイク、でも「維持費」と「トラブル」が心配…そんな悩みを一掃する新星が登場 大型バイクは重くて車検も面倒。かといって中古のレトロバイクは故障が怖いし、維持費も馬鹿にならない。そんな悩みを抱[…]
人気記事ランキング(全体)
スペンサーの世界GPでの大活躍がAMAレースの注目度を高めた 旧くからのバイクファンなら、だれもが“ファスト・フレディ”の愛称を知っているだろう。1983年に世界GP500でチャンピオンに輝き「彗星の[…]
軽くて足つき抜群の相棒バイク 「バイクに乗りたいけれど、重くて取り回しが不安」「ちょっとコンビニに行くのに大型バイクを出すのは面倒」。そんな不満を感じたことはないだろうか。重いバイクは所有感を満たして[…]
クルーザースタイルが特徴的なBMW Motorrad R 12 BMW MotorradのR 12で特徴的なのは、誰がみても高級車と直感的にわかるスタイリングと細部の作り込みだ。今回の試乗車がスタンダ[…]
見せかけの安さを追求しない、最初から「全部乗せ」の潔さ 昨今のミドルクラススポーツを見渡すと、カタログの車両価格こそ安く見えるものの、いざ買おうとすると違和感に気づく。「クイックシフターは別売り」「高[…]
音質がさらに向上し高速走行にも強くなった『B+COM 7X EVO』 “史上最高のサウンドを手に入れた”と話題のサイン・ハウス『B+COM 7X EVO』。使い始めてまず感じた進化のポイントはやはり音[…]
最新の投稿記事(全体)
憧れのボンネビル、乗り心地に妥協していないか トライアンフを象徴するバーチカルツインエンジンの鼓動感と、色褪せないクラシカルなスタイリングを持つボンネビル。週末のツーリングから街乗りまでこなす懐の深さ[…]
“水冷”と、その存在感から「ウォーターバッファロー」の愛称も 1971年の東京モーターショーにGT750が出品された当時、観客はラジエーターの大きさや、フィンの見えないシリンダーブロックに目を丸くした[…]
第1位:「もうコレ1台でいいのでは…?」大人気のBDVR003-PRO 配線不要であらゆる車種に簡単に取り付けできるMAXWINのドライブレコーダーが堂々の1位に輝いた。大容量バッテリーによる最大16[…]
朝練と朝ラーで不安を克服 「昔から父がバイクに乗っているのを見ていたので、自分も乗ってみたいと思っていました。10年くらい前に二輪の免許を取ろうかな、って思ったことがあったんですが、結婚して子どもが産[…]
レジェンド、筑波へ帰還! あの武石伸也(たけいし しんや)が帰ってくる! 2000cc+ターボ仕様のハーレーで、MCFAJ クラブマンロードレース2026 第1戦 筑波サーキットに参戦すると聞けば、足[…]







































