’23年4月、神奈川県の大磯ロングビーチにて日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』が開催され、世界の輸入車が大集結! 各社の注目モデルを一気乗りしてショートインプレッションをお届けする。テスターは体当たり系フリーライターの谷田貝洋暁だ。本記事では、BMWのM1000Rを取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:真弓悟史
BMW M1000R Mコンペティションパッケージ 試乗ショートインプレ
今回のJAIA試乗では色々なモデルに乗ったが、このM1000Rが高級感では別格だ。またがってシートに座り、エンジンをスタートさせるだけで、緻密に作り込まれた”高級なバイクである”ことがマシンから伝わってくる。
今日び、バイクの見た目は誤魔化せるが、マシンのフィーリングまでは誤魔化せない。クラッチのつながり、シフトフィール、フロントタイヤから伝わる路面のインフォメーションなどなど、乗ればその質はやはり段違いである。
また、誰もが気になるウイングレットも試してみると、速度を増すほどにフロントタイヤを押し付けるダウンフォースが強まるのがわかった。超高速域でフロントタイヤに軽々しさが出ないというか…それでいて、ロール方向に変な鈍重感が出ないからかなり不思議。
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