
スズキは、1998年に初登場したハヤブサが誕生25周年を迎えたことを受け、「Hayabusa 25周年記念モデル」を発表した。現行モデルは3代目に当たるが、エンジンは排気量を拡大しつつも初代からベースを同じくし、傑作と呼ばれるフレームについては基本的に同じものが踏襲されている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:Hayabusa 25 周年記念モデル特設サイト
日本を含む全世界で7月より順次発売! 日本での価格は221万1000円
スズキのフラッグシップモデル「Hayabusa(ハヤブサ)」が2023年で1998年の発表から25周年を迎えた。これを記念し、スズキは25周年記念モデルを全世界で7月より順次発売する。
日本では限定300台が用意され、スズキのECサイト「S-MALL(エスモール)」で予約を受け付け、抽選を行った後に全国の「ETC2.0車載器標準搭載車取扱店」で販売されるという。抽選は複数回に分けて行い、第1回目の予約期間は、2023年7月3日10時から7月10日17時までを予定している。
価格は標準モデルから+5万5000円の221万1000円、納車は2023年8月以降の予定だ。
今回発表された25周年記念モデルは、ボディ色をオレンジ×ブラック基調とし、ドライブチェーンアジャスター、フロントブレーキディスクインナーの色を変更した特別仕様。マフラーボディやドライブチェーンにオリジナル刻印を、燃料タンクに25周年エンブレムと「SUZUKI」立体エンブレムを追加している。
なお、輸出仕様に標準装備されるシングルシートカウルは、日本仕様では付属しないが、日本仕様にはETC2.0車載器が標準搭載される。
初代ハヤブサは、1998年に「Hayabusa (GSX1300R)」としてドイツ・インターモトで発表され、1999年に欧州や北米で発売された。日本でも逆輸入車として販売されて人気を獲得し、ヤングマシン誌のマシン・オブ・ザ・イヤーではV10を達成している。開発コンセプトは「Ultimate Sport(アルティメットスポーツ=究極のスポーツバイク)」で、縦目のヘッドライトと空力ボディは強い個性を放つだけでなく、Xフォーミュラというレギュレーションの自由度が高いカテゴリーで鈴鹿8耐などにも出場。ヨシムラの吉村不二雄さんをして「傑作」と言わしめる完成度で、のちのロングセラーへと続いた。もちろん、現在もスズキを代表するフラッグシップモデルだ。
初代ハヤブサに関しては、ヤングマシンのテストで市販車として初めて300km/hを突破したモデルとして記録と記憶に残っている。
排気量が1299ccから1340ccに拡大された二代目は2007年に発売され、初代の高い動力性能を引き継ぎつつ、出力特性を調整できるスズキ・ドライブモードセレクター(SDMS)を採用。また、2014年には日本仕様を発売、2016年にはインドで生産、販売を開始するなど、全世界で販売を拡大してきた。
2021年には、エンジン、車体を全面改良し、電子制御を多く取り入れた三代目「Hayabusa」が登場。エンジン、車体の部品を全面的に見直しつつもメインフレームは初代から基本を継承し、トラクションコントロールシステムや双方向クイックシフトシステムなどの電子制御システム「S.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)」を採用したことにより、パワフルでありつつも制御しやすい、「The Refined Beast」を体現するモデルとなった。
現在は、アメリカ、欧州、インド、中南米などを含む全世界、48か国で販売され、シリーズ累計販売台数は20万台に上る。
予約受付日程
■一次受付 100台
7月3日(月) 10:00~10日(月) 17:00 ⇒ 発表7月12日15:00
■二次受付 100台
7月18日(火) 10:00~25日(火) 17:00 ⇒ 発表7月27日15:00
■三次受付 100台+キャンセル分
8月1日(火) 10:00~21日(月) 17:00 ⇒ 発表8月23日15:00
モチーフは写真の2008年型 Hayabusa1300(GSX1300R)のオレンジ×ブラックと思われる。2代目として登場したこのマシンは、排気量を1299cc→1340ccにアップし、SDMSやチタンバルブなどで戦闘力と扱いやすさを向上した。
SUZUKI HAYABUSA
| 車名 | Hayaubsa 25周年記念限定カラー |
| 型式 | 8BL-EJ11A |
| 全長×全幅×全高 | 2180×735×1165mm |
| 軸距 | 1480mm |
| 最低地上高 | 125mm |
| シート高 | 800mm |
| キャスター/トレール | 23°/90mm |
| 装備重量 | 264kg |
| エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 1339cc |
| 内径×行程 | 81.0×65.0mm |
| 圧縮比 | 12.5:1 |
| 最高出力 | 188ps/9700rpm |
| 最大トルク | 15.2kg-m/7000rpm |
| 始動方式 | セルフ式 |
| 変速機 | 常時噛合式6段リターン |
| 燃料タンク容量 | 20L |
| WMTCモード燃費 | 15.4km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
| タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
| タイヤサイズ後 | 190/50ZR17 |
| ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク(ABS) |
| ブレーキ後 | 油圧式ディスク(ABS) |
| 乗車定員 | 2名 |
| 価格 | 221万1000円 |
| 色 | 橙 |
| 予約受付開始日 | 2023年7月3日 |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
規制議論を巻き起こすほど突出した速さと人気を誇った '98年秋のショーで発表された初代ハヤブサは、よく"衝撃的”と表現されるが、写真が公開された段階では、いい意味で使われていなかった…気がする。当時は[…]
初代ハヤブサは、下馬評を一蹴する、まさに常識を覆したマシンだった 排気量が1300ccもあるとかなりゴリゴリして、そこまで高回転域を回せないんじゃないか、車重も重すぎるのではないか? といったところが[…]
ホンダNR ['92〜]:カウルの奥に速度が浮かぶ カーボンパネル中央に白い文字盤の回転計を置く。その先にオレンジ色のデジタル速度計とオド&トリップを配置。表面から130mm奥に表示され、視線移動が少[…]
長らく加速キングに君臨。あの初代より0.5秒速かった2代目 '01年の300km/h速度リミッター自主規制に伴い、雌雄を決するバトルは最高速に代わって0→400mの加速タイムを競うゼロヨン対決へと移行[…]
安定性と軽快なハンドリングの実現、エアロダイナミクスとブレーキングの向上を目指した 従来型のハヤブサの車体は初代からメインフレームをほぼそのまま継承しており、ブラケット類の変更や新形状スイングアームな[…]
最新の関連記事(ハヤブサ)
ゲーム世界からの降臨。熱烈なリクエストが動かしたスズキの決断 2026年3月、両国国技館で開催された『ストリートファイター6』の世界大会「CAPCOM CUP 12」および「ストリートファイターリーグ[…]
生物界最速の猛禽類を体現する「アルティメットスポーツ」 スズキの「Hayabusa(ハヤブサ)」は、単なる大型バイクではない。1998年に初代モデルが登場した際、市販車最速となる300km/h超の最高[…]
スズキは、カプコンの人気ゲーム「ストリートファイター6」とコラボレーションしたバイクの第2弾、「Hayabusa Tuned by JURI」を、スズキが協賛する同ゲームの世界大会「CAPCOM CU[…]
鮮やかな“パールビガーブルー”のスペシャルエディション登場 スズキは「ハヤブサ」をマイナーチェンジし、2025年12月24日に発売すると発表した。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは、リチウムイ[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に グローバルサイトでの2026年モデル発表、北米での正式発表に続き、英国でもスズキ「ハヤブサ」の2026年モデルが正式発表された。2026年モデルとしてレギュラーカラ[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
7月の欧州発表から待望の日本解禁!「SV-7GX」が10月13日発売 スズキは、2026年7月8日に欧州で公開されていた新型クロスオーバーモビリティ「SV-7GX」を、2026年10月1日に日本国内向[…]
太っ腹クーポンの対象は「純正オプション」から「クシタニコラボ」まで! 街乗りからロングツーリングまで、扱いやすいトルクフルなエンジンと堂々たるフルカウルスタイリングで根強い人気を誇るスズキ「GSX25[…]
時代に翻弄されて2年少々の短命に マスキー法やオイルショックという問題があったにも関わらず、海外では2スト3気筒のGT750を’79年まで販売したスズキだが、RE-5は2年少々で販売中止。その背景には[…]
100以上のメーカーがドイツのNSUと交渉 シリンダーを星型に配置する航空機用レシプロエンジンとの混同を避けるため、海外ではヴァンケルエンジン、ピストンレスエンジンなどと呼ばれているロータリーエンジン[…]
ハウジングのCEMメッキと3分割式アペックスシール デビュー時には2/4輪界の革命機と呼ばれたロータリーエンジン。ただし開発元のNSU自身も’59年の時点ではロータリーエンジン車を量産した経験はなかっ[…]
人気記事ランキング(全体)
一度は希少になった「400cc×4気筒」が、いま再びアツい! いま、400ccクラスの4気筒エンジンに再び注目が集まっている。 そもそも400ccと4気筒の組み合わせは、日本のバイク史において決して新[…]
フレディのヒザ擦りに沸くも80sライダーは個性派揃い!! ケニー・ロバーツによって確立された“ハングオフ”は、瞬く間にGPシーンに浸透。イン側のヒザを路面に擦るシーンも目にするようになったが、ロバーツ[…]
「Z1超え」を果たした世界最速の伝説。GPZ900R Ninjaが持つ永遠のロマン カワサキモータース全面協力!3Dスキャンで純正車を1/4スケール再現 本シリーズで完成するのは、現存する実車が極めて[…]
400cc4気筒が若者たちの憧れになった時代 日本で400ccクラスのスポーツバイクが大きな存在感を持つようになった背景には、1975年に変更された二輪免許制度がある。新たな制度では400ccを境に免[…]
7月の欧州発表から待望の日本解禁!「SV-7GX」が10月13日発売 スズキは、2026年7月8日に欧州で公開されていた新型クロスオーバーモビリティ「SV-7GX」を、2026年10月1日に日本国内向[…]
最新の投稿記事(全体)
二輪安全運転診断アプリの実証実験が開始 ホンダは、ライダーの安全運転を診断するスマートフォン向けアプリを開発中であり、ウーバーイーツジャパンと共同で実証実験を開始した。期間は2026年9月1日から28[…]
ドゥカティ初のレーシング・スーパーモト「Desmo450 SM」登場 ワールド・ドゥカティ・ウィーク2026において、ドゥカティ初となるレーシング・スーパーモト「Desmo450 SM」がお披露目され[…]
移転先は、交差点を渡ったすぐ近所 今回移転するドゥカティ大阪ノースは、自動車メーカーで、自動車販売ディーラーやBMW Motorradディーラーを展開する光岡自動車が経営するドゥカティ部門のショップだ[…]
2026年11月1日(日)に開催される「SKTR SHIMANAMI 2026」は、“いつ・どこから出発してもOK、決まっているのはゴールだけ”という超自由度の高いフリースタイル・ツーリングイベントだ[…]
ツーリングの「冷え」を克服!ライダーを支えるワークマンの防寒性能 秋が深まり冬の気配が近づくにつれて、バイク走行時の冷風や道の駅での休憩、キャンプツーリング時の冷え込みは増していく。特に首元や手首・足[…]
- 1
- 2











































