
ハーレーダビッドソンは、限定生産のプレミアムモデルシリーズ「CVO」の完全刷新モデルとして、「CVO ストリートグライド」と「CVO ロードグライド」の2モデルを発売する。6月8日より予約受注を開始しており、価格は両モデルともに549万7800円だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ハーレーダビッドソンジャパン
ブランニューデザインで新開発エンジン包む、ハーレーダビッドソンの最高峰
ハーレーダビッドソンのCVO(Custom Vehicle Operations)に新たな顔が登場だ! カスタムビークルオペレーションズとは、ハーレーが誇るスタイルとデザインの最高峰であり、プレミアムな塗装仕上げ、先進技術、専用部品、ディテールへのこだわりを詰め込んだ限定生産の逸品。このCVOのなかでも象徴的なモーターサイクルとされる2機種が完全に再構築された。
それらの名は「CVO ストリートグライド」および「CVO ロードグライド」。両モデルとも、ベンチレーションを内蔵した新形状のフェアリングと、LEDウインカーを内蔵したLEDシグネチャーライトを採用し、トリミングされたフロントフェンダー、特徴的なサイドベベルを持つ新しい容量22.7Lの燃料タンク、デザインに溶け込む新しい立体形状のサドルバッグなどを装備する。
新型ホイール「Combo Cast Laced(前19/後18インチ)」は、ブラックのマシンカットされたアルミ鋳造リムとレース状のスポークホイール(TPMS/タイヤ空気圧監視システムも搭載)でカスタムスタイルを表現。各モデル共通で2種類のカラー(標準のダークプラチナ×ピンストライプと、ハンドペイント仕上げのウイスキーニート×レイヴンメタリック)がラインナップされる。
搭載する新型エンジンはミルウォーキー エイト VVT 121と名付けられ、ハーレー史上最大の排気量1977ccにVVT(可変バルブタイミングシステム)を組み合わせたものだ。これに加え、新吸気路とパフォーマンスエキゾーストを備えたシリンダーヘッド冷却システムの改良(一部を水冷化)を施すことで、従来比トルクで約8%、馬力で9.5%アップ(115psになった)のハイパフォーマンス化を実現した。それでいて、燃費は3~5%向上しているというから驚きだ。
高性能な新SHOWA製サスペンションとBrembo製ブレーキコンポーネントで快適性と信頼性を高め、パワーデリバリーとエンジンブレーキ、ABS、トラクションコントロールを電子制御するライドモード(ロード、スポーツ、レインと2つのカスタムモード)でハーレーダビッドソン最新の安全性能パッケージを完成させている。
新型インフォテイメントシステムは新しいSkyline OSを搭載し、12.3インチTFTカラータッチスクリーンを採用。AppleおよびAndroidデバイスとも互換性がある。Wi-FiやBluetooth、さらにUSB-C接続も備え、プレミアムで高性能なRockford Fosgate Stage II 4スピーカーオーディオシステムも装備する。
このほかエルゴノミクスも向上しており、549万7800円/621万2800円の価格は伊達じゃない最高の装備がライダーに最高の体験を提供してくれることだろう。
Harley-Davidson CVO Street Glide
主要諸元■全長2410mm 軸距1625mm シート高715mm(無負荷状態) 車重380kg■空水冷4ストロークV型2気筒 1977cc 燃料タンク容量22.7L■キャスター26°/トレール170mm タイヤサイズF=130/60B19 R=180/55B18 ●価格&色:549万7800円(ダークプラチナ×ピンストライプ)、621万2800円(ウイスキーニート×レイヴンメタリック)
Harley-Davidson CVO Road Glide
主要諸元■全長2410mm 軸距1625mm シート高715mm(無負荷状態) 車重393kg■空水冷4ストロークV型2気筒 1977cc 燃料タンク容量22.7L■キャスター26°/トレール170mm タイヤサイズF=130/60B19 R=180/55B18 ●価格&色:549万7800円(ダークプラチナ×ピンストライプ)、621万2800円(ウイスキーニート×レイヴンメタリック)
両モデル共通のディテール










※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ハーレーダビッドソン)
バイク王公式アンバサダーに就任した紅色侍の“ずま” 今年2025年4月から始まったバイク王の新CMで、ハイテンポで歌い上げる「バイクを売るならGO〜バイク王〜」のフレーズに気づいたライダーも多いはず。[…]
ブレスクリエイションの提案するカーボン外装X350 ダートライメージの強いX350を、小変更ながらもヨーロピアンムードを感じさせるほどに変えている点にまずは驚いた。外装デザインを少し変更するだけでここ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
トリックスター初となるハーレー用マフラー トリックスター初となるハーレー用マフラーが、X350向けにリリースされた。今回、初の試みとして“ツインタイプ”のサイレンサーが採用されている。 X350の特徴[…]
パフォーマンスマシン:レース環境から生まれた究極の操作性 ハイパフォーマンスを追求するのが、ハーレーの最新トレンド。優れた機能性とカスタムルックを高い次元で両立するアルミニウムビレット製のラジアルハン[…]
最新の関連記事(新型クルーザー)
ライディングポジション変更のおかげで操縦性も大幅アップ! 私が参戦する全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスは、5月下旬にシーズン初戦を迎え、私自身も今季のさらなる走りの進化に期待しているのですが[…]
Honda Rebel 500(2020) 大人気モデルへと成長したレブル250と同じスタイリング&ボディサイズでありながら、約2倍の排気量となる471ccの直列2気筒エンジンを搭載したレブルシリーズ[…]
ニューカラーをまとった2026年最新トラをチェック プレミアム志向の輸入ブランドとしても、国内でも地位を確立した感のあるトライアンフ。その2026年モデルが、ニューカラーをまとって出そろった。 話題の[…]
7月上旬発売:ヒョースン「GV125Xロードスター」 ヒョースンモーター・ジャパンから、原付二種クラスに新型クルーザー「GV125Xロードスター」が投入される。発売は2025年7月上旬から日本国内向け[…]
排気量“500cc”バイクの魅力って? Hondaがラインアップする人気シリーズ「レブル」&「CL」シリーズ。 中でも、レブル250とCL250は幅広い層に人気を集めていて、街中やツーリング先でもとて[…]
人気記事ランキング(全体)
みんながCBを待っている! CB1000Fに続く400ccはあるのかないのか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「[…]
乗ったのはサーキット、でもストリートの皆さんにこそ魅力を届けたい! 今春の大阪モーターサイクルショーで世界初公開されたCB1000Fコンセプト、その披露にともない、私、丸山浩はCBアンバサダーに任命さ[…]
レイザーラモンRGほかスペシャルゲストも多数参加 株式会社バイカーズパラダイスが、神奈川県南足柄市とタッグを組み、本格的にバイク乗りを歓迎する取り組みをスタートさせる。これは「バイク乗りによる地域創生[…]
フリーズテック史上最高の冷感「氷撃α」シリーズ フリーズテックから登場した「氷撃α」長袖クルーネック冷感シャツは、シリーズ史上最高の冷感性能を誇る最新モデルです。生地表面に特殊な冷感プリント加工を施す[…]
“モンスターマシン”と恐れられるTZ750 今でもモンスターマシンと恐れられるTZ750は、市販ロードレーサーだったTZ350の並列2気筒エンジンを横につないで4気筒化したエンジンを搭載したレーサー。[…]
最新の投稿記事(全体)
カワサキ「W230」「メグロS1」の2026年モデルが登場【欧州】 カワサキが欧州で、日本でも人気のレトロバイク「W230」と「メグロS1」の2026年モデルを発表。とくに注目はW230のニューカラー[…]
HJCハイパフォーマンスの結晶、RPHA 12 まずは、ベースモデル「RPHA 12」について振り返っておこう。RPHA 12は、HJCが安全性、快適性、そして空力特性を極限まで追求したという、まさに[…]
ニューカラーにスマートフォン接続機能が進化 2026年モデルでパッと目を引くのは、やはりカラー&グラフィックの変更だ。「Ninja ZX-4R SE」は、パールロボティックホワイト×メタリックスパーク[…]
5月まで数々の噂に揺れたKTMだったが── KTMの親会社であるピエラ・モビリティが戦略的経営再建計画を発表したのは、昨年11月26日のことだった。そして今年5月22日、KTMはインドのバジャジ(Ba[…]
バイク王公式アンバサダーに就任した紅色侍の“ずま” 今年2025年4月から始まったバイク王の新CMで、ハイテンポで歌い上げる「バイクを売るならGO〜バイク王〜」のフレーズに気づいたライダーも多いはず。[…]
- 1
- 2