総決算として、バイクライフ最後の1台を選ぶとしたら…。ホンダの新型 ホーク11がコンセプトとして掲げた“上がりのバイク”は、人それぞれ、バイクへの考え方がモロに露出する正解のない概念だろう。…というわけで、2輪業界の様々な識者たちに質問してみた。「アナタにとっての“上がりバイク”を教えて下さい!」’22年の鈴鹿8耐をもって現役を引退した青木宣篤氏の”上がりバイク”は、「その時の最高峰のスーパースポーツ」とのことだ。
●文:ヤングマシン編集部(高橋剛)
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限界に挑む自分しか想像できない
ワタシが開催しているプライベートレッスン「アオキファクトリーコーチング」の受講者に、70歳からバイクに乗り始めた元内科医の先生がいらっしゃる。サーキット走行にすっかりハマッた先生は、最近、CBR1000RR-R SPの30周年記念モデルを購入し、ますます意気軒昂だ。
すごい。本当にすごい。ワタシは今、先生にレクチャーしながら、「70歳を越えてもスーパースポーツに乗れるんだなあ」と、先生から希望をいただいているのだ。
ワタシはいつまでも、サーキットを舞台にバイクを限界域で走らせたい。そういう自分しか想像ができないのだ。サーキットで思いっ切りバイクを走らせるためなら、老いに抗い、トレーニングもするだろう。
限界は高ければ高いほど、挑戦しがいがある。だからワタシの「上がりバイク」は、その時点での最高峰のスーパースポーツモデル。いつまでもそう言える自分であり続けたい。
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