カワサキモータースジャパンは、カワサキが50年にわたって育んできた「W」ブランドの最新進化系、W800/W800ストリート/W800カフェにニューカラーを設定し、2023年モデルとして発売する。前年モデルで新排出ガス規制に適合し、カワサキケアモデルに設定されている。
●外部リンク: カワサキモータースジャパン
トラディショナルカラーのW800と、モダンな雰囲気のW800ストリート/W800カフェ
カムシャフトの駆動にベベルギヤを用いた、美しい外観の空冷バーチカルツインエンジンを搭載(バーチカルは垂直に立ったシリンダーを指す)。360度クランクによる鼓動感や等間隔爆発ならではの整ったエキゾーストサウンドなど、50年以上にわたってカワサキが育んできた「W」ならではの雰囲気を現代に継承しながら、厳しい排出ガス規制に適合し、ビッグバイクらしいパフォーマンスを実現しているのがW800シリーズだ。
かつて排出ガス規制などの関係からW800はいったん生産終了となったが、2019年2月にW800ストリート/W800カフェが新発売。続く10月にW800が復活した。基本的なスタイリングは以前のW800を踏襲しながらも、大径丸型LEDヘッドライトやアシスト&スリッパークラッチ、前後ディスクブレーキ、ETC2.0車載器キットなど、装備も現代的に一新された。
2022年モデルで新排出ガス規制への適合を果たし、今回発表された2023年モデルはシリーズそれぞれにニューカラーが与えられた。価格は各数万円アップで、W800は2022年8月10日発売、W800ストリート/W800カフェは9月15日発売だ。
KAWASAKI W800[2023 model]
フロント19インチ/リヤ18インチホイールとし、リラックスしたライディングポジションを与えられているラグジュアリーモデル。往年のブリティッシュツインの雰囲気を再現し、各部にクロームメッキパーツを採用するなど質感も高い。グリップヒーターとセンタースタンドを標準装備する。
主要諸元■全長2190 全幅790 全高1075 軸距1465 シート高790(各mm) 車重226kg■空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 773cc 52ps/6500rpm 6.3kg-m/4800rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=100/90-19 R=130/80-18 ●価格:119万9000円 ●色:青 ●発売日:2022年8月10日
KAWASAKI W800 STREET[2023 model]
アップライトなハンドルバーとし、足着きのいいタックロールシートを採用。前後18インチホイールはシルバーアルマイトを施したアルミリムを備えた軽量スポークホイールだ。写真では見えにくいが、タンク上部にはツートンラインが引かれ、シンプルなデザインの中にポップさを表現している。現代にあっては、無印W800よりもこちらのほうがスタンダードモデルか。
主要諸元■全長2135 全幅925 全高1120 軸距1465 シート高770(各mm) 車重221kg■空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 773cc 52ps/6500rpm 6.3kg-m/4800rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=100/90-18 R=130/80-18 ●価格:113万3000円 ●色:灰 ●発売日:2022年9月15日
KAWASAKI W800 CAFE[2023 model]
クラブマンスタイルのハンドルバーとカフェシートを組み合わせ、スポーティに仕上げたモデル。前後18インチはW800ストリートと同じだが、こちらはアルミリムにブラックアルマイトが施されている。グリップヒーター標準装備。
主要諸元■全長2135 全幅825 全高1135 軸距1465 シート高790(各mm) 車重223kg■空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 773cc 52ps/6500rpm 6.3kg-m/4800rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=100/90-18 R=130/80-18 ●価格:124万3000円 ●色:黒 ●発売日:2022年9月15日
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