ピアッジオグループジャパンは、世界的ヒットを飛ばすポップスシンガーソングライター、ジャスティン・ビーバーとのコラボレーションとなる『Justin Bieber×Vespa』を発表し、すでに受注を開始した。価格は68万2000円。納車は7月以降、順次行われる予定となっている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:Vespa Japan
伝統的なベスパ・スプリント150と世界的アーティストによるコラボレーション
ジャスティン・ビーバーとベスパのコラボマシンのベースとなったのは『スプリント150 ABS』で、155cc空冷単気筒エンジンをスチールモノコックボディに搭載。前後12インチホイールの採用でキビキビと市街地走行を楽しめるだけでなく、高速道路を使ってツーリングすることもできるベスパだ。
ジャスティン・ビーバーはかねてよりベスパ愛好者として知られており、このたびのコラボについて「初めてベスパに乗ったのはヨーロッパのどこか、おそらくロンドンかパリのどちらかだった。ベスパを見て、『これに乗ってみたい』と思ったのを覚えているんだ。そして、ただ風が僕の髪をなびかせて、自由で、とても素晴らしい時間だったんだ。楽しかった」とコメントしている。
ジャスティン・ビーバーがアイデアを出して作り上げられた特別なベスパは、車体やシート、ホイール、グラブバー、バックミラー、グリップラバー、マフラーのヒートガードまで純白でまとめられた美しい一台だ。フロントやサイドカバー、フェンダーにはフレイム(炎)パターンがグレーで描かれ、落ち着きのあるモノクロームとしながらもファッショナブルでポップなデザインになっていることが特徴だ。
「僕はベスパが大好きで、このようなクラシックなブランドとコラボできる。ことはとてもクールだね。アートやミュージック、ビジュアル、美学を通して自分自身を表現すること、無から有を生み出すこと、それは僕の一部なんだ。クリエイションやデザインの最終的なゴールは、常に物事を自分流に表現することさ」
この特別仕様車の発売に合わせ、ベスパはボディカラーに合わせたホワイトのグローブ、フレイムパターンが描かれたトップケースやバッグをアクセサリーとして販売する。海外ではジェットヘルメットも揃っているのだが、残念ながら日本国内での販売はない。
1994年生まれのジャスティン・ビーバーは12歳のころより音楽活動が世間に認められ、15歳でメジャーデビュー。出身地であるカナダはもとよりアメリカをはじめとする諸外国でもヒットとなり、アメリカの権威ある音楽賞であるグラミー賞で二冠を獲得するなど、その実力が認められたミュージシャンだ。だが6月10日、自身のインスタグラムで顔面の片側が麻痺する『ラムゼイ・ハント症候群』に罹患したことを明らかにし、回復するまで活動休止することを発表している。
Justin Bieber×Vespa[2022 model]
主要諸元■全長1852 全幅680 全高― 軸距1334 シート高790(各mm) 車重131kg■空冷4ストローク単気筒SOHC 3バルブ 155cc 12.9ps/7750rpm 1.31kg-m/6500rpm 変速機CVT 燃料タンク容量7L■タイヤサイズF=110/70-12 R=120/70-12 ●価格:68万2000円 ●色:白 ●受注開始済(納車は2022年7月以降)
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