カワサキが展開する電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」シリーズに、新型モデル「noslisu 電動アシスト自転車カーゴ仕様」が登場した。2023年春に発売予定で、価格やスペックは追って明らかになる。
●外部リンク:noslisu
車体の中央に積む、だから安定する
カワサキモータースは、電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」シリーズの新モデル「noslisu 電動アシスト自転車カーゴ仕様」(以下、ノスリス カーゴ仕様)を2023年春に発売すると発表した。従来の前2輪/後1輪の車体構成を発展させ、ハンドル直下からステアリングを切り離した構造で巨大な積載スペースを確保、これを普通自転車のサイズ枠に押し込んだ、最新の電動アシスト自転車だ。
電動アシスト自転車は、都市部における配送業務などでチカラを発揮しており、スマートにリヤカーを引く姿を見かけたことのある読者も少なくないだろう。
一方で、カワサキは社内公募制度からスタートした電動3輪ビークル「ノスリス」を2021年5月にクラウドファンディングで発売、さらに2022年5月18日発表の正式な事業化を経て2023年春よりカワサキモータースジャパンの販売/サービスネットワークで通常販売する。このノスリスは、電動アシスト自転車仕様とフル電動仕様があり、前者は運転免許不要、後者は免許が必要なミニカー登録になる乗り物だ。
このノスリスが想像以上に支持されていることや、3輪ビークルならではの積載性を持つことを受け、これをさらに配送業務に貢献できるカタチへと進化させたのが、新型「ノスリス カーゴ仕様」である。
見るからに大容量の積載スペースを車体中央に配置することにより、安定性と積載性、取り回しのよさを実現した「ノスリス カーゴ仕様」は、宅配業や小売での配送業務や工場内の搬送など、さまざまな物流シーンでの活用を想定。物流業界におけるカーボンニュートラルの実現、運転免許を持たない方など多様な人材の活用、用途に応じて自動車に代わる代替輸送手段として貢献する。
また、事業用途だけでなく、一般消費者に向けた販売も予定しているといい、アウトドアレジャー、高齢者、免許非取得者による大容量荷物の気軽な積載&移動を可能にすることで、多様なライフスタイルにマッチする可能性を秘める。
これで、従来の「noslisu 電動アシスト自転車仕様」と「noslisu フル電動仕様」に、新発表の「noslisu カーゴ仕様」を加えたノスリスシリーズは全3機種のラインナップになる。今後のさらなる展開にも期待したい!
noslisu 電動アシスト自転車カーゴ仕様
自転車と同じ法規で乗れる電動アシスト自転車で、従来のノスリスにリンクを追加することで独自の前2輪操舵機構を実現。普通の自転車やバイクのように車体を傾けて曲がる、2輪自転車に近いハンドリング特性を持ちながら、大容量の積載スペースを確保した。パイプフレームもデザインの一部となり、カラーリングなどによって機能美あふれるスタイリングとしている。
全長1900mm×幅600mm以内に収めたことで普通自転車の扱いになり、許可されている場所であれば歩道も走行可能だ。もちろん運転免許やヘルメットも必要ない。
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