
●レポート: 山本晋也 ●写真: 八重洲出版『別冊モーターサイクリスト402号』(小見哲彦)/マツダ/日産/クライトンモーターサイクル ●編集: モーサイ編集部(中牟田歩実)
マツダのコスモスポーツやRX-7に搭載された「ロータリーエンジン」とは?
四輪メディアでは、定期的といっていいほど頻繫に「ロータリーエンジン復活!」といった論調のスクープ記事が出る。ご存知のように、ロータリーエンジンといえばマツダのシンボルともいえるエンジンだが、今は量産されていない幻のエンジンだ。
過去の搭載車を振り返ると、コスモスポーツ、サバンナRX-3、ファミリア、ルーチェ、サバンナRX-7、アンフィニRX-7、そしてRX-8とスポーツカーが多い。なかでも唯一3ローターエンジンを載せたユーノスコスモは伝説となっている。
それゆえ、ロータリーエンジン復活の記事はスポーツカーとセットになっていることが多かったりもする。だから注目度が高く、多くの四輪メディアが騒ぎ立ててしまうのだろう。
もっとも、現実的にはロータリーエンジンは、その特徴を活かして、発電用エンジンとして利用されるという。いわゆるエンジンで発電、モーターで駆動するシリーズハイブリッド(レンジエクステンダーEV)専用エンジンとしての復活はすでにカウントダウン段階だ。
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