
●レポート: 山本晋也 ●写真: 八重洲出版『別冊モーターサイクリスト402号』(小見哲彦)/マツダ/日産/クライトンモーターサイクル ●編集: モーサイ編集部(中牟田歩実)
マツダのコスモスポーツやRX-7に搭載された「ロータリーエンジン」とは?
四輪メディアでは、定期的といっていいほど頻繫に「ロータリーエンジン復活!」といった論調のスクープ記事が出る。ご存知のように、ロータリーエンジンといえばマツダのシンボルともいえるエンジンだが、今は量産されていない幻のエンジンだ。
過去の搭載車を振り返ると、コスモスポーツ、サバンナRX-3、ファミリア、ルーチェ、サバンナRX-7、アンフィニRX-7、そしてRX-8とスポーツカーが多い。なかでも唯一3ローターエンジンを載せたユーノスコスモは伝説となっている。
それゆえ、ロータリーエンジン復活の記事はスポーツカーとセットになっていることが多かったりもする。だから注目度が高く、多くの四輪メディアが騒ぎ立ててしまうのだろう。
もっとも、現実的にはロータリーエンジンは、その特徴を活かして、発電用エンジンとして利用されるという。いわゆるエンジンで発電、モーターで駆動するシリーズハイブリッド(レンジエクステンダーEV)専用エンジンとしての復活はすでにカウントダウン段階だ。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
関連する記事
世に出ることなく開発途中で消えて行ってしまったマシンは数あれど、それが表に出てくることは滅多にない。ここではそんな幻の名車を取り上げてみたい。今回はカワサキのロータリーエンジン搭載モデルであるX-99[…]
世に出ることなく開発途中で消えて行ってしまったマシンは数あれど、それが表に出てくることは滅多にない。ここではそんな幻の名車を取り上げてみたい。今回はロータリーエンジンを積んだ幻のバイク・ホンダCB12[…]
国産二輪車唯一の市販ロータリーエンジン搭載車・スズキRE5。凝ったメカニズムもさることながら、特徴的なスタイリングもこのマシンの大きな見どころだ。中でも初期型だけに採用される通称“茶筒メーター”はその[…]
造り手の意志やマシンの個性を端的に表し、当代の先進技術とデザインが色濃く反映されている部品=メーター。本記事では、歴代の個性派&傑作メーターのうち’50~’70年代の逸品を紹介[…]
クルマとバイクの電動化がいよいよ必須の時代となり、内燃機関のことをICE(Internal Combustion Engine)と呼ぶことも増えてきた今日この頃、ロータリーエンジンを搭載したスーパーバ[…]