兵庫県の大久保製作所が展開する“ヤママルト”は、50年以上にわたって全国の郵便屋さんや新聞屋さんに愛され続けている業務用ハンドルカバーのブランドだ。そんなプロ用アイテムで積み上げたノウハウを、普段のツーリングやアウトドアでも使いやすいデザインに仕立て直した製品が発売される。
●外部リンク: YAMAMARUTO(大久保製作所)
メイドインジャパンの誇り、プロライダーに愛されたハンドルカバーはキャンプツーリングにも最適だ
冬場になると、郵便配達や新聞配達のビジネスバイクに装着された姿を見ることも多くなるハンドルカバー。その大きなメリットは、スイッチなどの操作性を犠牲にしない薄手のグローブでも手がかじかむことなく、暖かく走れることに尽きる。
万が一のリスクを考えれば、ハンドルカバーをしていても素手での走行は推奨できないが、グリップヒーターと併用すればまさしく(手元だけど)“走るコタツ”ともいえる暖かさで、真冬にサマーグローブでも平然と走り続けることができるほど。特に、一部の好き者がチャレンジする北海道の年越しツーリングなどでは必須の装備といえるのがハンドルカバーである。
現在は国産/海外生産を問わず、さまざまなメーカーがリリースしているハンドルカバーだが、やはりその道のプロというのはいるものだ。今回紹介する大久保製作所の”ヤママルト”は、全国の郵便屋さんや新聞屋さんに愛され続けて50年以上という国産ハンドルカバーの老舗ブランド。たとえそうとは認識していなくても、街で見かけたスーパーカブの手元を温めているハンドルカバーの何割かは、きっとヤママルトに違いない。
そんな“ヤママルト”ブランドに、チャレンジングな製品が登場した。業務用として長く愛され続けてきたハンドルカバーを、普段のツーリングやアウトドアの場でも使いやすいデザインとしたニューモデルが、この10月に発売されたのだ。適合車種は、記事タイトルにもある通りホンダ「CT125ハンターカブ」および「クロスカブ50/110」の3機種。渋くてカワイイ系のデザインが愛らしく、冬のソロキャンプやツーリングも心強い。
製品は内側にアクリルボア、中間層に発砲ウレタン、そして外側をPVCレザーとした3層構造で保温性は抜群。もちろん安心の操作性を実現し、通勤からツーリングまで幅広く使えるはずだ。
色はネイビー、カーキ、ベージュ、ブラウン、ワインの5色。価格はオープンだが、すでに全国の取扱店や、公式サイトから飛べる各種通販サイトで購入可能だ。装着にあたってはアクセルやブレーキ操作、そしてハンドルへの入力などに多少の影響はあるので、きちんと確認してから走り出したい。
また、今回のものとは形状が違うものの、スーパーカブ用も当然ながら多数ラインナップされている。興味のある方は記事下のリンクから公式サイトに飛んで、確かめてみてほしい。
クロスカブ&ハンターカブ用ハンドルカバー HC-UPM002
商品名:クロスカブ&ハンターカブ用ハンドルカバー
品番:HC-UPM002
材質:塩化ビニール(外装) / ウレタン・アクリルボア付き(内装)
用途:冬場のキャンプ・通勤・ツーリング
カラー:ネイビー、カーキ、ベージュ、ブラウン、ワイン
価格:オープン(発売中)
※ハンドルカバーを装着し走行される前には、必ずアクセルの回転、ブレーキ操作などに障害がないかご確認ください。
※本製品は防寒用です。縫製品につき完全防水ではありません。
※ハンドルカバーのボタン部分と車体が接触して、キズ付くことが気になる場合は、ボタンの裏に養生テープなどを貼って保護してください。
※ハンドルカバー装着前に比べ、ハンドル操作が異なります。走行前に必ず操作の違いをご確認ください。
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