カワサキは、発表したばかりの2022年式Z900RSに特別仕様と思われる「Z900RS SE」を設定。オーリンズ製サスペンションやブレンボ製キャリパー&ローターを装備するスペシャルエディションで、ニッシン製ラジアルマスターやステンメッシュホースなどを奢っている。詳細は未発表だ。 ※追加情報:欧州で詳細が発表されました
青&黒の玉虫兄弟だけかと思ったらイエローボールの登場ですよ!!
カワサキは、SNSで「Z900RS SE」を名乗る特別仕様を公開。2022年モデルとして国内発売することは間違いなさそうだ。 ※追加情報:欧州で詳細が発表されました
SEが採用するカラーリングは、1970年代からカワサキで最も人気のある塗装スキームのひとつで、初代1972年式のZ1こと「900スーパー4」をオマージュした「イエローボール」を採用。欧州における正式名称はメタリックディアブロブラックとされた。2018年モデルから火の玉、イエロータイガー、青玉虫などの人気カラーを踏襲してきたZ900RSだが、ある種の決定版といえる仕様になっている。
しかも、単なるカラーリングのオマージュにとどまらない。サスペンションやブレーキコンポーネントの変更など、Zファンが行なってきたチューニングを彷彿とさせる仕様、まさしくスペシャルエディションなのだ。
リヤサスペンションにはオーリンズ製S46ショックユニットを採用。φ46mmの大型ピストンに加え、フローティングピストンで仕切られた内部のエアチャンバーとガスチャンバーにより、優れたグリップ感とハンドリングを実現する。φ41mm倒立フロントフォークはゴールドカラーのアウターチューブを採用し、リヤサスペンションのダンピング特性に合わせてリセッティングを施した。
フロントエンドのブレーキはブレンボ製M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパーとφ300mmディスクをダブルで装着。ニッシン製ラジアルポンプマスターシリンダーは標準モデルのφ19.1mmからφ17.5mmに小径化され、ステンレスメッシュホースとの組み合わせでリニアな制動力の立ち上がりと強力なストッピングパワーをゲットしている。
また、外観上もサイドカバーのモデルロゴ「RS」の文字を赤で仕上げ、これに「SE」の文字を追加。ブラックアルマイト仕上げとされたラジエターサイドカバー、FIカバー、ゴールドカラーのマルチスポークホイールを採用して差別化を促進した。
詳細な仕様や登場時期、価格についてはすべて未発表だが、欧州では他の2022年モデルと足並みを揃えたシーズンに登場との情報も。また、日本でも今秋の登場はほぼ確実と目される。続報を刮目して待て!
【KAWASAKI Z900RS[2022 EU model]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:未発表 ●色:オレンジ×黒 ●発売時期:2022年 ※諸元等はすべて欧州仕様
参考:KAWASAKI Z900RS[2022 model]
こちらは本日発表された日本仕様2022年モデルのレギュラーカラー。詳細は関連記事にて。
【KAWASAKI Z900RS[2022 model]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:138万6000円 ●色:青×金、黒×金 ●発売日:2021年9月1日
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