トライアンフモーターサイクルズジャパンは、ネオクラシックシリーズの中でもスポーティさと扱いやすさを兼ね備えた「スピードツイン(SPEED TWIN)」をモデルチェンジし、2021年モデルとして発売する。エンジンはユーロ5に適合しながらパワーアップし、車体もアップグレード。価格は168万6000円より。
●情報提供:トライアンフモーターサイクルズジャパン
1200cc並列2気筒エンジン搭載のスポーティ・ロードスター
2018年に発売されたスピードツインは、スポーティなハンドリングにトルクフルなエンジン、先進の電子制御などにトラディショナルなロードスタースタイルを組み合わせ、スラクストンとボンネビルの中間を担うモダンクラシックスポーツとして存在感を示してきた。
新型は本日2021年6月1日に世界同時公開され、2021年モデルとして日本でも8月に発売される予定だ。270度クランクの並列2気筒エンジンは、ユーロ5排出ガス規制等に適合しながら、11.4kg-m/4250rpmとより低回転で最大トルクを発生し、最高出力を3psアップ。軽量クランクシャフトと新しいオルタネーターによって慣性マスは17%低減され、レスポンスも向上しているという。
レッドゾーンは従来よりも500rpm高く、新しい高圧縮ピストン、改良されたポート、新しいカムプロファイルによってパフォーマンスを強化しつつ、定期点検のサービスインターバルを1万6000kmと長く設定しているのもトピックだ。
車体まわりでは、カートリッジ式のマルゾッキ製φ43mm倒立フロントフォークやブレンボ製M50ラジアルマウント・モノブロックキャリパーを採用し、新デザインの軽量アルミ製キャストホイールには17インチのメッツラー製レーステックRRを履く。ステンレス製マフラーや新アルマイト加工ヘッドライト、マッドガードマウントなどデザイン面でもさらに洗練された。
また、トルクアシストクラッチやシート下部USB充電ソケットといった使い勝手を向上する装備も抜かりはない。シート高は809mmで、スラクストンより38mm前方、4mm低く設定されたステップ位置により、ライディングポジションもリラックスしやすいものとなっている。
ライディングモードはレイン、ロード、スポーツの3つ。ライドバイワイヤを採用し、トラクションコントロールシステムを個別に設定することもできる。もちろんABSも標準装備だ。
TRIUMPH SPEED TWIN[2021 model]
【TRIUMPH SPEED TWIN[2021 model]】主要諸元■全長2100 全幅780 全高1095 軸距1415 シート高809(各mm) 車重217kg(装備)■水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 1197cc 100ps/7250rpm 11.4kg-m/4250rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●価格&色:168万6000円(黒)/171万2500円(赤、灰) ●発売時期:2021年8月
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
二次曲線的に立ち上がるとてつもないパワー! これはもう、完全に暴れん坊将軍。私はこれまで、ミドルクラスのトライアンフ・ストリートトリプルシリーズに対して、「非常にバランスがよく、3気筒を楽しむには最高[…]
●文:山下剛 ●写真:トライアンフモーターサイクルズジャパン ユーロ5適合エンジンを搭載し、高品質パーツによってブラッシュアップ ストリートスクランブラーは、ボンネビル系のミドルクラスマシンだ。その特[…]
期待の3気筒スタンダード、日本上陸 '20年8月のデザインプロトタイプ公開を経て、「トライデント660」が'21年2月に発売された。トライアンフのミドルクラスと言えばストリートトリプル、ネオクラシック[…]
あらゆる場面で感じる上質なフィーリング リヤ用として1種類だけラジアルが存在するが、'21年春に発売された「ロードクラシック」は、ミシュランにとって16年ぶりの新作バイアスタイヤである。この製品の特徴[…]
[証拠1]ライバルのロイヤルエンフィールドには500ccがあるッ! ホンダ「GB350」が発売された。SNSでは早くも納車されたユーザーや連休明けの納車を心待ちにしているといった報告も多く、さらには受[…]
最新の記事
- 【12月5日(木)19:00〜】オンラインサロン開催! 「岡崎静夏がガチでバイクの話しかしない90分」
- 【2024年11月版】50万円以下の250ccバイク おすすめ11選! コスパで選ぶ軽二輪
- バイクの冬眠に向けて。デイトナのメンテナンス/保管用アイテムをAmazonでチェック!【ブラックフライデー前】
- ホンダのタフ・スクーター「ADV350」がマイナーチェンジ! スマホ連携TFTメーター獲得【海外】
- CB400スーパーフォアに代わり、首都高パトロールに黄色のBMW! 「F900XR」を12月上旬より黄バイとして運用
- 1
- 2