一般的なSDカードと比較して耐久性や耐熱性が高く、繰り返し録画に耐えられる長寿命性能を持つバイクドラレコ用microSDカードがミツバサンコーワより登場。さらに’21年夏には、同社製ドライブレコーダー・EDRシリーズの進化版も続々と登場予定だ。
●文:青木タカオ ●写真:栗田晃 ●取材協力:ミツバサンコーワ
専用SDは振動や熱だけでなく書き換えにも強い
コア技術を生かしたバイク電装商品を通じて、”バイクファースト”の視点でライダーの”もっと安全/もっと快適/もっと楽しい”を支えるミツバサンコーワ。2輪車用ドライブレコーダー・EDRシリーズは、常に雨風にさらされ走行時の振動が激しいというバイクの特性を考慮した、モーターサイクル専用の強靭な防水/防塵/耐振動設計。’19年8月の発売以来高い評価を得てきたが、実際に使用して不安だったのは、サードパーティー製の記録メディアの方だった。
そこで登場したのが、バイク用ドライブレコーダーに最適な耐久モデルだ。メモリセルの多層構造によって大容量化を実現する”3D NAND型フラッシュメモリ”を採用し、ドライブレコーダー特有の頻繁な書き換えに強く、また広間隔のメモリセルを用いたことで、エラーの発生頻度も飛躍的に低減。データ転送の高速化を実現した。
さらに電源の瞬断対策を施し、事故などによる突然の電源停止に強いだけでなく、エンジンからの熱や屋外保管による激しい温度変化を想定した耐寒/耐熱試験をクリア。連続振動/衝撃/防水などにも対応した堅牢な設計で、厳しい使用条件を強いられるバイクでも安心して使用できる高い信頼性を備えた。EDRシリーズのPC専用ビューワー「Moto DR Player」に追加される連結保存機能により、動画編集に対応できるのも嬉しいかぎりだ。
’21年夏、アップグレード版「EDR‐21α」とコンパクト版「EDR‐22」も発売予定
なお、’21年夏には、EDR‐21シリーズの基本性能をそのままに、より使いやすくアップグレードした「EDR‐21α」が発売される。本体と各パーツの接続先を直感的に判別しやすいよう、既存品では黒一色だったカプラーをパーツごとに色分けすることで作業性を高めている。
さらに、よりコンパクトで堅牢に進化した「EDR‐22」シリーズも同じく発売予定。スペース的に本体搭載が難しかったスーパースポーツ乗り待望の一品で、ミツバのドラレコラインナップが盤石の構えとなる。
〈EDR‐21α〉カプラー変更により作業性アップ
「EDR‐21α」はカプラーをパーツごとに色分けする事で作業性を向上した進化版。付属microSDカードもミツバブランド32GBに変更される。
〈EDR‐22〉美しい画質はそのままに、よりコンパクトでより堅牢に
従来のEDRシリーズの筐体では装着が困難だった車両用に、シート下やフレーム内の僅かなスペースに搭載可能な「EDR-22」も’21年夏発売予定だ。
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