ホンダインディアが発表し話題騒然となっている「ハイネスCB350(H’ness CB350)」は既報の通り2グレード構成。そのうち価格が公表されていたのは上級モデルのDLX PROのみだったが、予約受付開始とともにスタンダードモデルの価格も明らかになった。
2グレード構成で、価格は19万ルピーから 2020年9月30日に行われたオンライン発表会で、ホンダの「ハイネスCB350」が発表されたのは既報通り。その後しばらく時間を置いてからプレスリリースと公式ペ[…]
日本でいくらになるのか気になるゥ~!
続報が入ってきた! といってもスタンダード仕様のインドにおける現地価格が明らかになっただけではあるが、以前に公表されていた価格がベースではなく、それよりも安いことが判明したのは嬉しい誤算といえる。
前回の記事でお届けした価格は1.90Lakh=19万ルピーということで、2020年10月9日のレートでは27万5000円ほど。こちらはツートーンカラーおよびボイスコントロール機能付きの上級モデル「DLX PRO」の価格だったが、さらに今回明らかになったスタンダード仕様「DLX」の価格は1.85Lakh=18万5000ルピー。日本円に換算すると約26万8000円になる。
この予約受付開始の影響か、ホンダインディアのHPはかなり繋がりにくくなっているが、見る限りでは価格以外に追加情報はなさそうだった。
余談にはなるが、ホンダはこのところ海外で新エンジンを搭載したモデルをスーパーカブ110、ハイネスCB350と立て続けに発表。いずれも超ロングストローク設定のボア×ストロークが特徴になっている。ということで、改めてボア×ストローク比を見てみたところ、スーパーカブ110のボア×スト比は何と1.342で、ハイネスCB350の1.293をさらに超えていることがわかった。
ロングストロークエンジンは燃焼の一発一発の鼓動感が強いのが特徴で、さらにスーパーカブ110は圧縮比も現行モデルの9.0がら10.0へとアップしている。ハイネスCB350は9.5だが、ともに圧縮比を上げ過ぎていない数値からは力強くも心地好い、カドの取れた鼓動感が想像できる。
いずれのマシンも日本への導入は未発表ながら、2021年モデルとして日本仕様が発売される可能性はかなり高いと見ている。もちろんインド現地価格そのままで買えるわけではないが、それでもけっして高価なマシンにはならないはずだ。発売時期と併せて、引き続き情報を収集していきたい。
【HONDA H’ness CB350[2021 model]】主要諸元■全長2163 全幅800 全高1107 軸距1441 最低地上高166 シート高800(各mm) 車重181kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC 348.36cc ボア×ストローク70mm×90.5mm 圧縮比9.5 21ps/5500rpm 3.06kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■キャスター27°05′/トレール120mm ブレーキF=φ310mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+キャリパー不明 タイヤサイズF=100/90-19 R=130/70-18 ●インド現地価格:19万ルピー(換算約27万3000円)~ ●色:DLX=赤、緑、黒/DLX Pro=黒×灰、青×白、黒×銀
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