アドベンチャーモデルにもネオクラシックスタイルの波が来た! ネオクラのストリートモデルで優れたデザイン性を発揮しているハスクバーナは、EICMAでノルデン901というコンセプトモデルを発表。これが大反響を呼んだことから、早くも実際に生産されることが決定したという。
ハスクバーナ初のアドベンチャーモデル
ハスクバーナ・モーターサイクルズは、EICMAでのノルデン901(NORDEN 901)コンセプトモデルのアンベールに続き、この同社にとって初めてのアドベンチャーモデルを生産すると発表した。ハスクバーナはオフロードモデルの競技用車両で強みを見せてきたブランドだが、近年は独創的なネオクラシックスタイルの公道モデルで人気となっている。
ハスクバーナ初のツアラーマシンであるノルデンは、同じく新登場となったKTMの890デュークRと同じ排気量であり、車体は評価の高いKTM790アドベンチャーがベース。オフロードとツーリングの高バランスを狙ってフロント21/リヤ18インチホイールを採用し、WP製サスペンションで足元を固める。
しかし、何より注目なのはネオクラシックスタイルをアドベンチャーマシンに持ち込んだことだろう。奇しくもドゥカティがスクランブラー1100ベースでデザートXというコンセプトモデルを発表し、喝采を浴びている。
889.5cc並列2気筒エンジンを搭載すること以外、スペックの詳細は不明だが、余裕のある排気量と程よい車格で人気を呼びそうだ。もちろん、スタイリングはクラシック傾向でも中身は最新。安全性能も折り紙付きだろう。現時点では日本への導入は未定というが、これは期待したい。
“401”シリーズもマイナーチェンジ
373cc単気筒エンジンを搭載する401シリーズは、40mm延長した新しいボルトオンサブフレームを採用することでパッセンジャーの快適性を増すとともに、やや落ち着いたシルエットに。新しいシルバーのカラーリングとあいまって、幅広い年齢層に受け入れやすそうだ。43馬力を発生するなど、主な諸元に変更はないようだ。
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