第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

LED新採用&外装リニューアルでスポーティに!

タイホンダ ウェーブ125i試乗インプレッション【スーパーカブの究極形。さらに魅力度アップ!】

  • 2019/8/2
THAIHONDA WAVE125i

タイホンダのウェーブ125iが、’19年モデルでLEDヘッドライトを採用するなど外装をリニューアル。よりスポーティさが増した! 常に国内のカブよりも技術や装備が先行しており、乗るたびに感心させられるウェーブシリーズ。新型はLEDヘッドライトを採用しながら、価格はほぼ据え置きという点にも注目だ。

(◯)何の不足も不満もなし。操る楽しさも内在する

昨年9月に発売されたスーパーカブC125。そのベースとなった空冷シングルを搭載するのが、タイホンダのウェーブ125iだ。カブスタイルながらシート下にはメットインスペースがあり、さらにフロントのディスクブレーキやシャッター付きメインキー、ギヤポジションインジケーターなど便利な装備に加えて、最新型ではヘッドライトがついにLEDとなった。

THAIHONDA WAVE125i

【タイホンダ ウェーブ125i キャストホイール[2019]】主要諸元■全長1931全幅711 全高1090 軸距1258 シート高758(各mm) 車重106㎏(乾燥)■空冷4スト単気筒OHC2バルブ124.89cc 最大出力・トルク未発表 変速機4段リターン 燃料タンク容量5.4L ■ブレーキF=ディスク R=ドラム■タイヤF=70/90-17 R=80/90-17●価格:32万1840円 ●色:黒×赤、白×赤、銀×赤

基本的な走行性能は従来モデルから大きく変わらない。エンジンは遠心クラッチがつながった瞬間からトルクフルに加速し、そのまま気持ち良く伸び上がる。2速の中間加速ですでに法定最高速度の60km/hに到達し、トップ4速で引っ張れば100km/hオーバーも余裕だろう。

THAIHONDA WAVE125i

160km/hまで刻まれた速度計を中央に、左側に指針式の燃料計、右側にギヤポジションインジケーターをレイアウトする。

THAIHONDA WAVE125i

C125のベースとなった124.89㏄空冷単気筒エンジン。ミッションはカブでは定番の4段リターン。

ハンドリングもいい。ハンドル幅は狭いが、軽い入力でひらりと寝かすことができ、そこからナチュラルに向きを変えていく。フレームの剛性は決して高くはないが、前後17インチのホイールが適度な安定成分を生み出しており、深いバンクでギャップを拾っても破綻を来さない。

ブレーキはガツンと利くタイプではないが、前後ともコントローラブルであり、自信を持って扱える。

THAIHONDA WAVE125i

シート高は758mmで、これはスーパーカブC125の780mmよりも低く、足着き性は優秀。ハンドル幅が狭いのでタイトな場所もスムーズに抜けられる(身長175cm 体重62kg)。

THAIHONDA WAVE125i

【フルフェイスがすっぽり収まる】メットインスペースのほかに、メットホルダー2個も備える。燃料タンクの容量は5.4Lで、これはC125の3.7Lよりも多い。シートベース裏面に車載工具あり。

(△)あえて挙げるとすればバンク角が少ないこと

気持ちの良い走りに集中していると、意外と早くステップが接地してしまう。スタイリングと走行性能が見事に合致しているのがウェーブであり、これぞ究極のカブなのだ。

(結論)こんな人におすすめ:灯火類の変更でさらに存在感がアップしている

ウェーブシリーズはずいぶん前のモデルから試乗しているが、常に国内のカブよりも技術や装備が先行しており、乗るたびに感心させられる。新型はLEDヘッドライトを採用しながら、価格はほぼ据え置きという点にも注目すべき。

●写真:山内潤也
※取材協力:エンデュランス

※ヤングマシン2019年7月号掲載記事をベースに再構成

※本記事の内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

大屋雄一

大屋雄一

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紙面版にて厳正なる新製品テストを担当するベテランジャーナリスト。