長尺物もOK! 固定しやすく拡張性も高い

大容量防水バッグ「ターポリンツーリングシートバッグ」試用インプレッション

アイディアに富んだオリジナル用品で知名度を上げているドッペルギャンガーから、大容量のユニークな防水ダッフルバッグが新登場! 本体は内部に仕切りのない完全な封筒型で、平置きでの長辺は117cm。マットなどの長尺物も余裕で収納できるというのは、キャンプ派にとって大きな魅力と言えよう。

(◯)封筒型なので低重心。驚くほどたくさん入る

このダッフルバッグ、最大のポイントは、封筒型かつ両側に開口部があることだ。実測で80cm程度までの長尺物が収納できるほか、たくさん詰め込んでも重心が高くなりにくいというメリットがある。さらに、両脇とセンターにデイジーチェーンが設けられており、ここのループに固定ベルトを通すことで荷崩れや落下を防げるというのも見逃せない。

両側に開口部があるため、まずは片方を閉じた状態でパッキングをスタートし、終わった段階でロールクロージャーの閉じ具合を両端で均等になるよう整える。こうすることで積載時のバランスが良くなり、荷崩れも軽減できる。固定用のベルトは3本付属し、うち太い1本はショルダーベルトを兼ねている。いずれも中央のバックルで分離するタイプなので使い勝手が良く、また余ったベルトの末端をクルクルとベルクロで束ねられるのもうれしい配慮だ。

芯材が入っていないので、底面に板状のものを入れたほうが安定しやすいなど、工夫すべき点は一般的なダッフルバッグと同様だが、長尺物が収納できるというのはキャンプ派にとって大きな魅力と言えよう。

ターポリンツーリングシートバッグ[ドッペルギャンガー]●価格:オープン(税込参考価格:1万4000円前後)●容量:60L ●サイズ:117×68㎝(平置き時)●色:黒 ●耐荷重:8kg
ターポリンツーリングシートバッグ[ドッペルギャンガー]
ショルダーベルトを接続すれば背負うことも可能。底面には止水ファスナー式の開口部があり、利便性が高い。
 
ターポリンツーリングシートバッグ ドッペルギャンガー
【筒状かつ両側に開口部あり、テントなどもすっぽり収納!】本体は内部に仕切りのない完全な封筒型で、両側にロールクロージャー式の開口部を持つ。平置きでの長辺は117cmで、マットなどの長尺物も余裕で収納可能。
ターポリンツーリングシートバッグ ドッペルギャンガー
【間隔を変えて使い勝手を拡大】この製品のポイントは、両脇とセンターに設けられたデイジーチェーンのループ間隔が緻密に計算されていること。荷崩れを防ぐだけでなく拡張性にも寄与。
ターポリンツーリングシートバッグ ドッペルギャンガー
【大容量&防水でキャンプに最適!】防水性と耐久性に優れるターポリンをウェルダー圧着によってつなぎあわせており、生地はもちろん縫い目からの浸水も皆無という優れもの。

(△)容量の調整範囲少なめ。ある程度の工夫は必要

バックルの位置関係により、開口部をロールできる範囲は意外と少なめ。また、シートからの張り出しが大きいため、重量物が片寄らないようパッキングする技術も必要だ。

【結論】収納力が高く充実したキャンプが可能

持参する用品をどう厳選するかもキャンプの醍醐味だが、この大容量バッグがあれば高価なウルトラライト用品でなくても、たくさんのアイテムが詰め込める。工夫次第で現地調達した食材も括り付けられるし、使い勝手は優秀だ。

●写真:真弓悟史
※取材協力:ビーズ

※ヤングマシン2019年5月号掲載記事をベースに再構成

このバイクに関連する記事/リンク

関連記事
2019/04/18

モトフィズから販売されている、デイパックにもシートバッグにもなる防水バッグ「タフザックSQ」シリーズ。容量は15Lと25Lの2種類。今回は前者をメインにテストしてみた。 タフザックSQ15/SQ25[[…]

タフザックSQシリーズ[モトフィズ]
関連記事
2018/11/13

仕事に家庭に忙しい日々を送る我々ホリデーライダーにとって、バイクで出かける長距離の旅は、日常のストレスからいっとき解放されて新たな英気を養うまたとない機会。そんなロングツーリングを快適にする頼りになる[…]

モトフィズ・キャンピングシートバッグ2 MFK-102