アイディアに富んだオリジナル用品で知名度を上げているドッペルギャンガーから、大容量のユニークな防水ダッフルバッグが新登場! 本体は内部に仕切りのない完全な封筒型で、平置きでの長辺は117cm。マットなどの長尺物も余裕で収納できるというのは、キャンプ派にとって大きな魅力と言えよう。
(◯)封筒型なので低重心。驚くほどたくさん入る
このダッフルバッグ、最大のポイントは、封筒型かつ両側に開口部があることだ。実測で80cm程度までの長尺物が収納できるほか、たくさん詰め込んでも重心が高くなりにくいというメリットがある。さらに、両脇とセンターにデイジーチェーンが設けられており、ここのループに固定ベルトを通すことで荷崩れや落下を防げるというのも見逃せない。
両側に開口部があるため、まずは片方を閉じた状態でパッキングをスタートし、終わった段階でロールクロージャーの閉じ具合を両端で均等になるよう整える。こうすることで積載時のバランスが良くなり、荷崩れも軽減できる。固定用のベルトは3本付属し、うち太い1本はショルダーベルトを兼ねている。いずれも中央のバックルで分離するタイプなので使い勝手が良く、また余ったベルトの末端をクルクルとベルクロで束ねられるのもうれしい配慮だ。
芯材が入っていないので、底面に板状のものを入れたほうが安定しやすいなど、工夫すべき点は一般的なダッフルバッグと同様だが、長尺物が収納できるというのはキャンプ派にとって大きな魅力と言えよう。
(△)容量の調整範囲少なめ。ある程度の工夫は必要
バックルの位置関係により、開口部をロールできる範囲は意外と少なめ。また、シートからの張り出しが大きいため、重量物が片寄らないようパッキングする技術も必要だ。
【結論】収納力が高く充実したキャンプが可能
持参する用品をどう厳選するかもキャンプの醍醐味だが、この大容量バッグがあれば高価なウルトラライト用品でなくても、たくさんのアイテムが詰め込める。工夫次第で現地調達した食材も括り付けられるし、使い勝手は優秀だ。
●写真:真弓悟史
※取材協力:ビーズ
※ヤングマシン2019年5月号掲載記事をベースに再構成
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