東京MCショー 内外出版社ブースにて展示

ホンダ クロスカブがアップマフラー装着で 往年の”ハンターカブ”スタイルに

クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉

『ヤングマシン』と同じ内外出版社から刊行されている釣り雑誌「ルアーマガジン・リバー」から、ホットなクロスカブが誕生した。専用のロッドホルダーを装着するなど、釣りに特化した仕様になっている一方で、往年のハンターカブを彷彿とさせるアップマフラーなど、2輪ファンにも訴えかける仕上がりになっている。この1台、2019年3月22日〜24日の東京モーターサイクルショー・内外出版社ブースで展示される。

釣りにキャンプに林道に! アウトドア満喫仕様が完成

このクロスカブは、ルアマガリバーで、バイクで釣りに行く企画を連載している僕(釣り&バイクライター・櫻井)がプロデュースしたもの。

なぜクロスカブを選んだかと言えば、渓流釣りは山の奥深くまで分け入るので、まず軽量で小回りがきくバイクじゃなきゃいけないことと、燃費や耐久性、積載性も重要だから。カスタムのポイントはシンプルなオフロード仕様。

まずクロスカブの一番の弱点はシリンダーから真下に出ているエキパイだ。ここを林道で岩などにヒットさせると走行不能になるので、しっかりしたアンダーガードを装着。通常のオフ車と同様にマフラーはアップタイプに換装。フロントのキャリアを拡大し、フレームカバーにも小さなキャリアを追加。前後にティムソンのブロックタイヤを履かせ、サイドにロッドホルダーを付ければもうどんなに山奥へ行っても問題ない頼れる相棒の完成だ。大きな荷物も問題なく積めるので、キャンプ道具を満載して、気が済むまで釣りに没頭し、夜はたき火を眺めながら肉を焼いて星空を見上げるという、最高の野宿釣行が可能になったのである。

クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉
往年のCT110をイメージさせ、ぐっとオフ車っぽくなる新しいアップマフラー。プロテクターが装着されているのでタンデム乗車も可能。SPタケガワ製で政府認証済。価格3万7584円(税込)。www.takegawa.co.jp
クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉
エキパイやクランクケースを守るアンダーフレームキット(ブラック)は林道走行の必需品。鉄パイプフレームでがっちりした作り。SPタケガワ製。クロスカブ50にも装着可能。価格2万1384円(税込)。
クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉
林道走行を主眼にしたためタイヤは前後ともティムソンのTS802をチョイス。ハンターカブ専用設計だけありクロスにもぴったり。未舗装路でのグリップ感はかなり強力なもの。価格7776円(税込)。www.timsun-japan.com/
クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉
ヘッドライトの上にシュラフなどを積載できるフロントキャリアキットは価格1万584円(税込)。ヘッドライトガードは価格9396円(税込)。ともにSPタケガワ製。
クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉
レインウエアや財布などが入った小さなバッグを積載するのに便利なアルミセンターキャリア。SPタケガワ製で積載重量は1kg。価格1万4904円(税込)。
クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉
雨はもちろん釣りで冷えた手を温めるのにも最高のグリップヒーターSP120。エンデュランス製。価格9504円(税込)。
クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉
荷物を満載するとよりワイルドな印象に。釣り仕様ならではのアイテムはエンデュランス製ロッドホルダー。リールを付けたままの2本のロッドが固定可能だ。価格1万8252円(税込)。www.endurance-parts.com/

このクロスカブは、1月18日〜20日に行なわれたジャパンフィッシングショーのルアーマガジンブースにて展示。プロデューサー櫻井がその使い方、カスタムポイント、このカブがいかに使えて、また楽しいかをマイクを握って力説した。「かわいい」「かっこいい!」多くの来客を釘付けにできたことを嬉しく思っている。

クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉
ジャパンフィッシングショー横浜、ルアマガブースは盛況。
クロスカブ110改〈ルアーマガジンリバー〉

【取材協力SHOP】
MOTOSHOP STRADA(東京都府中市新町2-11-36 TEL:042-336-7778 10〜19時 月曜定休 www.ms-strada.com ):クロスカブのカスタムを施工してくれたのは府中市のモトショップストラーダ。店長の渡辺さんは凄腕のメカニックでありながら、その気さくな人柄で週末は多くの常連さんで賑わう。ホンダ車で困ったらぜひご相談を!

さてこのカスタムクロスカブ、2019年3月22日〜24日、東京ビッグサイトで開催される東京モーターサイクルショーでも展示されることが決定した。内外出版社・ヤングマシンブースに直行だ!

●まとめ:櫻井伸樹 ●写真:真弓悟史

※ヤングマシン2019年4月号掲載記事をベースに再構成

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