独グレムセック101に登場

M・ドゥーハン用のCB1000R改はロングスイングアームに!

今年もドイツで13回目となる「グレムセック101」(8月31~9月2日)が開催される。カスタムバイクと1/8マイル(約200m)ドラッグレースの祭典で、元々はカフェレーサーカスタム愛好者の集まりだったものが今や欧州最大と言われるイベントに発展。ホンダなどのメーカーも参加しており、今年はミック・ドゥーハンがCB1000Rカスタムで走行する。

足まわりはオーリンズ&ブレンボで武装

2017年はフレディ・スペンサー氏がCBR1000RR SP改でグレムセック スプリント インターナショナルレースに参戦し話題となったが、今年もサプライズは繰り返された。2018年8月31日、欧州ホンダがグレムセックCB1000Rを発表。このマシンで1994~1998年WGP500チャンピオンのミック・ドゥーハン氏が、1/8マイルの全開加速で競う同レースに参戦することが明らかになったのだ。

見るからにドラッグ仕様となったロングスイングアームはプロアームを延長。形状から判断するとノーマルを分断し、間をつないでロング化しているようだ。フロントは電サスになる前の旧CBR1000RR SPのオーリンズにブレンボキャリパーを採用。合わせてリヤショックもオーリンズ製としている。カラーリングは2016年11月のミラノショーに出品されたコンセプトカスタム CB1100TRに似たトリコロールが目を引く。マフラーはアクラポヴィッチ製のフルエキゾーストで、サイレンサーにはグレムセック101のロゴをプリント。果たしてこれに乗るミック・ドゥーハン氏はどんなライディングを見せてくれるだろうか。

【HONDA Glemseck CB1000R 2018年グレムセック101出品車】ネオスポーツカフェをデザインコンセプトにモデルチェンジしたCB1000Rをロンスイカスタムに。
片持ちのプロアームを延長するのは難易度が高いが、それを感じさせないキレイな仕上がり。
外装はペイントが見所。タンクやマフラー、ホイールにも参加するイベントであるグレムセック101のマークがプリントされている。
【HONDA CB1100TR CONCEPT 2016年ミラノショー出品コンセプトモデル】近年のトリコロールカラーにはこんな例も。CB1100TRは米国のフラットトラックレースをイメージ。オフロードスタイルとは対極的なイメージを演出し、欧州で人気のあるストリートテイストを融合させている。

ニュース提供:欧州ホンダ
「スペンサーのCBR1000RR改はカフェレーサー?!」記事はこちら