2016年11月のミラノショーでT7コンセプトという名で発表されたMT-07の並列2気筒エンジン搭載のアドベンチャーモデルは、翌年のミラノショーでTénéré 700 World Raidと名前を変えて進化版が発表された。そして、2016年のミラノショーでの予告通り、2018年に世界の道を走り始めたのだ。
市販車でもここまで砂漠を走れる
テネレ700ワールドレイドで世界の4ステージを走破するFIND THE NEXT HORIZONプロジェクトが第2回目を終えた。前回のオーストラリアから今回は北アフリカのモロッコに移動し、パリ-ダカールラリーで6度の総合優勝(2輪)を飾ったステファン・ペテランセル氏がライダーを務めた。映像では、1991年に初優勝を果たした時のルートで砂丘走行を披露しているが、プロトタイプのテネレ700で軽々と走破。市販車でも高いポテンシャルを持っていることをアピールしている。
次回は南米ダカールラリーのルートへ
FINE THE NEXT HORIZONプロジェクトは全4ステージが計画されており、第3回は現在のダカールラリーが実施されている南米アルゼンチンへ舞台を移す。現行のルートを走破することで、アドベンチャーモデルとしての高い能力を再び発揮するだろう。そして、最後はヨーロッパ大陸に移動してアルプス越えを実施することから、ツアラーとしての素養も見ることができそうだ。
ニュース提供:欧州ヤマハ
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