2018年3月の東京モーターサイクルショーに出展されたオーヴァーレーシングプロジェクツのZ900RSカスタムは、持前の技術力を生かしたハードパーツ群が見所。ゴールドに輝くオリジナルの前後ホイールセットは迫力だ。
セパハンでローハンドル化
もの作りの街、鈴鹿に拠点を構えるオーヴァーレーシングプロジェクツは、古くからレースに参戦しパーツ開発に携わってきた名門ブランド。鈴鹿のコンストラクターらしくフレームからオリジナルマシンを製作できる技術力を持っており、そのノウハウからスイングアームやホイールをいち早く東京モーターサイクルショーに出品した。また、Z900RSのカスタムで多く見られるアップハンドルのローハンドル化だが、パイプハンドルを使用せずにセパハンでこれを製品化する例は珍しい。他にも、’90年代を彷彿とさせるサブフレームなどハードパーツがギラギラ輝く性能に振ったカスタマイズが特徴だ。
4-1フルエキゾーストはスタイリッシュ
マフラーはチタン×カーボンの4-1集合管で、直4マシンの王道と言えるスタイルを実現。テールパイプ付近にサブチャンバーを使用せずストレート排気の構造になっており、抜けのいいエキゾーストサウンドが期待できそうだ。他にもサイレンサーがチタンのフルチタン仕様やカーボンサイレンサー×チタンテールパイプのスリップオンも開発中となっている。
撮影:飛澤慎