2018年、ヤングマシンは本日から業務開始。一発目の更新は2月号で掲載の初夢スクープをお届けしよう。毎度ガチ情報をお届けしている本誌だが、今回は趣向を変えて「最先端のカタナが見たい!」という『初夢』を具現化してみた。あくまでも夢なので妄想成分多めではあるが、2018年の初夢に新KATANAを選ぶだけの理由もあるのだ。 ※ヤングマシン2018年2月号(2017年12月24日発売)より
スズキをザワつかせた「新カタナ」の影響力
H2 SXにV4パニガーレetc……ミラノショーで発表された注目作は数多い。だが、ある意味、最も話題をさらったモデルこそ「KATANA3.0」だろう! 世界のネット界隈で騒然となり、本誌のWEBヤングマシンでも反響はダントツだった。
本誌読者には〝耳タコ〞だろうが、YMでは名車=GSX1100Sカタナの復活を長年予想している。――今回の3.0は、復活実現に向けて起爆剤になる可能性があるのだ。
そもそもカタナ3.0は、イタリアの2輪誌「モトチクリスモ」が企画したGSX-S1000Fベースのカスタム車。反響の大きさは、本家のスズキも認知しており、社内が「ザワついている」とか。ごく最近1台のカスタム車から火が着き、市販化の後押しになった例があるが、カタナも同じ経緯を辿る可能性があるだろう(詳細は後述)。
本誌の”初夢”としては、よりデザインが元祖寄りで、走りも最強という路線でお願いしたい。そんなワケで妄想したのが上のCG。マッチョな西洋の両手剣を思わせる3.0に対し、細身で鋭い日本刀チックな元祖をリスペクトした。ベースは最新旗艦のGSX-R1000R。新旧名車の競演だ!
新カタナはZ900RSと同じ道を歩む?!
ショーに展示されたワンオフのカスタムがキッカケとなり、市販化されたと思われるケースがカワサキのZ900RSだ。名車中の名車=Z1をオマージュしたカスタム車が’12年のミラノショーで公開。復活の機運が高まり、ご存じの通り正式デビューを果たした。
カタナは、Z1と並び称される名車。そのスタイルを与えたバイクが、同様のプロセスでリリースされる可能性は全くゼロではないだろう。また、カタナは「日本では人気だが、欧州ではさほどでもない」と言われてきたが、3.0によって欧州はもちろん世界中にファンがいることが証明された。
W記念となる2020年がにおう
2020年は節目の年。スズキの創業100周年にあたり、刀プロトタイプから40年目となる。仮に市販するなら最上のタイミングだろう。ちなみに次期経営計画にカタナの姿がある。さらに本誌既報の通り、スズキは欧州で「カタナ」の商標登録を’15年に取得済み。有効期限は’24年末まである。
この反響を後押しに、スズキには「伝家の宝刀」をぜひ抜いて欲しい。――本誌だけではなく、世界中のファンが同じ〝初夢〞を見ているハズだ!
2018年10月2日、ドイツで開催されたモーターショー=インターモトで、ファン待望の新型KATANA(カタナ)が発表された。WEBヤングマシンでは'17年のミラノショーに突如として登場したカスタムモデ[…]