生まれ変わったスーパーカブ50/110と同時にヘビーデューティなレジャーモデルのクロスカブもモデルチェンジ。スタイリングと機能性の双方を高めて、もうすぐ市販化になるぞ
タフさが戻ったんだゾ!
ベースとなる新型スーパーカブと基本コンポーネントを共用しつつも、従来型にあったレッグシールドを廃したり、多孔スリットのヒートガードを持ったマフラーが与えられて、往年のハンターカブCT110のイメージが強くなった新クロスカブ。カッコイイだけでなく振動に強いLEDヘッドライトや太くなったトレール系タイヤなどで、よりスタイリングとレジャーでの実性能を強めたというのが今回の特徴だ。基本となるフレームやエンジン部分はスーパーカブともども先代モデルをベースとしているが、エンジンは新排ガス規制に対応したうえオイルフィルターをカートリッジ式に変更。車体面ではライディングポジション面が大きく変わっている。実はこれまでのクロスカブはオーストラリアの郵政用途向けなどに輸出されていたモデルがベース。そのため高すぎるハンドル位置など、やや一般の日本人ライダーにはライディングポジションに不自然な部分があったという。そこで今回は抜本的にこれを改め、ハンドル高を最適化して幅も若干詰める方向で調整。シートもスーパーカブとは異なる肉厚な専用のものを与えることで、より自然で扱いやすいアップライトなポジションとなっている。また従来は1人乗り仕様だったが、今回はベースとなるスーパーカブ110同様に2人乗りにも対応できるように設定された。シティユースから荷物を積んでちょっと遠出のツーリング、さらには新たに恋人や家族とタンデムしてみたりと、遊びの幅が一層広まったファンキーなクロスカブ。発売は近そうだぞ。
【以下、メーカーリリースより】
毎日の移動から、休日のレジャーまで、使い勝手が広がる二人乗り対応クロスカブ。
「The Cross Over Cub styling」をテーマに、レッグシールドレスのアクティブなスタイルを追求。また、LEDヘッドライトや専用ヘッドライトガード、スチール製フロントフェンダー、前後ブラックリムと、新パターンの太目なタイヤの採用などにより、タフなイメージを強調したレジャー志向の仕様としました。新形状アップハンドルなどによるアップライトなライディングポジションとすることで、より見通しの良い視界を確保、シートは厚めの専用デザインとし、長距離でも快適な乗り心地を提供します。市街地にもアウトドアにも似合うクロスオーバースタイルで二人乗りにも対応する、カブの新たな魅力を提案するモデルです。
全長:1,935mm 全幅:795mm 全高:1,090mm エンジン種類:空冷4ストロークOHC単気筒 総排気量:109ccc
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