北海道ツーリング2024夏! 掟破りの裏ワザがついに新常識へ⁉︎ 借りるか送って賢く走る‼︎

北海道ツーリング

いよいよ北海道は夏本番! 「さぁ、ツーリングの計画を立てよう」という人もいるかもしれないが、ウィズハーレー取材班はもう行ってきたゾ!! そこで体験したのは、ひと昔前では考えられなかった驚愕の裏ワザ=恐るべし時間短縮法。日程の調整ができず諦めていた人も、これなら実現できる。今からでも遅くない、今どき賢者の北の大地攻略法をこっそり教えよう!!


●文&写真:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●外部リンク:フォレストウイング

「いつかは北海道…」と先延ばしにしていたアナタへ

「一度は走ってみたい」「知ってしまったら病みつきに」と、バイク乗りたちのツーリングエリアとして抜群の人気を誇るのが、北海道。

見渡すかぎり、どこまでもまっすぐ続く長い一本道や雄大な草原、爽快な山岳路など、総面積およそ8万3400平方km以上というとてつもない広さの北の大地には、北海道でしか見るのことできないダイナミックな景観があり、ライダーを魅了してやまない。

しかし、道外からアクセスするには、フェリーでバイクを運ぶというのが一般的。往復で費やす時間は決して短くない。北海道ツーリングを夢見ている人も「もっと休みがあれば…」「時間が足りない」と、先延ばしにしたり、諦めている人は少なくないだろう。

 筆者もそのうちのひとりと言っていい。学生の頃は、夏が来るたびにライダー向けの「MOTOトレイン」に乗って、毎年のように北海道を目指したし、その後も幾度となくツーリングを楽しんでいる。

夜行寝台列車にバイク専用の貨車を連結し、上野-函館間を往復したMOTOトレイン。1986年から1998年まで運行されていた。

海を渡るのだから、フェリーを利用するのは欠かせない選択肢で、東北地方まで陸路を走っても多大な時間を要するのは説明するまでもない。「北海道ツーリングがしたいけれど、まとまった休みがないし、今年は無理/断念…」と、大人になってからは諦めることが増えていた。

えっ、集合は千歳空港で!?

そんな筆者に「千歳空港で集合ね!」と誘ってくれたのが、今回のツーリングを主宰したフォレストウイング・奥藤悟代表だ。「飛行機で来ればいい」「日帰りもできなくはないし、2日でも3日でも自分の都合に合わせて、お好きなように」と、じつに気軽なお誘いであった。

レンタルまたは愛車を送るプランで、北海道ツーリングを後押しする「フォレストウイング」(愛知県名古屋市)の奥藤代表。

昔に比べれば、ずいぶんとリーズナブルになった往復のエアチケットを購入し、言われるがまま現地へたどり着いた。

バイクが保管されている発着場へは、空港からの送迎車でわずか10分。

千歳空港から送迎のクルマで10分。そこはバイクレンタル「BHS」の発着所。聞けば、フォレストウイングのレンタルハーレーたちが、セキュリティ付きの屋内倉庫で夏の間(7〜9月)保管され、北海道ツーリングを何度でも楽しめるとのこと。「フォレストウイング×BHS」による北海道ハーレーツーリングプランというわけだ。

BHSの営業所がツーリングのスタート&ゴール地点となる。清潔で快適な更衣室もライダーに用意されている。

ハーレーオーナーはもちろん、ふだんは国産など他メーカーの車両に乗っている人も、広大な北海道でハーレーを体験してみるというのも面白いだろう。ハーレー専門のプロショップであるフォレストウイングの車両で、北の大地を走り尽くせるのだ。

フォレストウイングのハーレーを借りて走る「レンタルプラン」の流れ。

自分のバイクでツーリングができる「愛車プラン」の流れ。最大3ヶ月、千歳空港近くの安全な営業所で保管してもらえる。

 今回利用したのは「レンタルプラン」で、自分のバイクを運んでもらう「愛車プラン」も選ぶことができる。特筆すべきは、自分のバイクを最長3ヶ月間も北海道に置いておけるので、1回だけでなく複数回、北海道ツーリングを楽しむこともできる。

飛行機で千歳空港に到着後、すぐにバイクツーリングをスタートできる。信じられないほどに、お手軽だ!

実際、フォレストウイングのメンバーたちも、今回の7月を皮切りに、さらにお盆ウィーク、季節が移り変わって異なる景色の見れる9月も!? という具合に、期間を分散しつつ北海道ツーリングをとことん満喫する計画を立てている。

バイク女子たちも満喫

 今回のメンバーには、女性ライダーも2名参加。写真左はふだんからハーレー・ダイナモデルに乗るユカちゃん、右はバイク免許歴1年未満の超ビギナー、ハルちゃん。北海道を訪れるのは、旅行を含めて今回が生まれて初めて。

最初のロングツーリングが北海道だなんて、なんとも羨ましいかぎりだが、それほどお手軽というわけだ。

XL1200Rスポーツスター1200Rをレンタル車両に選んだユカちゃん。リヤに荷物収納のためのボックスが取り付けられているのが、ユーザーにとってはありがたい。

ビッグツインモデルで走りたいけれど、重量車は取り回しが不安。そんなハルちゃんは、FXDスーパーグライドをチョイス。こちらの車両にも、荷物を濡らさずに積めるボックスがキャリアに装着されている。

北海道ツーリング最新情報!!

北海道といえば、「ホクレン」のガソリンスタンドで購入できるフラッグ。ツーリングネットの間に挟んで走った思い出があるのは、筆者だけではないはず。

2024年の夏も「ホクレンSSライダーキャンペーン」が行われている。6月からスタートし、9月30日(月)まで、道内のホクレンSSにてオリジナルフラッグ(300円)とステッカー(100円)を販売中。今回は函館/倶知安/苫小牧/札幌エリアのイエロー、旭川/岩見沢エリアのレッド、2つをゲットした。

全4種で、他に留萌/稚内/北見エリアのブルー、帯広/釧路/中標津エリアのグリーンもある。すべてをコンプリートできたら、良い記念になりそうだ。

ホクレンのガソリンスタンドでは、夏のキャンペーン期間中にフラッグやステッカーが限定販売される。

今回のツーリングはグルメ三昧でもあった。いただいた北の大地の恵み、その一部をご紹介しよう。まずは北海道白老郡ウエムラ牧場で生産される白老牛「上村和牛」のステーキ。ファームレストラン白老牛生産牧場ウエムラ・ビヨンドにていただいた。

生産者直営のファームレストランにて、白老牛「上村和牛」のコース料理を堪能した。

 積丹半島では「生うに丼」に舌鼓を打った。積丹郡積丹町の田村岩太郎商店はテレビなどでお馴染みの人気店だ。

飛躍的な時間短縮で北海道を気軽に楽しむ

名古屋から参加したユウジさんは、ジョインツカスタムショーでアワードを獲得したフルカスタムのブレイクアウトが愛車。今回はFXDBストリートボブをレンタルし、初めての北海道ツーリングを満喫した。

「食べ物は美味しいし、快適な道でバイクで走るには最高ですね」と大満足。「次回は自分のバイクを運んでもらって、愛車でツーリングしたい」と目を輝かせていた。

ユウジさんのブレイクアウトは動画で紹介

自宅を朝に出て、その午前中にはもう北海道をバイクで走っている。これはもはや“裏ワザ”としか言いようがない。陸路とフェリーを使って、ようやく辿り着く北の大地というのももちろん味わい深く良いものだが、飛躍的に時間短縮ができる「フォレストウイング×BHS」のレンタルプラン or 愛車輸送プランはじつに魅力的だ。

料金は上記のとおりで、効率よく時間を使えることなど総合的に考えればお得感がある。

ツーリングの模様や詳細解説は動画で!!

上富良野にはアップダウンの激しい直線道路がある。緩やかな道から一気に急降下し、そして再び急上昇。いま有名となっている話題の場所「ジェットコースターの路(みち)」だ。積丹半島を巡る国道229号線から望む「シャコタンブルー」の絶景も360度カメラ「insta360」で撮影しているので、ぜひご覧いただきたい。バイク女子たちの北海道ツーリングの感想も聞いてほしい。

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