![ハーレーダビッドソン フォーティエイト・カスタムトレンド最前線[第3回]](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/08/HarleyDavidson_XL1200X_Custom_00.jpg)
感性鋭いNEWジェネレーションたちによるフォーティエイトのカスタムが、いま激アツだ! 従来のスポーツスターとは一線を画す独創的なスタイルは、現代版“ボバー”ともいえるものだが、オーナーたちは「他のナニモノでもない。“フォーティーエイト”という世界観なんです!」と口を揃える。圧倒的人気を誇るフォーティエイトのカスタムトレンドを2台まとめてレポートしよう!
●文:WITH HARLEY編集部(青木タカオ) ●写真:関野温
レトロームードも感じるハードキャンディー〈2014年式|Shinya〉
ブラックベースコートに7回以上にわたりメタルフレークを吹き付け、何層にもクリアコートを施し、ハンドサンディングを経て卓越した深みのある仕上がりを実現。クラシカルに煌めくペイントは、ハードキャンディーカスタムという純正ノーマルカラーだ。
鮮やかな車体色に合わせ、ローランドサンズデザイン(Roland Sands Design)のグリップ/ステップ/ペダル/タービンエアクリーナーをゴールドで統一しているのがセンスを感じるところ。エンドをカーボンにした2in1フルエキゾーストもローランドサンズデザインで揃えた。
オーリンズのリヤショックやチンスポイラーの追加などでスポーティーさを向上しつつも、スポークホイールにホワイトウォールタイヤを履かせ、レトルムードをプラスしているのも心憎い。サドルバッグはラフテール製だ。
60年代後半をルーツとしたチョッパーカスタムを象徴する色彩で、美麗なタンクとフェンダーが妖艶に光輝くハードキャンディーカスタム。フォーティエイトでは2013〜18年式までラインナップされた。また1200Xは、初代2011年式から2015年式までトラディショナルなクロススポーク仕様のホイールを採用。ホワイトタイヤもよく似合う。リヤショックはオーリンズで、アルミシリンダーを持つシンプルなType S36E 。スプリングはイエローやクロームも選べるがブラックをチョイスした。
崩しきらないようフォワコン残し〈2018年式|HOXY〉
タンクをリフトアップし、イグニッションコイルとメーターを移設するのはもちろんのこと、吸排気系もモディファイ。エアクリーナーはローランドサンズデザインのビレットアルミニウム製にグレードアップし、マフラーはアレンネス(Arlen Ness)マグナフローという組み合わせだ。
注目はアレックスレザークラフトのカスタムソロシート“Fourth Saddle Tan メタル”だ。ドイツ産の良質な本革(厚さ2-2.5mm)で布張りされ、スタイリッシュかつ高品質。スチールプレートからデザイン、そして鞣しから刺繍まで、全て100%手作業で行われている。
リヤフェンダーがカットされ、ナンバープレートもサイドマウントに。テールまわりをすっきりとさせて、軽快感を強調している。アレンネスのグリップなど細部も隙がない。フォワードコントロールは残した!
左側のスイングアーム部に簡単に装着できる本革バッグは、ラローサデザイン(La Rosa Design)のスイングアームバッグ。ガソリン携行缶が入るボトルホルダー付きで、タンク容量の少ないフォーティエイトには最適だ。使い込むほどに質感が良くなる牛革製で、専用ガードフレーム付き。存在感の高い前後タイヤは、ビンテージでワイルドなトレッド形状とパターンを採用したシンコー(SHINKO)。足もとでヴィンテージムードを高めるのに一役買っている。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
ローライダーST:結晶塗装を巧みに用いて、とことんブラックにこだわった ローライダーSTをベースに、ダイナを意識したクラブスタイルに仕上げた。ラッキーデイブスのサンディエゴバーは高さ16インチと迫り上[…]
荒くれ者の圧倒的パワー。ワイドオープンの一撃は計り知れない!! 大排気量化が進むハーレーダビッドソンの心臓部・ミルウォーキーエイト。新車から搭載されるストック状態でも117キュービックインチ=1923[…]
北の大地にてブルスカ前哨戦 ライダーが交流する場を。もっと自由に楽しく! ファッションや音楽、ローカルフードなど、誰でも楽しめるコーナーがたくさん用意されるイベント「ブルースカイミーティング™️」が、[…]
「すべてのユーザーに寄り添う」ハーレーダビッドソン春日部 ハーレーダビッドソンを買おうとする時はもちろんだが、むしろディーラーとの付き合いは購入後の方が長くなるもの。そして「すべてのユーザーに寄り添う[…]
今年は4日間通して最高の天候に恵まれて開催! 「コヨーテキャンプミーティング」の主催は、群馬県太田市にハーレーのカスタムショップを構える遠藤自動車サービス。創業が1974年という老舗で、主に扱う車両は[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ)
左右で違うイラストが楽しめる! ホンダは、サンリオの人気キャラクター「クロミ」ちゃんのかわいらしいデザインを施したモンキー125用の純正アクセサリー「“Honda × Kuromi” モンキー125用[…]
EFFEX(エフェックス)のグリップヒーター初代が発売されてから約7年が経ちました どうも、商品担当の ぐっちーです! EFFEX(エフェックス)のグリップヒーター初代が発売されてから約7年が経ちまし[…]
バイクのドラムブレーキ「スパッ」と戻りますか? ブレーキの操作性ってバイクに乗るときの「気分」に影響しますよね? みなさんのバイクのドラムブレーキ、レバーを離した時に気持ちよくスパッ!と戻りますでしょ[…]
7か国から11台のカスタムバイクが集結し、30,094票を集める 6年目を迎えたHondacustoms(ホンダカスタムズ)、過去にはCB1000Rやレブル、CL250/CL500、モンキー&ダックス[…]
スペシャルパーツ武川 モーターバイク エアフローシートカバー ブラック Sサイズ スペシャルパーツ武川のエアフローシートカバーは、立体メッシュと伸縮メッシュを組み合わせた汎用シートカバーです。座面に細[…]
人気記事ランキング(全体)
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
お手頃価格のヘルメットが目白押し! 【山城】YH-002 フルフェイスヘルメットが38%OFF コストパフォーマンスと信頼性を両立させた山城の「YH-002」フルフェイスヘルメット。大型ベンチレーショ[…]
後発のライバルとは異なる独創的なメカニズム 近年では、日本製並列4気筒車の基盤を作ったと言われているCB750フォア。もっとも細部を観察すると、この車両のエンジンには、以後の日本製並列4気筒とは一線を[…]
まさかのコラボ! クロミちゃんがホンダバイクと出会う ホンダがサンリオの人気キャラクター「クロミ」と、まさかのコラボレーションを発表した。クロミがバイクに乗りたくなるというストーリーのオリジナルアニメ[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
最新の投稿記事(全体)
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
「世界初の量産250ccDOHC水冷4気筒エンジン」が生み出す最上の乗り味 1983年3月。デビューしたてのGS250FWに乗った印象といえば「速い!というよりすべてがスムーズ。鋭い加速感はないけど必[…]
スマホ連携機能で魅力を増した、ボッシュ製ARASを備える最高峰ツアラー カワサキは「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルを11月1日に発売する。カラー&グラフィックの変更およびスマートフィンア[…]
地面を感じる直進安定性で日常の移動を安心快適に 決勝レース1で自己最高となる2位を獲得した第3戦を終え、全日本ロードレース選手権は8月下旬まで約2ヵ月間の夏休み。その間もいろいろと忙しいのですが、やっ[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]
- 1
- 2