
感性鋭いNEWジェネレーションたちによるフォーティエイトのカスタムが、いま激アツだ! 従来のスポーツスターとは一線を画す独創的なスタイルは、現代版“ボバー”ともいえるものだが、オーナーたちは「他のナニモノでもない。“フォーティーエイト”という世界観なんです!」と口を揃える。圧倒的人気を誇るフォーティエイトのカスタムトレンドを2台まとめてレポートしよう!
●文:WITH HARLEY編集部(青木タカオ) ●写真:関野温
レトロームードも感じるハードキャンディー〈2014年式|Shinya〉
ブラックベースコートに7回以上にわたりメタルフレークを吹き付け、何層にもクリアコートを施し、ハンドサンディングを経て卓越した深みのある仕上がりを実現。クラシカルに煌めくペイントは、ハードキャンディーカスタムという純正ノーマルカラーだ。
鮮やかな車体色に合わせ、ローランドサンズデザイン(Roland Sands Design)のグリップ/ステップ/ペダル/タービンエアクリーナーをゴールドで統一しているのがセンスを感じるところ。エンドをカーボンにした2in1フルエキゾーストもローランドサンズデザインで揃えた。
オーリンズのリヤショックやチンスポイラーの追加などでスポーティーさを向上しつつも、スポークホイールにホワイトウォールタイヤを履かせ、レトルムードをプラスしているのも心憎い。サドルバッグはラフテール製だ。
60年代後半をルーツとしたチョッパーカスタムを象徴する色彩で、美麗なタンクとフェンダーが妖艶に光輝くハードキャンディーカスタム。フォーティエイトでは2013〜18年式までラインナップされた。また1200Xは、初代2011年式から2015年式までトラディショナルなクロススポーク仕様のホイールを採用。ホワイトタイヤもよく似合う。リヤショックはオーリンズで、アルミシリンダーを持つシンプルなType S36E 。スプリングはイエローやクロームも選べるがブラックをチョイスした。
崩しきらないようフォワコン残し〈2018年式|HOXY〉
タンクをリフトアップし、イグニッションコイルとメーターを移設するのはもちろんのこと、吸排気系もモディファイ。エアクリーナーはローランドサンズデザインのビレットアルミニウム製にグレードアップし、マフラーはアレンネス(Arlen Ness)マグナフローという組み合わせだ。
注目はアレックスレザークラフトのカスタムソロシート“Fourth Saddle Tan メタル”だ。ドイツ産の良質な本革(厚さ2-2.5mm)で布張りされ、スタイリッシュかつ高品質。スチールプレートからデザイン、そして鞣しから刺繍まで、全て100%手作業で行われている。
リヤフェンダーがカットされ、ナンバープレートもサイドマウントに。テールまわりをすっきりとさせて、軽快感を強調している。アレンネスのグリップなど細部も隙がない。フォワードコントロールは残した!
左側のスイングアーム部に簡単に装着できる本革バッグは、ラローサデザイン(La Rosa Design)のスイングアームバッグ。ガソリン携行缶が入るボトルホルダー付きで、タンク容量の少ないフォーティエイトには最適だ。使い込むほどに質感が良くなる牛革製で、専用ガードフレーム付き。存在感の高い前後タイヤは、ビンテージでワイルドなトレッド形状とパターンを採用したシンコー(SHINKO)。足もとでヴィンテージムードを高めるのに一役買っている。
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