ハーレーダビッドソンの2023年モデルをまるごと紹介。今回レポートするのは、新色となったファットボーイ114/スポーツグライド/ロードグライド/トライグライドの4機種だ。
●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ)●外部リンク:ハーレーダビッドソンジャパン
ファットボーイ114|クロームパーツを効果的に用いたファットカスタム
ファットボーイは、1990年のデビュー以来、長きに渡ってラインナップに欠かせぬ存在として名を馳せるロングセラーモデル。最新式は1868ccのミルウォーキーエイト114を搭載し、走りはますますパワフル。上質なクロームが随所に施されるゴージャスな佇まいは、ファットボーイならではの風格を感じる。
無骨に角張ったLEDヘッドライトや太く逞しいファットハンドルバーが、大胆で勇ましいフロントエンドを演出。49mmデュアルベンディングバルブフォークのフロントサスペンションは、ハードな走りに対応し、アイコンとも言えるレイクスターホイールは洗練され、個性を主張する重要なパートにもなっている。
燃料タンクもまた18.9Lの容量を持ち、股ぐらの間でボリューム感をたずさえているが、コンソールのアナログ式5インチスピードメーターは、燃料レベル/時計/トリップ/航続可能距離/タコメーターを表示できて機能的。リヤタイヤは240mmと超ワイドで、路面をしっかりと捉えて強力な駆動力を伝えてくれる。
スポーツグライド|気分次第でストリップスタイルにも
スポーツグライドは、専用のミニフェアリングやハードサドルケースがワンタッチ着脱可能で、街乗りにも高速/ロングツーリングにも対応する万能モデルだ。
その名のとおり、倒立式フロントフォークを備えてワンランク上の運動性能を獲得。軽快感のあるマンティスホイールはフロント18インチで、シャープなハンドリングを実現した。
2023年モデルはガーントレットグレーメタリックとホワイトサンドパールがなくなり、アトラスシルバーメタリックが新色で加わった。ビビッドブラックにデラックスが設定されるのは継続だ。
ロードグライド3|ホットロッドらしさ際立つニュートライク
普通自動車MT 免許を持っていれば大型二輪免許なしでも乗ることのできるハーレーが、後輪を2つ持つ「トライク」だ。
ロードグライドは、スリーホイーラー専用のライダーセーフティ機能を搭載するほか、電動式バックギアも装備。2023年のラインナップにはシャークノーズフェアリングを備えるニューモデル「ロードグライド3」が加わり、ホットロッドスタイルも選べるのが嬉しい。
トライグライドウルトラ|憧れのウルトラをクルマの免許でも
堂々たるウルトラ仕様のトライクもある。トライグライドウルトラは、ツーリングモデルからの乗り換えはもちろん、バイクの免許を持っていない新しいユーザーにも選ばれている。
心臓部をミルウォーキーエイト114とし、力強いクルージングが楽しめるだけでなく、キングツアーパックと呼ばれるトップケースとトランクルームは収納力抜群で機能性も申し分なし。タンデムも快適にこなす。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
ナイトスター|スポーツ性能を向上し、より俊敏に! 女性にも扱いやすく、小柄なライダーにも安心して乗れると好評のナイトスターを、トライジャがよりスポーティーにカスタマイズ! 人気の般若バーがビキニカウル[…]
24年ぶりの愛車に選んだのはビンテージボバー Iさんは、鹿児島からはるばるやって来た。納車されるのは、まさしく遠藤スタイルと言うべきビンテージボバーである。スプリンガーフォークにリジットフレーム。ショ[…]
HOG埼玉チャプターツーリングに同行 ただ単に車両を販売するだけではなく、それに付随する“ライフスタイル”をも提供する。そんな理念を掲げ、HOG(ハーレーオーナーズグループ)が1983年に米国で発足し[…]
ローライダーST:オリジナリティあふれるスタイルと総合力高いバランスの良さ デビューして以来、入手困難が続くほどの爆発的ヒットとなっているローライダーST。人気の秘訣はなんといっても迫力満点なフロント[…]
他人ごとではない盗難問題。高スペックセキュリティで愛車を守る 自宅での保管時はもちろん、出先で駐車する際にも二重三重にロックを掛けて盗難対策に気を遣うユーザーは多いはず。そうしたアピールは有効だが、突[…]
最新の関連記事(ハーレーダビッドソン)
ハーレー女子に聞きました Q1.これまでのバイク歴/ハーレー歴など教えてくださいQ2.いま乗っている愛車を選んだ理由は?Q3.お気に入りのポイント?Q4.高年式モデルにない魅力とは?Q5.同じ趣味を持[…]
日本未導入の特別仕様車をベースにカスタム 第2次世界大戦時、軍用として用いられていた車両「WLA」をモチーフにしたカラーリングが採用されているのは、パンアメリカ1250スペシャルの特別仕様車「GIエン[…]
HARLEY-DAVIDSON HAKATA PAN AMERICA B.O.T.T. WCT ドゥカティ パニガーレやKTM RC8といった高性能スーパースポーツツインモデルたちがエントリーするバト[…]
極太タイヤで路面を蹴り飛ばす! ワイドグライドがミルウォーキーエイトを積んで復活か!? そんな期待をせずにはいられない、ワイドグライドのチョッパースタイルが見事なまでに再現されている。 見どころ満載、[…]
SPEEDRA:質感向上に欠かせない高品質素材。色とりどりのアルミビレットパーツ スポーツスターS/ローライダーSTなどを皮切りに、新たにハーレー市場に参入。アルミビレッドパーツやドライカーボンカウル[…]
最新の関連記事(新型バイク(外国車/輸入車))
小椋藍選手のファンならずとも注目の1台! MotoGPでは小椋藍選手が来季より移籍(トラックハウスレーシング)することでも注目のアプリリアから、新しいミドルクラスのスポーツモデルが登場した。欧州ではす[…]
ミドルSSの究極を目指しフルチェンジ パニガーレはドゥカティが誇るスーパーバイクで、2018年からはV型4気筒エンジンを搭載し、その戦闘力を高めるとともに車名がパニガーレV4となった。そして2020年[…]
伝説のロゴが語る歴史 2024年現在でこそ、三角形にブロック体のアルファベットといった趣の、トライアンフロゴ。しかし100年以上続く、歴史あるブランドだけあって、1902年の盾型デザインに始まり、いく[…]
スポーツ性能を高めたBMWフラッグシップスポーツ BMW S1000RRのおもなスペックとアップデート S1000RRは並列4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツで、BMWがWSBK参戦を視野に入れ[…]
RR同様に熟成したスポーツネイキッド BMW S1000Rのおもなスペックとアップデート S1000Rは、WSBK参戦を視野に入れてBMWが開発したスーパースポーツ・S1000RRのストリートバージョ[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
電熱インナートップス ジャージタイプで使いやすいインナージャケット EK-106 ポリエステルのジャージ生地を採用した、ふだん使いをしても違和感のないインナージャケット。38度/44度/54度と、3段[…]
第1位:X-Fifteen[SHOEI] 2024年10月時点での1位は、SHOEIのスポーツモデル「X-Fifteen」。東雲店ではスポーツモデルが人気とのことで「とにかく一番いいモデルが欲しい」と[…]
コンパクトな車体に味わいのエンジンを搭載 カワサキの新型モデル「W230」と「メグロS1」がついに正式発表! ジャパンモビリティショー2023に参考出品されてから約1年、W230は白と青の2色、メグロ[…]
最新の投稿記事(全体)
Vストローム250SX[59万1800円] vs Vストローム250[66万8800円] 2023年8月に発売された、スズキ自慢の油冷単気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデル「Vストローム250S[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
一般人でも許される現行犯逮捕とは? 「逮捕」とは、犯罪の容疑がある人の身柄を強制的に拘束する手続きです。 原則として、事前に裁判官の審査を受けて許可を取り、令状の発付を得てからでなければ、たとえ警察で[…]
バイクのスピード感をイメージさせる象徴的なグラフィックモデル登場 ネオテック3のグラフィックモデル第3弾となるアンセムは、バイクを走らせているときに感じる風を思わせる、スピード感ある模様が特徴だ。ブラ[…]
バイクのパーツと“夜行”をポップアートに描いたホットでクールなグラフィックモデル Z-8 ヤギョウは、ネオンカラーなどの極彩色で彩られた現代ポップアートなグラフィックが特徴だ。グラフィックにはタイヤと[…]
- 1
- 2