
ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。『ウィズハーレー』誌が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回はハーレーダビッドソン静岡が仕立てた、クラブスタイルの「ローライダーS」だ。
●文/写真:ウィズハーレー編集部 ●外部リンク:ハーレーダビッドソン静岡
クラブスタイルの理想形
人気のハイパフォーマンスクルーザー「ローライダーS」を、ハーレーダビッドソン静岡がクラブスタイルに仕立て、走りのポテンシャルを飛躍的に向上させた。
注目はまず、パフォーマンスマシンのデルレイ(DelRey)ビレットホイールだ。動きのあるデザインの中、スポークが鋭くえぐられたコントラストカットの仕上がりが目を見張る。アグレッシブな外観と優れた性能を兼ね備える3ピースローターや、リンダルブレーキのウェーブディスクとのマッチングもセンスが光る!
2in1マフラーは、精密なTIG溶接など細部にこだわり高い品質で注目のFAB28。サンダーバイク(Thunderbike)製のビレットアルミ製ラウンド型エアクリーナー・ドリルコントラストとの組み合わせでミルウォーキーエイト114にセットし、吸排気系をモディファイした。
スケルトンで中が見えるポイントカバーはローランドサンズデザイン(RSD)、アルミビレット製のプッシュロッドカバーはH-D純正で、細部に至るまで徹底的に手が入っていることも見逃せない。
スラッシンサプライの9.5インチプルバックライザーにて、ハイベンドバーをせり上げたライディングポジションもじつにワイルド。ダークスモークの14インチスクリーンを合わせたクォーターフェアリングや、合計35個にも及ぶLEDが組み込まれたムーンズモーターサイクルカルチャーのライトユニットも相まって、迫力満点のフロントエンドを演出している。
フットペグはRSD、アジャスタブルレバーはFLO、シートはサドルマン、ウインカーはケラーマンバレットアトー。テールエンドをスッキリとさせているレイバックライセンスプレートはH-D純正だ。
クォーターフェアリングには、14インチのトールスモークスクリーンをセット。持ち上げられたハンドルバーとともに、アップライトでワイルドなフロントまわりを強調している。LEDヘッドライトはムーンズモーターサイクルカルチャー(Moons Motorcycle Culture)のムーンメーカーフライアイ(Moonmaker Fly Eye)で、コチラもフロントマスクを迫力満点としている。
タンクコンソールをカスタムファクトリーノイズ(Custom Factory Noy’s)製にし、メーターをハンドルマウントへと移設。スラッシンサプライ(THRASHIN SUPPLY)の9.5インチプルバックライザーはCNCマシンカットで製作され、ブラックアルマイト仕上げのメーカーロゴ入りのトップクランプを含めて非常に質感が高い。ハンドルまわりがよりカッチリとし、ハードに走るときも安定感が高まる。
※本記事は“ウィズハーレー”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
B+COM PLAY:「驚くほど軽く、そしてシンプル」 初めて手に取ったときの感想がこれ。筆者はふだん「B+COM SB6X」を使用している。比較すると、大きさはふた回り小さく、とにかく軽い。重量を公[…]
待望だったハーレーの祭典 “ブルスカ”ことブルースカイヘブンは、ハーレーダビッドソン公式の一大イベント。2018年までに20回開催され、ファンの間では毎年恒例の“祭典”として定着しているが、感染症防止[…]
スポーツスターS&ナイトスターを徹底比較【気になるライポジ&足着き】 スポーツスターS ナイトスター ミッドコントロールかフォワードコントロールか? ステップ位置の違いは、両車にとって大きなポイントと[…]
20世紀ハーレーを名作とともに振り返る! 『イージー★ライダー』のピーター・フォンダ&デニス・ホッパー、峰不二子のモデルとなった『あの胸にもういちど』のマリアンヌ・フェイスフル、伝説のバイクスタントマ[…]
唯一無二の存在感。長きに渡りフラッグシップの座を守り続けた最上級モデル 大柄で迫力のあるバットウイングフェアリングにトリプルライト、前後フェンダーはエレガントに深く長くタイヤを覆う。圧巻ともいえる堂々[…]
人気記事ランキング(全体)
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
昭和レトロの世界が広がる神奈川県『中古タイヤ市場 相模原店』 昭和の夏休みって、どんなでしたっけ? 朝はラジオ体操に行って、午前10時頃からは仮面ライダーやウルトラマンの再放送。昼は学校や地域のプール[…]
2025年6月16日に83歳になったアゴスティーニのスペシャル仕様 MVアグスタは欧州で、同ブランドが2025年で創立80周年を迎えるとともに、Agoことジャコモ・アゴスティーニ氏が83歳の誕生日を迎[…]
ガレージで眠っているマシンを引っ張りだそう! 今後の展開も期待されるポテンシャルの高さが魅力 コンストラクターの手によるオリジナルフレームを用いたシングル&ツインレースが流行した1990年代、オーヴァ[…]
初心者からベテランまで、老若男女だれもが一日中楽しめる オフロードバイクさえあれば、初心者だろうとベテランだろうと、老若男女だれもが一日中楽しめるフリーライドイベントとして企画されたのがエンジョイライ[…]
最新の記事
- 【怪物再び】デウス・エクス・マキナが放つカスタムモンスター「Argus」の迫力。期間限定の特別展示を見逃すな!
- 猛暑アスファルト地獄を乗り越えろ! 「ふりふり冷感シリーズ」が夏ツーリングを快適にする【ポンチョ/フードタオル/タオル】
- ホンダならではのカフェレーサーを示した車体構成:ホンダCB400FOUR【1974~1977】各部解説
- 【暑さ対策】魔法瓶メーカーが本気で作った「携帯氷のう」で、夏の疲れをリフレッシュ
- 【初めてのDIY溶接機選び】アーク溶接と半自動溶接どっちがいいでショー
- 1
- 2