![[ビギナー向けライテク] ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド〈ネモケンのライドナレッジ〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/attachmentfile-file-22653.webp)
●文:ライドハイ編集部(根本健) ●写真:藤原らんか Shutterstock(Lukas Gojda)
バイクはカーブの途中で進路変更がムズカシイ!
山々に色づく紅葉を見にツーリング。でも、山に近づくと右に左にとカーブが連続。いつも警戒心が先に立って怖々走るので、苦手意識が消えずに楽しめない。
怖がらずにそこそこ楽しめる、そんなペースってどうすれば? という方々に向けて、ワインディングを攻める腕自慢向けではなく、マイペースだけどイイ感じに走れるメソッドをまとめてみた。
キャリアが浅いと、カーブは曲がりきれなかったら大変という壁が立ちはだかる。かといってあまりにゆっくり走るのも楽しくない。ではカーブの曲がり方に、どうすればシンクロさせた走り方ができるのだろう?
カーブでどのぐらい曲がっているのかを確認するのは、センターラインが引いてあればまずそれを見るのが掴みやすい…、そう思いがちだが、これがなかなかうまくいかない。
なぜなら、バイクは急に曲がり方を変えたりできないからだ。
つまりクルマのように、カーブの途中で曲がり方がきつくなったら、そこからハンドルをさらに切って対応するということができない。バイクはバンク角を途中からさらに増やしても、曲がり方がほとんど変わらない、という厄介な乗り物なのだ。
同様に、カーブの外側、つまり道路の縁を見るのもうまくいかない。いちばんのネックは、曲がり方が変わった地点ですぐ対応できないという基本的な部分だ。対応が遅れるとカーブの曲がり方に合わなくなり、当然アウト側かイン側のあらぬ方向へ進路が向いて、曲がり切れなくなり慌てる…、ということになってしまう。
バンク角を深くしない走りに徹して、直立からリーンする際にいちばん曲がれる特性を利用する
バイクは真っ直ぐ直立した状態からリーンを始めたとき、クルマでいうと真っ直ぐからハンドルを最初に左右30°ほど切るとき、進路を“くの字”を描くように明確に変える瞬間がある。
この真っ直ぐから20~30°までのリーンの後、それ以上バンク角が増えていく間は、サーキットのような路面コンディションであれば深くバンクして強く旋回する曲がり方になるが、一般公道ではリスクが高まるだけなので、安全を考えればやめるべきだ。
つまり、リーンは常に20~30°ほどしかバンクしない走り方に徹するのが先決。そしてこの明確に曲がれるこの時の特性を利用すれば、カーブの途中から曲がり方が変わる複合コーナーに対応できるというわけだ。
ご覧のように、カーブの先のほうで曲がり方が強まっているのを発見したら、軽くフロントブレーキをかけると、反力で車体が真っ直ぐ起き上がろうとする特性を使い、一旦直立もしくはそれに近い状態へスクッと立てて、すぐさまブレーキをリリースしてリーンすれば“くの字”を描いたように進路が変わる“向き変え”をして、次の旋回を始める。
これはいきなり高度な走りに感じるかもしれないが、初めはわずかに10~20°までしかリーンしない乗り方に徹し、ゆっくりしたペースで試してみれば必ずできるはず。たとえば曲がり角を直角に曲がろうとするときなど、リーンを曖昧にせず軽くブレーキをかけてサクッとリーンをすると“くの字”を描いた感じで曲がれるのがわかる。
この常に浅いバンク角でリーンを止める乗り方は、安全上はもちろんのこと、このように「向き変え」を組み込みながら走る、自由度の高い操り方を身につける入り口でもある。サクッ、サクッと浅いバンク角でキメていく走りに徹するのが、実は上達への近道にもなるのだ……
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ライドハイの最新記事
鈴鹿8耐でV4に勝つ750インライン4開発に単を発した操る面白さでライディングする新次元のスーパースポーツFireBlade! 1992年に登場したCBR900RR FireBladeは、それまでトッ[…]
世界をリードしたCB、CBR、VFR、RVFの歴史を積み上げた経験とこだわりのありったけを注ぎ込む! スーパーブラックバード。米空軍で超高々度を偵察飛行する目的で開発された最高速度記録3529.56k[…]
2バルブで半球形燃焼室のツイン点火プラグ! 1989年のゼファー(400)が火をつけたネイキッド・ブーム。 カワサキは1990年にゼファー750、そして1992年にはゼファー1100とビッグバイクでも[…]
不朽の名車KATANAのレプリカで、尖ってないスポーツモデルをリリース! スズキといえばKATANA……国産4メーカーが揃ってビッグバイクへチャレンジして肩を並べた1970年代を過ぎて、スズキはスペッ[…]
ネオレトロなロケットカウルへの郷愁を巧みなグラフィックで新しさへと巧みに演出! 1989年、スズキは1レーサーレプリカ全盛だった頃に感性も価値観も異なる、オトナを意識した都会的な新ネイキッド、BAND[…]
最新の関連記事(ライディングテクニック)
どう計算したって同じようにはなれない 2025年のホンダ熊本イベントでフレディ・スペンサーと話せる機会を得て、あらためて彼は「天才」だと感じたね。僕が高校時代にバイクの免許を取った頃には、もうスペンサ[…]
すでに13年も続いている人気イベント 初心者むけと言いつつ、いきなりサーキットが舞台というと「ハードル高くね」と思われがち。ですが、「バイクで遊ぼう」にはツナギのいらない「街乗りクラス」の設定があるの[…]
秋田ライダーえむちゃんが体験! 来たとき以上に上手になれる! 「ハーレーらしいツーリングモデルで練習してみたい」「免許は持っていても、乗れるか不安」「既存のライディングレッスンでは、ハーレー乗りの参加[…]
イン→アウト→インで繋ぐのが状況対応ライディング! 山の中のワインディングロードは、イン側を山肌や樹木で遮られる、先の見えないブラインドカーブ。この見えていない先で、道がどう曲っているかによっては曲り[…]
手ぶらで参加可能! 人気のホンダ車をレンタル 本レッスンの特徴は、バイクを所有していなくても参加できる点。カリキュラムにはレンタル車両を使用するため、NC750X、GB350、Rebel250、CB2[…]
最新の関連記事(ビギナー/初心者)
すでに13年も続いている人気イベント 初心者むけと言いつつ、いきなりサーキットが舞台というと「ハードル高くね」と思われがち。ですが、「バイクで遊ぼう」にはツナギのいらない「街乗りクラス」の設定があるの[…]
1.「裏ペタ」という不思議なカスタム SS系やストリートファイター系のカスタムバイクで、時折見かけることがある「裏ペタ」。要はナンバープレートを、リヤフェンダーの内側に貼り付けるカスタム(!?)のこと[…]
まるでスポーツカーのような佇まい! 都会に溶け込むクールデザイン 一目見ただけで「お、格好いいな」と思わせるのが、このバイクの持つ力だ。ヤマハの誇るスポーツスクーター「MAXシリーズ」のDNAを継承し[…]
どこから見ても絵になる! 伝統とモダンが融合した気品ある佇まい スーパーカブC125を目の前にしてまず感じるのは、圧倒的な個性と高級感だ。初代モデルであるC100のシルエットを現代の技術で再現しており[…]
愛車の性能をフルに楽しめるのはサーキットだけ! せっかく手にいれた愛車だ。キミもぜひ一度はサーキットで愛車の性能を思う存分に発揮させてあげたくなってくるよね。そこで、サーキット走行にはどんなのがあるか[…]
人気記事ランキング(全体)
世代を超えて愛されるスーパーカブの魅力とイベント開催概要 スーパーカブの大きな魅力は、親しみやすい造形と実用性の高さが両立している点だ。初代モデルの開発者である本田宗一郎氏がこだわった丸みを帯びたフォ[…]
原付二種の身軽さに、高速道路という自由をプラス 毎日の通勤や街乗りで大活躍する125ccクラス。しかし、休日のツーリングで「自動車専用道路」の看板に道を阻まれ、遠回りを強いられた経験を持つ人は多いはず[…]
まもなく帰ってくるぞ“パパサン”が! 空冷スポーツスター復活。そんな胸躍るニュースが飛び込んできた。米国ハーレーダビッドソンは5月5日(現地時間)、2026年第1四半期決算の発表にて、新たな成長戦略「[…]
「あいつは終盤に追い上げてくる」がライバルにプレッシャー フランスGPウィークですが、日本のMotoGPファンの皆さんが大注目している小椋藍くん(Trackhouse MotoGP Team)について[…]
いつもの退屈な道を、心躍る特別なステージに変える魔法 毎日の通勤や買い物。決まった道をただ往復するだけの時間。実用性だけを求めて選んだスクーターでは、移動はただの「作業」になってしまいがちだ。 そんな[…]
最新の投稿記事(全体)
夏の厳しい日差しや暑さに悩むライダーへ。 強い日差しやヘルメット内にこもる熱気は、長時間のライディングにおいて体力を奪う大きな要因となる。そうした不満を解消すべく、快適性を徹底的に追求して生まれたのが[…]
走れば走るほど増える維持費、なるべく抑えたい バイク乗りを常に悩ませるのが、じわじわと財布を削り取るガソリン代と維持費の壁だ。日々の通勤やちょっとした買い物で距離が伸びれば伸びるほど、その出費は馬鹿に[…]
GB350シリーズの違いは『見た目だけ』じゃありません! トラディショナルなデザインに味わい深い空冷単気筒エンジンを組み合わせた『GB350』シリーズは、バイクの原点を感じさせるスタイリングと走りで、[…]
「あいつは終盤に追い上げてくる」がライバルにプレッシャー フランスGPウィークですが、日本のMotoGPファンの皆さんが大注目している小椋藍くん(Trackhouse MotoGP Team)について[…]
ミラー位置を調整可能 本製品を装着することで、ミラー位置を外側にしたり角度を見やすい位置に調整したりといったセッティングの幅が大きく広がる。体格差はもちろん、アップハンドル化やポジション変更を行った車[…]
- 1
- 2


![ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド|[ビギナー向けライテク] ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド〈ネモケンのライドナレッジ〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/ride-knowledge_163_01-768x432.jpg)
![ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド|[ビギナー向けライテク] ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド〈ネモケンのライドナレッジ〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/ride-knowledge_163_02-768x432.jpg)
![ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド|[ビギナー向けライテク] ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド〈ネモケンのライドナレッジ〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/ride-knowledge_163_04-768x432.jpg)
![ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド|[ビギナー向けライテク] ワインディングをリスクなく楽しく走れるメソッド〈ネモケンのライドナレッジ〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/ride-knowledge_163_05-768x432.jpg)







































