●記事提供: ライドハイ編集部
カフェレーサーのスタイルから”バックステップ”という名前がついた
愛車のカスタムで一番手をつけやすいひとつがバックステップ。ただステップは重要な機能パーツなので、”カッコイイ”というだけで位置を変えると乗りにくくなる場合もある。
そもそもバックステップという呼び方は、1974年から発売されたホンダCB400フォアが、英国をはじめとするヨーロッパで人気だった”カフェレーサー”をイメージさせるデザインだったことに端を発している。
このカフェレーサーは低く短いハンドルバー、長めの燃料タンク、そしてやや前傾するポジションのため、ステップ位置を後退させギヤチェンジはリンクを介するのが特徴。車両をスポーティに仕上げるカスタム手法だ。
これを大型の4気筒スポーツで、量産車へ採り入れたのが1979年のCB750F。前年に発表したCB750フォアの第2世代、4本マフラーのCB750Kをもっとスタイリッシュでスポーティにして欲しいという要望で誕生した。
CB750Kはステップ位置が思いきり後退し、ライディングポジションもやや前傾。これが一躍人気車種となったのはご存じの通り。
以来、バックステップがカスタムの定番となり、ステップ位置を後退させる”カッコよさ”が独り歩きするようになり、中にはステップ位置が後ろ過ぎて乗りにくくなるケースもある。
MotoGPマシンと変わらない、スーパーバイクのステップ位置
ノーマルではアップライトなスポーツバイクを、低く幅の狭いハンドルと後退させたステップ位置でカフェスタイルに仕上げるカスタムと違って、スーパーバイクのようなスーパースポーツは、コーナリングの性能を楽しむカテゴリー。
ライディングポジションも、前輪や後輪への荷重配分や、重心を安定して旋回できるよう身体で姿勢をつくる、いわば制御を最優先した位置関係に設定されている。
そしてタイヤのワイド化やラジアル化による進化もあって、ステップは下半身が車体をホールドしやすい位置にセットされている。カフェスタイルからすると意外なほど前方だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ライドハイ)
ビッグシングルのような低中速パンチ&ジェットフィールの高回転! Part1で触れたように、鈴鹿のバックストレートで2速も6速も同じ加速Gという、経験したことのない哮(たけ)り狂ったダッシュに怖れを感じ[…]
平均的な日本人サイズの場合、市販状態のサスペンションはほぼ硬すぎる サスペンションは「硬い/柔らかい」で表現すると誤解されるケースが多く、今回はそこからご説明しましょう。 まずサスペンションとは、乗る[…]
クラシックバイクの顔=フロントタイヤ 電子制御で、ますます高次元なパフォーマンスへ進化している最新バイク。しかし、そうした勢いにのまれることなく、緩やかに時が流れる、もしくは、時間を止めたかのようなト[…]
ネモケンにかかってきた“1本の電話”からドラマが始まった 1986年の秋、ボク(根本健)のところへ、世界GPで闘うHRCワークスチームのボスである尾熊さん(以下 クマさん)から、電話があった。 「来春[…]
[A] 人間の感性に馴染みやすい“乗りやすさ”も条件のひとつ 「このバイク、格好いい!」 だから欲しくなるし、乗りたくなる! 大事なことですよね。そして、そのバイクを手にしたときの満足感は、たまらない[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ)
愛車とキャンプツーリングに行きたい! おつおつおー!バーチャルバイク女子のアズマリムです。バイク乗りなら一度はやってみたい夢といえば、キャンプツーリング(だよね?)!! アズリムの愛車は、スーパーカブ[…]
世界のモータースポーツで信頼の実績 エンジンと各補器類をつなぐ多くのホースはすべてに重要な役割があり、その経年劣化や亀裂などは、バイクの性能劣化やパワーダウン、また、最悪、事故に繋がる。このSAMCO[…]
スロットルを開けていく過程も楽しめるマフラーを作りたい ヤマハYZF-R15/YZF-R125は、YZF-R1を頂点としたシリーズの最小排気量モデルとして開発された兄弟モデル。フロントカウルの2眼ポジ[…]
好みのパーツチョイスで自分流のスタイルを追求 ヤマハの純正オプションパーツブランドであるワイズギアから、車両の発売と同時にMT–09用アクセサリーがリリースされた。注目すべきは車体ありきの追加パーツで[…]
XT500をベースにSR500/400が誕生、ロードスポーツとしての好バランスで400が生き残った ワイズギアが「SR400復刻カラー外装セット」を8月下旬以降に発売すると発表した。 SR400は、1[…]
人気記事ランキング(全体)
330円の万能ソケット買ったので試してみたい いつ頃からだろうか?100円ショップが100円だけではなくなってしまったのは。工具のコーナーも例外ではなく、100円、200円、500円、ものによっては1[…]
どうもアイキョウです。ワークマンにはさまざまなレインウェアがあります。 雨の日でも通勤でバイクに乗るならワークマンのバイカーズという製品がオススメです。ワークマンレインウェアの中では高額な5800円な[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
――はじめに、津久井高校の県内の位置付けや特色を教えてください。 熊坂:県立高校に移管される前も含めると、明治35年に始まった学校なので120年を超える歴史があります。全日制と夜間定時制の2課程ありま[…]
トルクが凄ぇ! でも意外なほど普通に走る 2294ccの直列3気筒エンジンを搭載した初代ロケットIII(現在はロケット3)を初めて目の前にしたとき、こんな大きなバイクをまともに走らせられるんだろうかと[…]
最新の投稿記事(全体)
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 「かっこいいバイクじゃん!」「あんなクルマに乗ってみたいなぁ」 と、憧れのバイクやクルマを目の前にし[…]
ビッグシングルのような低中速パンチ&ジェットフィールの高回転! Part1で触れたように、鈴鹿のバックストレートで2速も6速も同じ加速Gという、経験したことのない哮(たけ)り狂ったダッシュに怖れを感じ[…]
愛車とキャンプツーリングに行きたい! おつおつおー!バーチャルバイク女子のアズマリムです。バイク乗りなら一度はやってみたい夢といえば、キャンプツーリング(だよね?)!! アズリムの愛車は、スーパーカブ[…]
①バットサイクル【映画「バットマン」劇中車(1966年)】 バットマンシリーズ初の長編映画として1966年に公開された“バットマン”に登場。バットモービルのバイク版として今ではおなじみの存在だが、初登[…]
こんにちは、マットです!! 今回はアメリカ最古のモーターサイクルメーカーで有名なインディアンモーターサイクルのクルーザーモデルである新型スポーツチーフに試乗してきました!! 排気量1890cc!!ど迫[…]
- 1
- 2