
●文/写真:栗田晃 ●外部リンク:キジマ
車種別専用パーツのラインナップも豊富なキジマ
バイクメーカーが開発するニューモデルは、ビギナーからベテランに至る幅広いニーズに応えるべく仕様を決定しているが、それでもすべてのライダーの希望を叶えられるわけではない。
キジマはそんなユーザーの期待に応えて、気の利いたパーツを開発しているアフターパーツメーカーだ。汎用性の高いユニバーサルパーツはもちろん、車種別に開発された専用パーツのラインナップも豊富。
今回記事のモデルとなったスズキVストローム250SXは、油冷単気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデルで、ツーリングバイクとして人気も高い。
長距離ツーリングに出かける際、荷物をリヤシートに搭載することも多いが、純正ヘルメットホルダーはタンデムシートを取り外して使用するタイプのため、積載時には使えないことも多い。
そんな場面で重宝するのが、シートを外さずキーで施錠できるヘルメットロックだ。ひと昔前のバイクなら当たり前のように付いていた装備だが、コストダウンが顕著な現行モデルにおいては実用性の高さが光る。
もう1点注目したいのが、スマートフォンやナビゲーションシステム取り付け時に重宝するマウントバーステー。ミラーステーやハンドルパイプに取り付ける汎用タイプに対して、トップブリッジやカウルやスクリーン形状に応じて最適な仕様やデザインを採用した車種専用品を数多くリリースしているのがキジマの特長で、Vストローム250SXにも3種類をラインナップ。
純正メーターの上にバーが付くことで、走行中の視線移動が少なくハンドルまわりをスッキリ仕上げられるのが魅力。
一見すると派手さはないが、実用性に富み、かゆいところに手が届くオリジナルパーツ。ノーマル仕様に「もう一工夫欲しい」と感じたら、キジマの豊富なラインナップをチェックしてみると良いだろう。
ヘルメットロック(Vストローム250SX 2023-用)
【ヘルメットロック V-STROM 250SX 2023〜用】キー付きロックと専用ステーの組み合わせで販売されるヘルメットロック。振り分けバッグ装着時にタイヤへの巻き込みを防ぐバッグサポートとの併用が可能。●価格:4950円
マウントバーステー(Vストローム250SX 2023-用)
【マウントバーステー V-STROM 250SX 2023〜用】ハンドルパイプと同じΦ22.2mmパイプで、スマホマウントやUSB電源などを装着できる。取り付け穴を活用してスクリーン高さを2段階に調整できるのも特長。●価格:7150円
スクリーンを55mmアップして、同社製スマートディスプレイSD01を装着した様子。ハンドルクランプやミラーステーに取り付けると視線が下がる場面もあるが、この位置なら前方を注視しながら必要な情報を獲得できる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
メーカー自体が存在しない絶版車のメンテやレストアは難しい 日本のバイクメーカーは今でこそ4社に集約されていますが、1950年代には大小含めて数十社のメーカーが林立していました。第二次世界大戦で疲弊した[…]
キャッチニッパー :作業後のゴミが減り掃除が楽になる、切れ端を飛ばさないキャッチ機能付き 配線や結束バンドを切断した際に切れ端が飛び散るのは仕方がないというのが一般的な常識に対して、一方の刃にプレート[…]
ユーザーからのリクエストで開発! ホイールの鉄粉をスプレーひと吹きで溶解 バイク/クルマを問わず、ディスクブレーキでもドラムブレーキでも発生するブレーキダスト。制動時にブレーキローターやブレーキドラム[…]
燃料キット開発時は現物確認と現物採寸が大前提 キースターでは、原付からオーバー1000ccモデルまで、500車種以上のキャブレターに対応した燃調キットを開発してきました。現在でもコンスタントに新製品を[…]
ガレージで眠っているマシンを引っ張りだそう! 今後の展開も期待されるポテンシャルの高さが魅力 コンストラクターの手によるオリジナルフレームを用いたシングル&ツインレースが流行した1990年代、オーヴァ[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ | キジマ)
モーターサイクルショーなどに展示され、注目を集めたカスタム ナイトスターをよりスタイリッシュにしつつ、機能的なパーツをふんだんに盛り込んだのが、ハーレーダビッドソンのリプレイスパーツで実績と信頼のある[…]
使用目的に合わせて作られた、大小さまざまな容量別のシートバッグ〈PLOT〉 ハーレーダビッドソンX350『WITH HARLEY』号担当のミヤシは、キャンプツーリングが大好きだ。愛車のスポーツスターや[…]
大型フェアリングと快適旅パーツで武装 キジマがレブルシリーズ、250/500/1100に展開している”トランスコンチネンタルスタイル”のパーツ群。レブルの扱いやすさやちょうどいいサイズ感といった長所に[…]
今年(2022年)刷新されたスーパーカブ&クロスカブ110シリーズ。完成されたスタイリングを崩さずに旅性能を高められるパーツがKIJIMA(キジマ)から登場した! 完成された造形と優れた燃費や[…]
キジマBMW G310GSカスタムパーツ BMW GSシリーズは、高いオフロード走破性能と快適な高速巡行性能を両立し、アドベンチャーマシンを代表する人気モデル。そのGSシリーズにあって、単気筒エンジン[…]
人気記事ランキング(全体)
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」が鈴鹿8耐で世界初公開! 8月1日より予選が始まった“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプト[…]
3色すべてホイールカラーも異なる カワサキは欧州でZ650RSのニューカラーを発表。カラーバリエーションの全てが新色に置き換わり、黒ボディにレッドストライプ&レッドホイールのエボニー、メタリックブルー[…]
国内規制に合わせてエンジンを再設計 ホンダのCB750フォア(1969年)の発売と前後して、大型バイクの事故の増加や暴走族が社会問題化し、国内では750ccを超える排気量のバイクを販売しない自主規制が[…]
KOMINE プロテクトフルメッシュジャケット ネオ JK-1623 フルメッシュで残暑厳しい秋口のツーリングでも快適さを保つジャケット。胸部・肩・肘・背中にプロテクターを標準装備し、高い安全性も両立[…]
最小限のカスタムでクルーザーをアドベンチャーマシン化 1200ccという大排気量の水平対向エンジンを心臓部に持つBMWのヘリテイジモデル、R12シリーズ。その新しいバリエーションとして2025年5月に[…]
最新の投稿記事(全体)
日本では400だが、グローバルでは500(451ccエンジン)のエリミネーター 欧州でエリミネーター500/SEに新色が登場した。日本仕様でプラザエディションとしてラインナップされる『メタリックインペ[…]
仕事を通じてわかった、足を保護すること、足で確実に操作すること 今回は、乗車ブーツの話をします。バイクに乗る上で、重要な装備の一つとなるのが乗車ブーツです。バイクの装備といえばヘルメットやジャケット、[…]
3色すべてホイールカラーも異なる カワサキは欧州でZ650RSのニューカラーを発表。カラーバリエーションの全てが新色に置き換わり、黒ボディにレッドストライプ&レッドホイールのエボニー、メタリックブルー[…]
欧州仕様に準じた仕様でKYB製フロントフォーク、ウイングレット、ブレンボキャリパーなどを採用するR1 2026年シーズンをヤマハ車で戦うライダーに向け、サーキット走行専用モデルの新型「YZF-R1 レ[…]
メーカー自体が存在しない絶版車のメンテやレストアは難しい 日本のバイクメーカーは今でこそ4社に集約されていますが、1950年代には大小含めて数十社のメーカーが林立していました。第二次世界大戦で疲弊した[…]
- 1
- 2