
サンデーメカニック、とくにレストアやカスタム好きならば手を出したいのが、自家塗装だ。タンクのへこみを直したり、自分好みのカラーに自分で塗り直したりすることは、DIY好きにはたまらない作業だ。本記事では工具ショップ・ストレートの店頭で見つけた、塗装シーンで役に立つアイテムを集めてみた。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ストレート
「失敗したかも…」を最小限に食い止めるアイテムも欲しい
最初から最後までトラブルなく進行すれば文句はないが、ペイントブースを使えない場合、ゴミが付いたり虫が飛んでくることもある。多くのサンメカが経験する、自家塗装の現実がそれだ。下地処理の不手際や、塗り重ねる塗料の選定ミスによるちぢれについては“ふりだしに戻る”しかないが、作業途中のトラブルでもうまくリカバーできることがある。
塗料がまだ濡れている状態で、ゴミや虫が付着した場合に有効なのが「スピナール」だ。一見すると裁縫用の針のようだが、先端部分にごく小さなトゲがあり、これが絡まることで異物を回収できる。ゴミが小さく塗料がウェット状態なら表面が滑らかに回復することも期待できる。
一方、塗装が乾燥した後に修正する場合には、ピンポイントを狙って磨ける小さめのバフを使ったポリッシャーアダプターが有効だ。
スピナ-ルS-1
このスピナールは、プロのペインターや板金塗装の現場でも使用されているゴミ取りの定番アイテムだ。先端部分のトゲは指を滑らせると皮膚が引っ張られるほど鋭利で、塗装面からわずかに盛り上がった虫や異物を確実にキャッチできる。
【スピナ-ルS-1 6本入り 36-123】●ストレート会員価格:1780円
カップホイールブラシ
金属表面の汚れ/サビ/塗装の剥離に使えるスチール製のブラシ5種類を1セットにしたアイテム。カップ型の直径はφ50と60mm、ホイール型は直径φ50と75mm、奥行きのある場所で便利な筒型はφ25mmで、シャンク径はφ6mm。回転数4500rpm以下の工具に取り付けて使用する。
【カップホイールブラシセット 5 ピース 19-8250】●ストレート会員価格:680円
ドリル用ダブルアクション ポリッシャーアダプター
円筒形の本体上部のシャンク(軸)を電動ドリルやエアドリルに取り付けることで、ダブルアクションポリッシャーになるアダプター。パッドに取り付けるバフはφ80mmクラスと小径なので、部分的にガサつきのあるクリア塗装を研磨するような作業で扱いやすいのが特長。最高回転数は2500rpm以下なので、回転速度が速すぎるエアリューターは使わないこと。
【ドリル用ダブルアクション ポリッシャーアダプター 17-057】 ●ストレート会員価格:2380円
耐熱塗料
バイクや自動車のマフラーをはじめ、ストーブや煙突の塗装にも使える、耐熱温度600℃の高温タイプの耐熱スプレー。ツヤなしのブラックは絶版車のショート管の補修ペイントに適している。
【耐熱塗料 シルバー(半ツヤ) 300ml 36-089/ブラック(ツヤなし) 300ml 36-087】●ストレート会員価格:910円
上と同じ耐熱塗料だが、こちらは耐熱温度が200℃でブレーキキャリパー専用。ゴールドはバイクのキャリパーと相性が良く、紫外線による褪色や、汚れが落ちない時に手軽にリペアペイントできる。
【耐熱塗料 ゴールド(ツヤあり) 160ml ブレーキキャリパー専用 36-091/レッド(ツヤあり) 270ml ブレーキキャリパー専用 36-088】●ストレート会員価格:1080円/1140円
ガスケットリムーバー
広範囲の塗装を一気に剥離する際に便利なスプレータイプの剥離剤。製品名に「ガスケットリムーバー」とあるように、エンジン分解時のガスケット剥がしや燃焼室のカーボン除去にも有効。ウレタン塗料など硬化剤入りの塗料は剥離できないので要注意。
【ガスケットリムーバー(塗装剥離) 300ml 36-011】●ストレート会員価格:980円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
「キャブボディ摩耗」こそFCRが抱える問題 FCRにはセッティング以外にも、長年使用することで発生する特有の問題があります。それがキャブボディ内部の摩耗です。 FCRのスロットルバルブは、操作抵抗を軽[…]
キースターの燃調キットは純正キャブ用だけじゃない キースターの燃調キットといえば、旧車ユーザーやレストアラーにはおなじみの存在です。原付きからビッグバイクまで500車種以上の純正キャブレターに対応し、[…]
持っていても買い足したいショートヘッド&マグネット仕様 短辺が長すぎず、サイズを一発で判別できるよう軸部に配色したL型レンチは他にもあるが、ボルト保持のために長辺側の先端にマグネットを装備して[…]
クロームメッキメンテの決定版 クロームメッキ部品のサビは、メッキ皮膜に存在する目に見えないほどの小さなクラックや穴から浸入した水分が原因で成長する。そして地中深くから吹き出すマグマのように、ニッケルメ[…]
頼れる規格部品「NTB」ブランド 旧車や絶版車で認めざるを得ないのは「人気車種は恵まれている」ということ。例えばカワサキZ1。流通価格は天井知らずだが、部品は純正、社外品を問わず手に入りやすい。ところ[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
奥まった場所でも楽に作業ができる 今回登場した「エクステンションクランプツール」は、カウルの奥深くに潜むボルトや、スクーターの入り組んだ外装、エンジン周辺などの狭小スペースにアプローチするための優れも[…]
ママチャリとはサビるもの こちら(↑)妻のママチャリです。赤い色をしてますが、最高速が3割増しということはなく、至って普通のありふれたママチャリです。そんな妻のママチャリを「定期チェック」するのですよ[…]
有言実行のチャンス到来 さあ有言実行! 予告していた実験をするチャンスがやって参りました。以前、バイク部品のサビを電気の力で分解するという実験をやってみましたが、同じ方法でガソリンタンクのサビを落とし[…]
「キャブボディ摩耗」こそFCRが抱える問題 FCRにはセッティング以外にも、長年使用することで発生する特有の問題があります。それがキャブボディ内部の摩耗です。 FCRのスロットルバルブは、操作抵抗を軽[…]
今回はシートの張り替えのお話 古~いバイクのシート。表皮がすっかり劣化して、柔軟性が失われるのを通り越してバリバリのカチカチ。つまんでみると「パキッ」という音とともに割れる始末。 このシート表皮を張り[…]
最新の関連記事(工具)
ベースは2009年グッドデザイン賞を受賞した伝説の名作「Y-350」 今回デイトナがタッグを組んだ東洋スチールといえば、国内シェア7割を超えるまさに金属工具箱の絶対王者。 ベースモデルに選ばれたのは、[…]
有言実行のチャンス到来 さあ有言実行! 予告していた実験をするチャンスがやって参りました。以前、バイク部品のサビを電気の力で分解するという実験をやってみましたが、同じ方法でガソリンタンクのサビを落とし[…]
今回はシートの張り替えのお話 古~いバイクのシート。表皮がすっかり劣化して、柔軟性が失われるのを通り越してバリバリのカチカチ。つまんでみると「パキッ」という音とともに割れる始末。 このシート表皮を張り[…]
サビて固着したネジやナメて外せなくなったネジを簡単に外せる デイトナから発売されている「バイク用ショックドライバーセット(品番:95392)」は、錆びついて固着したボルトや、ネジ緩み止め剤が塗布された[…]
持っていても買い足したいショートヘッド&マグネット仕様 短辺が長すぎず、サイズを一発で判別できるよう軸部に配色したL型レンチは他にもあるが、ボルト保持のために長辺側の先端にマグネットを装備して[…]
人気記事ランキング(全体)
スペックで勝負する時代の終焉 “スペックの高さこそがスポーツバイクの存在意義”と、多くのライダーが疑わなかったレーサーレプリカブーム。その全盛期ともいえる1989年に、カワサキが発表した「ゼファー」は[…]
普通免許で楽しめる!前2輪リバーストライクが生む圧倒的な安定性と走りの歓び Can-Amの3輪モビリティ(Spyder / Ryker)はバイクともクルマとも違う、自由と走りの歓びを届けるオープンエア[…]
CB1300SF SPをオマージュ! 102万円で登場した「CB500SF クラシックカラーエディション」 ホンダは中国の重慶市で開催された「2026中国摩博会(CIMAMotor)」において、CB5[…]
ここが効く! 「45Bインナーウエイトハンドル」のポイント 絶妙なポジション移動 純正比で約45mm手前にグリップが寄るため、小柄なライダーやロングツーリングで腕や肩が疲れやすい人にベストマ[…]
新色「グラススパークルブラック×メタリックオーオートグレー」が魅せる 2026年型ジクサー250シリーズのラインナップ構成は、マッスルなネイキッドスタイル「ジクサー250」と、エアロダイナミクスを追求[…]
最新の投稿記事(全体)
丸型TFTでフルマップナビ表示! ホンダ新型「CM250 / 500」が重慶ショーで登場 ホンダは中国・重慶市で開催された重慶モーターサイクルショーにおいて、クルーザーカテゴリーの最新モデル「CM25[…]
免許不要で20km/h! 特定小型原付「モペロ ミニカーゴ2」が予約特価で登場 スワロー合同会社は、ペダルを一切漕がずに移動できる特定小型原動機付自転車「モペロ ミニカーゴ2」を発表した。公式オンライ[…]
ボルトオンでスッキリ!純正バーエンドと交換するだけの簡単装着 本アイテムは、純正のバーエンドを取り外して付け替えるだけのボルトオン設計。ハンドル周りの面倒な加工は一切不要で、DIYビギナーでも手軽に装[…]
ここが効く! 「45Bインナーウエイトハンドル」のポイント 絶妙なポジション移動 純正比で約45mm手前にグリップが寄るため、小柄なライダーやロングツーリングで腕や肩が疲れやすい人にベストマ[…]
軽さが生む、旅先での扱いやすさ F 450 GSに乗って、まず好印象だったのが車体の扱いやすさです。GSらしいデザインを受け継ぎながら、全体がコンパクトにまとまっています。 F 450 GSの車重は1[…]
- 1
- 2






















































