サンデーメカニックを取り巻くメンテナンス事情は時代によって移り変わる。たとえば洗車や油汚れに使うウエスは、昔は使い古しのシーツやTシャツなどの綿布が中心だったが、今ではロールタイプのペーパーウエスが主流となった。そしてストレートから新たに発売されたロールタイプのマイクロファイバークロスは、いま要注目の商品だろう。本記事ではそのストレートで人気を集める便利グッズを9点紹介しよう。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ストレート
リバーシブルギヤレンチ:スタッドナットはもちろん、通常のボルト着脱でも便利を実感
ボルトやナットを連続して回せるギヤレンチはポピュラーなハンドツールのひとつだが、このレンチはメガネ部分の片面に壁があり、緩め途中や締め途中で浮いた六角頭が貫通しないのがポイント。頭が抜けないため、回転方向はレバー操作で切り替える。
メガネ部分はボルトやナットが収まりやすい12ポイントで、ハンドルに対して10度のオフセット角がついている。ラチェットのギヤ数は72歯なので、レンチの振り角が十分に取れない場所でも確実に回すことができる。ラチェット機構を内蔵しているにもかかわらず、ヘッド部分のボリュームが大きすぎないのも、ギヤレンチとして優秀なポイントだ。
LEDライト:USB-C採用で充電時の操作性が向上。狭い場所で重宝する調光薄型
据え置き型/吊り下げ式/手持ちタイプなどがあるLEDライト。この製品は狭い隙間にも差し込みやすい、厚さ10.5mmのスリムボディが最大の特徴だ。
手持ちはもちろん、上部フックと背面の磁石を使った固定も可能で、発光部分の面積が広いため広範囲を照らせるのが魅力。
充電は表裏のないUSBタイプCを採用。ケーブルは付属するが、充電器本体はユーザーが用意する。背面のスイッチは2段階の調光と点滅切替を行い、充電時にはインジケーターとなる。
マイクロファイバークロス:マチがないのに糸くずが出にくい。マチがないから塗装面にも優しい
髪の毛よりはるかに細いポリエステルからできたマイクロファイバークロスは、繊維の毛細管現象による抜群の吸水力で、洗車時の水分やワックスの拭き取りに最適。
クロスの四方に硬いマチやタグがあると、洗車時に塗装面を傷めるリスクがあるが、このクロスにはマチがないので安心して使用できる。水作業で使用するのが一般的だが、表面の凸凹が油分を絡め取る能力もあるので、しつこい油汚れにも強い。
約305×305mmのクロスを50枚つなげてロール状としたこの製品は、必要に応じて切って使えるのが特徴だ。
バイク用USB電源:Quick Charge 3.0仕様&バッテリー状況が分かる電圧計付き
スマホやタブレットなどの充電規格がQuickCharge(QC)でも対応できる、QC3.0仕様の最新電源。USBケーブルで接続した機器に応じて、5V3.4A/9V2.5A/12V2Aの出力を自動で判別し、短時間で充電を行う。本体の電圧計でバッテリー状態も確認できる。
インパクトソケット:面取りなしの大径ソケットがスクーター用薄型ナットにフィット
スクーターの駆動系の要であるクラッチハウジングに使われているナットは、サイズが大きい割に厚さは3mmほどと薄い。開口部が面取りされた通常のソケットではかかりが悪いため、開発されたのがこのソケット。インパクト対応なので一気に緩められる。
薄いナットに噛み合うよう、端部が鋭く切り落とされた形状が特徴的。39mmのクラッチナットはホンダ製50〜100cc系、41mmはヤマハ製スクーターに多いサイズ。メガネレンチタイプだと緩めトルクがかけにくいが、1/2インチのインパクトレンチが使えるので確実に緩められる。
環境に優しく鉄サビを除去。しつこいサビには繰り返し塗布
環境に配慮した製品作りが求められる中、空気中に放出されると健康問題や公害の原因となる揮発性有機化合物(リン酸/キシレン/ベンゼンなど)を使用せず、有機塩やオレンジオイルを主成分に開発された強力サビ取り剤。サビ除去後は防止剤でコーティングしよう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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