
世界中の工具を取り扱うワールドインポートツールズ横浜(WIT)の最近のイチオシブランドは、アメリカで100年近くの歴史を持つDEWALT(デウォルト)。タフでパワフルな電動インパクトドライバーはプロユースに応える逸品だ。またそれと並行して人気なのが、多彩な収納アイテム。特徴的なのはケース同士を連結できるスタッキングシステムで、サイズも用途も異なるケースをワンタッチで連結できる。これが職人さんはもちろん、釣りやアウトドアでも好評を博しているという。アイデア次第で可能性が広がる点が大きな魅力である。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ワールドインポートツールズ横浜
コンパクトでハイパワーな18Vブラシレスモーターを搭載
デウォルト(DEWALT)の電動インパクトドライバーは、他の同社製ツールと共通の18Vバッテリーとブラシレスモーターの組み合わせで、190Nmの最大トルクを発揮する。アンビルは1/4インチビットホルダー仕様なので、ドライバービット/ソケットビットのどちらも使用できる。
【デウォルト 18V インパクトドライバー DCF809P2】ビット先端に影が出にくい3点LEDライトを装備し、暗い場所での作業性をアップ。ブラシレスモーターはブラシの摩耗の心配が不要で、極低速から緻密なスピード制御が可能。●販売価格:4万1800円
ビット先端に影が出づらい3点LEDライトを装備し、暗い場所での作業性をアップ。ブラシレスモーターはブラシの摩耗の心配が不要で、極低速から緻密なスピード制御が可能。
ドライバー本体や付属品が収納できる専用ケースはデザイン性も考慮されている。天蓋側部の黄色いラッチを使って、他のDEWALT製ケースと連結可能。18Vバッテリーは2個付属。
独自のスタッキングラッチでケース同士の連結が自由自在
デウォルトの収納には「タフシステム」「ティースタック」があり、それぞれ独自の連結システムを採用している。ここで紹介する4種類のケースはタフシステムシリーズで、黄色い本体がPP(ポリプロピレン)、透明の蓋部分は割れにくいPC(ポリカーボネート)を使用。アイデア次第でさまざまな活用方法がある。
【デウォルト タフケースプラス】[左上]タフケース(大)仕切りのみタイプ DT70839-QZ [右上]タフケース(中)仕切りのみタイプ DWAN2190 [右下]タフケース(中)セット DT70802-QZ [左下]タフケース(小)セット DT70801-QZ ●販売価格:3520円/2640円/3520円/2640円
内部は、ビットホルダー付き(左)/仕切り板付き(下左)/ビットホルダー+バルクタフケース付き(下右)など、製品によって仕様が異なる。小物収納をデウォルトに統一すれば、効率的に片付くはず。
それぞれのケースに備わるスタッキングラッチをロックすることで、バラバラだったケースをひとつに連結することができる。作業に応じて道具を入れ替える職人さんにとって、最高のシステムだ。
収納物に合わせて形状を整えられる、インナースポンジ付きツールボックス
天蓋部分に小物収納に便利な間仕切り付きスペースを備え、メインのボックスには収納物に合わせて形状を整えられるウレタンフォーム入り。ハンドルは天蓋と側面の2カ所にあり、他のボックスを重ねて運ぶ際は天蓋のロングハンドルで吊り上げることもできる。
【デウォルト ティースタック2.0 オーガナイザートップ DWST83344-1】●販売価格:8800円
電動工具/ハンドツール/計測機器/専用工具など、収納物を問わずに使えるユーティリティボックス。キャンプ道具/釣り道具/ミニ4駆の収納や運搬に活用しているユーザーもいるそうだ。
おかもち付きで大容量。スタッキングラッチでまとめに便利
かさばる工具や道具や部品を余裕で収納できる約22Lの樹脂ケース。内部には取り外し可能なトレイがあり、大物と小物を分けて収納できる。天蓋両脇の黄色のラッチで他のケースと連結できるので、トランポでまとめて運ぶ際に崩れることがない。
【DEWALTティースタック2.0 ラージBOX DWST83346-1】●販売価格:9240円
大容量ボックス内のトレイ。
ティースタックシリーズとインパクトドライバーのケースは同じスタッキングラッチを使用しているので、右のように3段重ねで一体化することも可能。
薄さと軽さが魅力の内装剥がし用金属製リムーバー
これはデウォルト製ではないが、最近のWITの大ヒットアイテム。一般的な自動車用内装剥がしは樹脂製で、無理にこじると割れてしまうこともある。対してこのリムーバーは、金属製で強度が高く先端がとても薄いので、内装に限らず様々な剥がし作業に重宝する。
【WIT メタルトリムリムーバー STR2】●販売価格:2695円
全長は210mmで両端は作業内容に応じて使い分けられるストレートとベント形状。どちらも厚さは約0.6mmと薄く丸みを帯びた仕上げになっているので、マイナスドライバーより当たりが優しい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
タンク内部や塗装のサビはサビキラーシリーズで強力除去 サビの上から直接塗れる塗料、サビキラープロを開発したBAN-ZIが、徹底的にサビを研究することで誕生したサビ取りケミカルが「サビトルキラー」と「サ[…]
グルッと回してスムーズにタイヤを外せる便利工具 過去に個人ガレージを取材した際に、このようなマニュアル式タイヤチェンジャー(DIYの手作り品)を見たことがあった。作業の様子も確認したのだが、それはもう[…]
コンパクトなのに3系統の電源が取り出せるキジマの「アクセサリーパワーユニット」 電気メンテやカスタムが得意なサンデーメカニックなら、電源の重要性は理解できるはず。USB電源やグリップヒーターを取り付け[…]
素材と製法で選べる充実のラインナップ。レアなパラガン後期モデル用ストリート向けチャンバーが新登場 1983年に登場したスズキRG250ガンマは、レーサーレプリカブームの始祖として若いライダーを熱狂させ[…]
6段引き出しを備えたガレージの据置ツールチェスト 部屋から駐輪場まで工具を持ち運ぶには、軽くて機動性重視の収納グッズが重宝するが、ガレージ内に据え置きするなら、あらかじめ収納力に余裕のあるチェストを用[…]
最新の関連記事(工具)
開口幅調整不要でピッタリフィット。潰れたネジを掴める縦溝付き 通常のウォーターポンププライヤーは掴む相手に合わせてあらかじめ開口幅を調整する必要があるが、この製品は最大開口幅のままグリップを握るだけで[…]
バイク整備は、だいたい汚れとの戦いから始まる バイク整備をしていて、より深く分解していくと避けて通れないのがグリスやオイルの汚れです。今回の場合は古いモンキーのフロントフォーク。オイルは入っていない代[…]
エンジンがかからなくなった! うちの次男が乗るリトルカブくん、最近どうにもエンジンのかかりが悪いのです。どうやら、ちょっと興味深い始動不良のトラブルに見舞われてるっぽいのです。 「ガソリンタンク」・・[…]
バイクいじり全般で使い勝手の良いスタンダードサイズ 自社内の多段鍛造設備で同じブランク材から鍛造するため、スタンダートサイズの全長は6角/12角/サーフェイスとも開口部5.5〜13mmは全長26mm、[…]
バイク置き場を有効活用できる。掛けてから移動できるリアスタンド バイクとの接点は、スイングアーム下から支える付属のL形アタッチメントか、スイングアームに取り付けたスプールに引っかける別売りのV形アダプ[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
充電状況確認の基本は電圧と電流 長期不動だったGSX1100Sに搭載されたバッテリーは、1970〜90年代のビッグバイクの定番・14L-A2タイプ。始動確認はジャンプコードで接続した外部バッテリーで行[…]
オイル三大思想バトル エンジンオイルの種類って、すっごく多くてどれにしようか? と迷ったことはないでしょうか。どこのメーカーの、どんなグレードのオイルを買えばいいのか? とにかく種類が多すぎて、とくに[…]
ローフリクションケーブルからスタートして、クラッチやキャブレターパーツにも進出 1台のバイクの部品はすべてバイクメーカーが作るわけではなく、サスペンションやホイールなど、それぞれの専業メーカーが製造す[…]
開口幅調整不要でピッタリフィット。潰れたネジを掴める縦溝付き 通常のウォーターポンププライヤーは掴む相手に合わせてあらかじめ開口幅を調整する必要があるが、この製品は最大開口幅のままグリップを握るだけで[…]
バイク整備は、だいたい汚れとの戦いから始まる バイク整備をしていて、より深く分解していくと避けて通れないのがグリスやオイルの汚れです。今回の場合は古いモンキーのフロントフォーク。オイルは入っていない代[…]
人気記事ランキング(全体)
国内4メーカーが公道トライアル車をラインナップ 今回は超スリム&シンプルメカの塊。日本のトライアル黎明期のヒーローとなった2台のバイクTLとTYのお話です。 トライアルは岩、砂、ぬかるみ、急斜面など自[…]
フェラーリのF1パイロットはフェラーリに乗れ! ニキ・ラウダとフェラーリの蜜月は、1974年のF1シーズンからスタートしています。それまで、マーチやBRMといった弱小チームで参戦していたものの、ガッツ[…]
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
ホコリや汚れを呼ぶ潤滑スプレー 鍵を差すときに動きが渋いなーとか、引っ掛かるなーと感じたことはありませんか? 家の鍵や自転車の鍵、倉庫の南京錠など、身の回りにはいろいろな鍵がありますが、屋外保管しがち[…]
さほど高性能でもない2台のスズキ製250ccスポーツは、なぜ意外と目立つのか? 車検がないのに高速道路に乗れるのが、125cc超~250cc以下の軽二輪モデルのメリットだ。そのため国内各メーカーもこの[…]
最新の投稿記事(全体)
ベースになったのはジョルノの北米版 これを送ってきたのは、同じくユーチューバーの『Sparky Moto TV』さん。なんでも、ホンダの49ccスクーター「メトロポリタン」をベースに自作したんだとか…[…]
マンセルのライオンハートを表現したカスタム ベースとなったのはBMWのトップエンドを飾るクルーザー、R18。同社の最大排気量となる1803ccのボクサーユニットを搭載し、低くロングな車体は1731mm[…]
ピーキーに力強くより、先がイメージできる変化率、欲しいのはアテにできるトラクションの過渡特性! 私、ネモケンが1975~1978年に世界GP転戦したとき、親しかったバリー・シーン(Barry Shee[…]
2025年もあとわずか。月日が経つのは本当に早いですね! 僕も今年はいろいろとドタバタして、ここまであっという間でした。2025年最後の今回は、MotoGPのポイントランキングを遡りながら、今シーズン[…]
タイのカスタム愛好家が制作した日本LOVEなオリジナルカスタム! Under125ccクラスが生活の要となっているタイ国。Monkey125やDAX125、CUBシリーズなどは日本と同じく趣味性の高さ[…]
- 1
- 2



































































