憧れ/こだわり/腐れ縁…。80’sな愛車から離れられない理由とは?
スズキGSX750S:バイクリターンは憧れの3型カタナで
過去に3台のGSX400Xインパルス(東京タワー)を乗り継ぎ、25年ほどのブランクを経て、当時から憧れていたGSX750Sカタナ3型でリターンを果たしたオーナー。「足まわりを太くしたい」と、近所の3型マニアの先輩のアドバイスを受けながら、前後ラジアルタイヤとフロント倒立フォークを装着。エンジンやキャブはスタンダードだが、ツーリングから普段の足まで、この5年間、毎年1万2000kmほど走り続けている。
ホンダCB250RS-Z:3台乗るほどお気に入り。10回も分解組み立てしたメーターも絶好調
10代の頃、16万円という値段に釣られてCB250RS-Zを買ったオーナー。その後RSを買い増ししたが、20代中盤以降には2台とも手放した。それから25年ほどブランクがあり、偶然見たオークションで出会ったのがこの車両。年式相応のヤレ感はあるが、ノンレストアで現状をキープしており、豊かなトルクとヒラヒラ軽い車体の組み合わせは今も魅力的だそう。
最初のRS-Zと同じ赤いカラーは、塗り替えなしで色褪せ皆無。ただ「買ったときからメーターがダメで、部品取りを5個買って10回ぐらい分解しました」。もう1台、現行型のCBR250R(MC41)も所有しているが、こちらの方が乗っていて数段楽しいそうだ。
カワサキZ1300:3台通算=30年以上乗るほど6気筒が好き
「セカンドバイクもありますが、この30年間で3台のZ1300を所有してきました」という驚きの経歴を持つオーナー。現在の愛車は1984年に登場したインジェクション(d.f..i)仕様のZG1300。キャブ仕様を所有していた時にFCRも経験したが、FIの方が扱いやすく自分の好みに合っているそうだ。整然と6本並んだエキゾーストパイプと背の高い27Lタンクも魅力で、押し歩きは重いが操縦性が良い点もお気に入り。
ホンダ シルクロード:利便性向上のセルキック併用カスタム
CBR400FエンデュランスやTLM50 を所有するオーナーが、レストア途中で作業を中断した知人のシルクロードを購入したのが6年ほど前。復元する際にこだわったのが始動方法で、セルオンリーのシルクロードをキック併用とするため、CB250RSのパーツを流用。キックペダルが付くとシルクロードのステップとブレーキペダルに干渉するため、CB250RS のステッププレートを移植して、キック始動を快適に行えるようにした。
カワサキGPZ600R:新車購入時の外装はいまだ健在
GPZ400Rのスタイルに衝撃を受けて、限定カラーのリミテッドを新車で購入以来、現在も所有し続けている。この車両はヤフオクで落札した600Rで、400Rリミテッドの外装を移植した上で足まわりを中心にカスタムして愛用中。途中でV-MAXにも乗ったが、このデザインは今も新鮮に映るという。ちなみに、アルミフレームの400Rに対して600Rはスチール製で、センターとアンダーカウルを横切るパーツは樹脂製だ。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
4連バキューム調整でアイドル安定。吹けもヨシ! 前編ではキャブレターを分解/洗浄し、一部のジェット類の交換を行った。今回の後編では、スロットルの開け締めで動きがイマイチな点をまず改善する。 問題がある[…]
完全分解ではなく連結分解でパーツ交換 まず、インテークマニホールドのバンドを緩めて、フレームの隙間から上方に引き抜いて作業開始。マニホールドのひび割れや亀裂は二次空気を吸い込む原因になるので、劣化が進[…]
長年乗りっ放しなら、キャブレターも分解洗浄 モトメカニック編集部に入庫中のカワサキ バリオスは、知り合いが販売店でNCNR(ノークレームノーリターン)にて格安購入したもの。調子が悪いので編集部でチェッ[…]
絶版車に楽しく安心して乗れる、納車時のモディファイ提案が好評 モトジョイの母体であるオーヴァーレーシングプロジェクツは、アフターマーケット向けにマフラーやステップといったパーツを販売しながら、1980[…]
タイヤのグリップを最大限に発揮させて安全マージンを増やす。アドバンテージのオリジナルパーツで足周りをグレードアップ キャストホイールや倒立フロントフォークなど、絶版車ユーザーには信じられないようなパー[…]
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車)
見事に王座を獲得したエディ・ローソン【カワサキZ1000R】 エディ・ローソンは1958年に誕生、カリフォルニア州の出身だ。 1983年からヤマハで世界GPに参戦、以後1992年に引退するまで4度の年[…]
チャンピオンを生んだ野心作= “J”【カワサキZ1000J】 ロングセールスを誇った名車、Z1。それだけに信頼性もあった心臓部とフレームだが、さすがに1980年代になると抜本的な改良が求められた。 カ[…]
国産車として当時最大の1101ccをマーク【1978 ヤマハXS1100】 ヤマハもカワサキやスズキと同様に、1960年代までは2ストを主体に開発を続けてきたメーカーだ。しかし、自動車エンジン部門では[…]
1998年モデル:初代1300はとにかく巨大だった ヤマハXJR1200、カワサキZRX1100といった、CB1000SFを超える排気量のライバル出現で、ビッグネイキッド界は重厚長大化していった。そん[…]
「マウンテントレール」を提唱した新ジャンル:第一世代セロー225(1985~1989) 初期型セロー225のカタログは、ふたつ折りの中とじ2枚もので計8ページ。静かな山奥を想像させるシンプルな表紙に引[…]
最新の関連記事(モトメカニック)
汚れに応じて希釈倍率を調整。アルミやメッキも傷めず使用できる 「強力洗浄剤」を謳う洗剤やケミカルは数多く存在するが、ポテンシャルを引き出すには“汚れの種類”を明確にすることが大切だ。 あらゆる物質には[…]
30年以上乗っていないバイクのエンジンオイル交換 「しばらく乗っていなかった」という表現もじつにさまざま。露天放置で長年放置されていた個体と、環境が良いガレージ内で保管されていた個体とを比較すると、そ[…]
多彩なアダプターによる高い汎用性と車載できるコンパクトさが魅力 買い物用の原付スクーターでもサーキットを走行するレーサーでも、タイヤの空気圧管理は重要。空気圧は徐々に低下するため、気がついたら標準値よ[…]
メッキング/ミガキング/サビトリキングの三段活用で絶版車のクロームメッキをサビから守る 街乗りはもちろん、ツーリングでも小気味よい走りを見せる、スーパーカブ/クロスカブ/ハンターカブなどのホンダ横型エ[…]
錆だらけでボロボロのフレームに比べると極上品。タンクだけが型式違いで新しいけど、中はやっぱり… タンクのサビ取りの前に、キャブレターのオーバーホール/点火プラグ/バッテリー/オイル交換をしました。長期[…]
人気記事ランキング(全体)
いざという時に役に立つ小ネタ「結束バンドの外し方」 こんにちは! DIY道楽テツです。今回はすっごい「小ネタ」ですが、知っていれば間違いなくアナタの人生で救いをもたらす(大げさ?)な豆知識でございます[…]
王道ネイキッドは相変わらず人気! スズキにも参入を熱望したい 共通の775cc並列2気筒を用い、ストリートファイターのGSX-8S、フルカウルのGSX-8R、アドベンチャーのVストローム800系を展開[…]
小椋&チャントラの若手が昇格したアライヘルメット まずは国内メーカーということで、アライヘルメットから。 KTM陣営に加入、スズキ、ヤマハ、アプリリアに続く異なる4メーカーでの勝利を目指すマー[…]
V3の全開サウンドを鈴鹿で聞きたいっ! ここ数年で最も興奮した。少なくともヤングマシン編集部はそうだった。ホンダが昨秋のミラノショーで発表した「電動過給機付きV型3気筒エンジン」である。 V3だけでも[…]
おじさんライダーにはおなじみのテクニック 本来、クラッチケーブルはクラッチレバーのボルトとナットを外してからでないと、取り外せないもので、これがまた地味に時間がかかるもの。 それをもっと簡単に取り外し[…]
最新の投稿記事(全体)
見事に王座を獲得したエディ・ローソン【カワサキZ1000R】 エディ・ローソンは1958年に誕生、カリフォルニア州の出身だ。 1983年からヤマハで世界GPに参戦、以後1992年に引退するまで4度の年[…]
2018年モデル:Z1/Z2モチーフ 発売は2017年12月1日。モチーフとなったZ1・Z2は、ショートピッチの燃料タンク形状とオレンジの塗色から「火の玉オレンジ」と呼ばれたカラーリング。これが伝説の[…]
オートレース宇部 Racing Teamの2025参戦体制 2月19日(水)、東京都のお台場にあるBMW Tokyo Bayにて、James Racing株式会社(本社:山口県宇部市/代表取締役社長:[…]
Schwabing(シュヴァービング)ジャケット クラシックなフォルムと先進的なデザインを合わせた、Heritageスタイルのジャケットです。袖にはインパクトのある伝統的なツインストライプ。肩と肘には[…]
新レプリカヘルメット「アライRX-7X NAKASUGA 4」が発売! 今シーズンもヤマハファクトリーから全日本ロードレース最高峰・JSBクラスより参戦し、通算12回の年間チャンピオンを獲得している絶[…]