バリオスのキャブレター分解洗浄の模様を写真で解説
【キースター カワサキバリオス(A1 ~ A6)用 キャブレターオーバーホール&セッティングパーツセット FK-5214N】 キースターの燃調キットは、キャブレター1個に対して1セット必要で、4連キャブのバリオスは4セット使用する。ガスケットやフロートバルブなど、メンテナンスで重宝するパーツも含まれているのがありがたい。●価格:4400円(1キャブ分)
純正サイズを中心として、メインジェット6個/スロージェット3個/ジェットニードル4本でセッティングを行う。ジェットの穴径やニードルのストレート径やテーパー角度は、キースター独自のノウハウで決定されている。
チョークレバーと連動するスターターバルブ/メインジェットを取り付けるジェットホルダー/フロートチャンバードレンスクリュー/パイロットスクリュー。これらもメンテナンス不足のキャブレターを回復する重要なパーツだ。
フロートバルブ当たり面の摩耗やフロートチャンバーガスケットの劣化は、セッティング以前に対策が必要。純正部品番号が分からない場合でも、機種ごとに設定された燃調キットを購入すればパーツ選定は間違いない。
バリオスのキャブレターはパイプフレームの影に隠れていて、ホリゾンタルタイプのように車体サイドに簡単に引き出せない。各部に触れるにもキャブ単体にしなくてはならないので、メンテナンスが行き届いていない車両もある。
キャブレターボディから取り外した部品は、元のボディの位置が分かるように区別しておく。4連キャブの中には、純正で外側2気筒分と内側2気筒分のジェットのセッティングが異なる機種もあるので、入れ違いを起こさないように注意しよう。
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