
●文:モーサイ編集部(中村友彦)
1960年代末から、大排気量大型車で世界の2輪業界をけん引する立場になった日本勢だが、オンロードスポーツ車に続き新たに力を入れ始めたのが、オフロードの分野である。
もっとも、1969年にヤマハがDT-1/AT-1を発売して以来、日本のオフロード車は急速な進化を遂げていたのだが、その進化に拍車をかけたのが、ホンダが四半世紀ぶりに新規開発した2ストローク車・1972/1973年型「エルシノア」だった。
モトクロッサーのエルシノアCR250M/125M、保安部品付き公道モデルのエルシノアMT250/125が同時開発された(エルシノアMT250/125は公道モデル初の2ストロークエンジン車となった)。CMには映画スターのスティーブ・マックイーンが起用されたことでも有名だった…
※本記事は2022年3月3日公開記事を再編集したものです。※出典元:旧車二輪専門誌『モーターサイクリストCLASSIC』2019年4月号
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