
●記事提供:モーサイ
クルマだけでなくバイクも好きなら、スズキ「Vストローム1050」に注目してほしい
四輪で世界的にクロスオーバーSUVがブームになっているように、二輪ではアドベンチャーモデルに注目が集まっている今日。
クロスオーバーSUV、アドベンチャーモデルとも舗装路と悪路の両方をカバーする性能を持っていることで、アクティブな趣味を持つユーザーに選ばれているケースも増えているようだ。
FFのクロスオーバーSUVでもロードクリアランスの余裕が生まれることで、キャンプ場につながる未舗装路などでも臆せず進んでいくことができる。これがキャンプなどアウトドアレジャーのブームにもつながっていると言える。
二輪でもキャンプツーリングはもはやブームを超えた定番の楽しみ方になっている。そうしたときのパートナーがアドベンチャーモデルであれば、より気分が盛り上がるはずだ。荷物を多く積むときの機能性でもアドベンチャーモデルは有利で、アウトドア派に選ばれる理由と言えるだろう。
そんなアドベンチャーモデルの中でも注目したいのが、国産のスズキ「Vストローム1050」だ。
排気量1036ccのVツインエンジンは最高出力78kW(106馬力)を発生。6軸IMUを制御に用いる「スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)」を搭載し、エンジン出力特性切り替え、バンク角や重量に応じたABS、トラクションコントロールなど、運転をサポートする電子制御が充実しているのも大型アドベンチャーモデルらしいところ。
それでいて価格帯はスタンダード:162万8000円(スタンダード)、上級仕様DE:171万6000円と手ごろなことで、コスパがいいと評価されている。
(中略)
走破性の高さでおなじみ、軽四駆「ジムニー」はVストロームと大体同じ価格帯!?
ただし、同じスズキで、本格クロスカントリー性能を持つと評判の「ジムニー」と比べるとどうだろうか。
ご存じのようにジムニーは軽自動車ゆえエンジンは総排気量658ccの3気筒となっているが、インタークーラーターボを備えることで最高出力は47kW(64馬力)となっている。この数値はVストローム1050と比べて見劣りするが、最大トルクでいえばジムニーが96Nm(9.8kgm)、Vストローム1050は99Nm(10.1kgm)と大差はない。
ラフロードでの走破性には最高出力よりトルクの太さが及ぼす影響が大きいことを考えると、両車の未舗装路におけるパフォーマンスは互角と見ることができるかもしれない。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(Vストローム1050/DE)
双方向クイックシフト&クルーズコントロール搭載、ホイールサイズが異なる2車 スズキは、国内向け2025年モデルとして「Vストローム1050」およびバリエーションモデルの「Vストローム1050DE」をカ[…]
装いを新たにしたスズキ スポーツアドベンチャーの長兄 Vストローム1050は低中速域のトルクを維持しながら高回転域での伸びがある、1036cc水冷4サイクル90°VツインDOHC4バルブエンジンを搭載[…]
スズキは、同社のアドベンチャーモデル「Vストローム」シリーズのユーザー参加型イベント「Vストロームミーティング 2023」を昨年に引き続き開催すると発表した。すでにオンラインストアではオリジナルグッズ[…]
1050DEは前年踏襲、無印1050に新色! 北米スズキは、V型2気筒を搭載するVストロームシリーズ、1034ccの「Vストローム1050シリーズ」、645ccの「Vストローム650シリーズ」のニュー[…]
スズキVストローム1050DE 概要 [◯] 乗り心地の良さに感動。エンジンは熟成の極み ’20年モデルで新排ガス規制に適合し、現行のスタイリングとなったVストローム1050/XT。アルミキャストホイ[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
スズキGSX-R:斬新かつ孤高のネーム、走りもケタ違い 1983年は、世界耐久や鈴鹿8耐でスズキの耐久レーサーGS1000Rが旋風を巻き起こした。 その年の暮れ、晴海で開催された東京モーターショーに、[…]
想像していたよりスポーティで楽しさの基本が詰まってる!! エントリーライダーや若年層、セカンドバイクユーザーなどをターゲットに日本でもラインアップされているジクサー150のʼ25年モデルは、ニューカラ[…]
エイトボール! 王道ネイキッド路線への参入予告か スズキがグローバルサイトでティーザーらしき予告画像を公開した。ビリヤードの8番玉の横には『SAVE THE DATE 4TH JULY』とあり、7月4[…]
シュワンツとともに駆け抜けた夏 レプリカ時代の礎を築いたRG250Γの登場から5年。強力なライバルから覇権を奪還すべく、ついにスズキの次世代機が姿を現す。 RGV250Γの名が示す通り、並列2気筒に代[…]
日本でも正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4S[…]
人気記事ランキング(全体)
新進気鋭のクルーザー専業ブランドから日本市場に刺客! 成長著しい中国ブランドから、またしても新顔が日本市場にお目見えしそうだ。輸入を手掛けることになるウイングフット(東京都足立区)が「導入ほぼ確定」と[…]
静かに全身冷却&最長10時間のひんやり感を実現 ライディングジャケットのインナーとしても使えそうな『PowerArQ Cooling Vest』。その特長は、ファンやブロワー、ペルチェ式ヒートシンクを[…]
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
レブル250ではユーザーの8割が選択するというHonda E-Clutch ベストセラーモデルのレブル250と基本骨格を共有しながら、シートレールの変更や専用タンク、マフラー、ライディングポジション構[…]
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
最新の投稿記事(全体)
スズキGSX-R:斬新かつ孤高のネーム、走りもケタ違い 1983年は、世界耐久や鈴鹿8耐でスズキの耐久レーサーGS1000Rが旋風を巻き起こした。 その年の暮れ、晴海で開催された東京モーターショーに、[…]
想像していたよりスポーティで楽しさの基本が詰まってる!! エントリーライダーや若年層、セカンドバイクユーザーなどをターゲットに日本でもラインアップされているジクサー150のʼ25年モデルは、ニューカラ[…]
ホンダ「PRO LITE」の正体が判明?! 2025年秋に生産終了する50cc原付の後継車について、ホンダが新たな動きを見せた。それが2025年6月5日に行われた、「SUPER CUB PRO LIT[…]
非Vツインから始まった、日本メーカー製のアメリカンモデル 1969年に公開されたアメリカ映画「イージーライダー」に登場するハーレーダビッドソンのカスタムチョッパーに影響を受け、長めのフロントフォークと[…]
2ストローク3気筒サウンドと他にない個性で1982年まで販売! 1969年にカワサキは世界進出への先駆けとして、250ccのA1や350ccのA7を発展させた2ストロークで、何と3気筒の500ccマシ[…]