盗まれたら「3つの行動」を!

年間9000台の盗難バイクは一体どこへ?「海外に転売する」は時代遅れだった!

「バイクの盗難が多発している」と耳にしたところで、大多数の方はどこか他人ごとに聞こえてしまうことでしょう。「バイクに乗っていれば一度は盗難被害に遭ったことがあるはずだ」というほどまで日本の治安は悪くはないので、どこか誰かの悲劇のように感じるのも仕方のない話です。しかし、実態はどうなのか──元警察官のライターによる分析を紹介します。


●レポート:鷹橋 公宣 ●編集:モーサイ編集部(小泉元暉)

年間約9000台のバイクが盗まれている

警察庁の犯罪統計によると、令和2年中の「オートバイ盗」の認知件数は9018件でした。
前年の令和元年における認知件数は1万1255件だったので、2237件の減少です。

件数が減ったこと自体は、ライダーにとって喜ばしいことでしょう。
しかし「減少した」といっても「根絶された」わけではありません。
自分の愛車を盗まれてしまったライダーにとって、全体的な件数は無関係すから。

同年のオートバイ盗の検挙件数はわずか1489件で、検挙率は16.5%でした。
単純にみれば「盗まれたバイクが返ってくる割合」は2割にも満たない計算です。

しかも、前年の検挙率は21.5%なので、5%も減少しています。

この統計をみれば、バイク盗難の全体的な件数は減少しているものの「盗まれたバイクが返ってくる確率は低い」という実情は明らかです。


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