三重ツーリングにオススメ! ヘルメット祈祷で話題の「頭之宮四方神社」へ行ってみた

  • [CREATOR POST]Matt RiderJapan
三重ツーリングにオススメ! ヘルメット祈祷で話題の「頭之宮四方神社」へ行ってみた

●文:[クリエイターチャンネル] Matt RiderJapan ●外部リンク:頭之宮四方神社

こんにちは! マットです!! 三重県にある頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)は、全国的にも珍しいヘルメットの御祈祷を受けられる場所です。先日訪れてきたので、その模様とともに、神社の魅力をレポートしたいと思います。

頭之宮四方神社鳥居前。御祈祷直前に撮影させていただきました。

自然に囲まれた癒しの場所「頭之宮四方神社」

頭之宮四方神社は、三重県度会郡大紀町大内山に鎮座し、松阪から尾鷲方面へ抜ける国道42号線沿いにあります。境内は、神社の隣を流れる清流の音を聞きながら、緑いっぱいの癒やされる空間が広がっています。「頭之水(こうべのみず)」という御神水が流れる場所には、ご利益のある大きなヒキガエルの石像があったりと、境内は見どころ満載です!!

境内は自然豊かな場所で清流の音をBGMに癒やされる空間が広がっています。

頭之水とヒキガエルの石像。ヒキガエルの「ヒキ」は、幸せを“引き”寄せる縁起物として扱われているそうです。なるほど!! と思ってしまいました笑。

頭のご利益で親しまれる「おかしらさん」

ところで、「なぜヘルメットの御祈祷なのか?」と疑問に思う方も多いかと思います。頭之宮四方神社は日本で唯一、「あたまの宮」と名のつく神社で、頭に関する諸祈願に霊験あらたかな、頭之守護神・知恵之大神をお祀りしています。地元では「おかしらさん」と親しまれており、受験生の合格祈願や、特に首から上の諸祈願、厄除け、方位除け(八方除け)など多くの信仰を集めています。

「頭にご利益がある」という繋がりから、ライダーの頭を守るヘルメットの御祈祷を始めたそうです。もちろんライダーだけでなく、自転車用ヘルメットや工事現場の方が使用する、作業用ヘルメットの御祈祷も受け付けているそうです。

「おかしらさん」は首から上にご利益のある、日本で唯一の「頭」がつく神社です。

頭之水だけでなく頭之石というものも。撫でるとご利益があるらしいですが、とある角度から見ると人の顔にも見えるらしい不思議な岩。

御祭神は、唐橋中将光盛卿(からはしちゅうじょうみつもりきょう)をお祀りしています。唐橋中将光盛卿は、平安京の建設を進めた桓武天皇の子孫にあたる人物です。この神社が「頭にご利益がある」とされるのは、光盛卿の霊が特に首から上の守護に効果があるとされているため。

頭の守護や知恵に関する、祈願に篤い信仰を集めています。地元では「おかしらさん」として親しまれ、学業成就や合格祈願だけでなく、事故や病気から頭部を守るための、ご祈祷も行われるようになったそうです。

境内の横には唐子川が流れる。唐橋中将光盛卿の髑髏(どくろ)が流れ着いたという言い伝えがある川です。

唐子川は都会の喧騒を忘れる癒やしスポット。流れ着いた唐橋中将光盛卿の髑髏で地元の子ども達が遊んでいたのだとか…。

バイクだけじゃない!? ヘルメットの御祈祷も!!

長々と前フリを語ってきましたが、いよいよ御祈祷をお願いする時間に! 事前に予約していた名前と住所を受付で伝え、バイクを押して本殿の前で待機。そして、ヘルメットを持って本殿の中で御祈祷が始まります。

御祈祷自体はごく一般的なものと変わりませんが、ヘルメットをお祓いしてもらうというのが不思議な感じ…。その光景には、どこかシュールさも感じられ、思わず笑ってしまいそうですが、神事なので真面目に気を引き締めます。最後に外に出て、バイクも御祈祷をしていただいて終了です!

ヘルメットはSHOEIのグラムスターを御祈祷していただきます。画がちょっとシュールな気も…笑

グラムスターに装着しているCardo PACKTALK EDGEも、一緒に御祈祷していただきます笑 仕事で使用していると、ハンズフリーボイスコマンドで電話を受け取れたりする利便性が重宝します。

ヘルメット御祈祷の様子。これでバッチリ頭を守っていただけることでしょう!!

最後にトラインフ・スピード400を御祈祷していただいて終了。実は仕事でお借りしている車両なので、次回は自分のバイクで来ないと…(使命感)

周辺には魅力的なツーリングスポットも点在しているぞ!!

頭之宮四方神社の周辺にはツーリングや観光に最適なスポットが豊富に点在しています。まずは、三重県といえば、定番の「大内山牛乳」でお馴染みの「大内山ミルク村」。ここでは地元の新鮮なミルクを使った乳製品を楽しむことができ、ツーリングの休憩地点としてもおすすめです。

さらに、国道42号線を南下すると、尾鷲や熊野方面の絶景が広がる海岸線を走ることができ、海風を感じながらのツーリングは格別です。逆に42号線を北上すると、話題の複合施設「VISON(ヴィソン)」が見えてきます。

ここでは、ショッピングやグルメが楽しめ、観光スポットとしても人気を集めています。また、伊勢方面へと抜ければ「お伊勢参り」も楽しむことができ、三重県を満喫できる多彩なルートが揃っています。

御祈祷の撤下品(お下がり)。御饌米(イセヒカリ)、祥瑞の御塩(清め塩)などに加えて二輪安全守も入っている。お下がりの内容は金額によって内容が変わります。

百福」さんの京風担々麺。辛さが控えめな担々麺が特徴です。地元の方はもちろん近隣からツーリングで立ち寄るバイク乗りのお客さんが多いお店です。

個人的にツーリングの途中に立ち寄りたいのが、松阪市内にある京風担々麺の「百福(ももふく)」。こちらは、バイク乗りのご主人が経営する京風担々麺の専門店で、店内にはご主人の愛車が飾ってあります。地元の方だけでなく、近隣県のバイカーも多く訪れる担々麺屋さんです。

頭之宮四方神社の初穂料は、6000円/8000円/1万円と三段階。お納めした初穂料により、お渡しする撤下品(神様のお下がり)や授与品が異なります。受付時間は9:00〜16:00。ツーリングの目的地にしてもよし、通過点でもよしな、立ち寄りたくなるバイク神社さんでした!! 次こそは自分のバイクで訪れるぞ!!

自然豊かなバイク神社を目的にツーリングに出かけるのもありですね!!

※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。