MotoGPヘルメットメーカー勢力図に変化の兆し!? 新星アコスタがアルパインスターズ陣営に加入も存在感を示す日本メーカー
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●文:[クリエイターチャンネル] 風間ナオト ●写真:ホンダレーシング, モンスターエナジーヤマハMotoGP, ドゥカティ, ピアジオ, GASGAS, グレシーニレーシング, アライヘルメット, SHOEI, オージーケーカブト, AGV ヘルメット, Alpinestars
MotoGPがいよいよ開幕! プレシーズンテストや体制発表会の情報が続々と舞い込み、中にはSNSで2024年仕様のヘルメットを公開するライダーもちらほら現れていたので、レースファンの筆者としては、胸の高まりを抑えきれません!!
一方、バイク乗りの端くれとしては、世界最高峰の舞台で走るライダーたちの装備品が気になるッ! ってことで、前年に引き続き、MotoGPライダーが使用するヘルメットのシェアを調査しました。
- 1 微減もシェアNo.1をキープ! イタリアのAGVが最多4名
- 2 新星アコスタが加入したアルパインスターズは勢力拡大
- 3 シャークはNEWモデル後頭部の可動フラップに要注目!
- 4 製品開発と宣伝広報でSHOEIに大きく貢献するマルク・マルケス
- 5 FIM新規格を世界初クリア! いまだ信頼感抜群のアライヘルメット
- 6 オージーケーカブトはA・エスパルガロに加えてM・ピロと契約
- 7 HJCは巨額契約2年目のクアルタラロとKTMのビンダー
- 8 スコーピオンの顔はヤマハファクトリーに移籍したリンス
- 9 2年連続王者バニャイアが選ぶイタリアンデザインのSUOMY
- 10 インドネシアのKYTはバスティアニーニとフェルナンデスが着用
微減もシェアNo.1をキープ! イタリアのAGVが最多4名
シェアNo.1に輝いたのはイタリアのAGVで4名。
2023年は5名でしたが、昨年、GASGASファクトリーレーシングから参戦していたポル・エスパルガロ(開幕戦のクラッシュでシーズンの半分近くを棒に振ってしまいましたが……)が第一線を退き、KTM陣営のテストライダーに就任したため、微減です。
2020年王者のジョアン・ミル(レプソルホンダチーム)以外の3名はイタリアンで、いずれも長年AGVの看板として大活躍してきたバレンティーノ・ロッシの弟子たち。
ロッシ御大、現在参戦する4輪レースではBELLを被っていますが、今年の1月にWSBK(スーパーバイク世界選手権)のテストでYZF-R1を走らせた際には、きちんと(?)AGVを着用していました。
その時と同じ、2023 GT World Challenge参戦時のフレアパターンを再現した『PISTA GP RR』は、世界3000個限定で予約販売中です。テストに参加したのは、そのプロモーションのためだったりして(笑)。
ホンダを引っ張る立場となったミルがテストで使用した“絶賛仕事中”ヘルメットは『スターライン・デザイナーズ』によるもの。本番仕様はもっと普通です
ロッシが4輪の2023 GT World Challengeで被ったヘルメットのグラフィックを再現した『PISTA GP RR JIST Asian Fit 027-SOLELUNA 2023』
新星アコスタが加入したアルパインスターズは勢力拡大
昨シーズン、MotoGPクラスに電撃参入。大いに話題をさらったアルパインスターズは、さらなる動きを見せています。
マルク・マルケス以来の天才とも称されるルーキーのペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)と契約。2021年にMoto3、2023年にMoto2のチャンピオンに輝いた19歳の新星は昇格に伴い、これまでサポートを受けていた母国スペインのMTヘルメットからのブランドチェンジとなりました。
2023年、最終戦までタイトル争いを繰り広げたホルヘ・マルティン(プリマプラマックレーシング)、MotoGPクラスとなって以降で初めてとなる3メーカーでの勝利を狙うジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)も継続で、合計3名と着々と勢力を拡大中。
ベースモデルとなる『Supertech(スーパーテック)R10』は欧州とアメリカで販売開始。価格は999.95ドル〜(約14万8000円〜)とややお高めですが、レース好きならずとも日本市場導入の行方が気になるところです。
アルパインスターズが次世代のスターとして目を付けたペドロ・アコスタ。プレシーズンテストで好タイムを連発
シャークはNEWモデル後頭部の可動フラップに要注目!
ザルコらサポートライダーに供給されるのは『FRHPhe-01』規格の承認を受けた『Aeron GP FIM Racing #1』
フランスのシャークは広告塔にもなっている自国出身のヨハン・ザルコ(LCRホンダカストロール)を筆頭に、アプリリアのサテライトチームで走るミゲール・オリベイラとラウル・フェルナンデス(共にトラックハウスレーシング)の合計3名。着用するのはNEWモデルの『Aeron(アーロン)GP』です。
ザルコも開発に協力したというこのヘルメットは、ライダーの姿勢に合わせ、後頭部のスポイラーに設けられたフラップが可動(世界初! 特許取得済み)するというのが大きなウリのひとつ。もちろんFIMからレース用ヘルメットとして承認されていますが、マシンの可動空力パーツは禁止されているということを鑑みると少し心配。個人的には「シーズン中どこかからクレームがつくのでは?」と密かに注視しています。
日本総輸入元のリンクスが2023年7月いっぱいでシャーク製品の取り扱いを終えてしまったため、国内で入手困難なのが残念。
製品開発と宣伝広報でSHOEIに大きく貢献するマルク・マルケス
どっこい日本メーカーも負けていません! SHOEIユーザーも3名います。
同じチームでドゥカティを駆るマルク&アレックスのマルケス兄弟(共にグレシーニレーシング MotoGP)、熾烈なシート争いを生き残ったファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナエンデューロVR46)が、『X-SPR Pro(X-Fifteen)』で2024年シーズンを戦います。
MotoGPクラスでは同率2位ですが、世界のプレミアム市場では60%以上を占めるトップシェア。欧米を中心とした海外での売り上げも約8割に達するんだとか。
“メイドインジャパン”の高品質がその一番の理由ですが、マルクがこれまでに見せてきた獅子奮迅の働きがブランドの魅力をさらに押し上げてきたこともまた事実でしょう。
現在、同社ではマルク絡みのヘルメットを多数ラインナップ。『X-Fifteen』の各種レプリカはもちろん、ツアラーモデルやストリートモデルでも“MM93コレクション”として商品展開しています。
ディ・ジャンアントニオはVR46に移籍したタイミングでレーシングスーツおよびグローブ&ブーツをアルパインスターズからダイネーゼへと変更。チームの方針でヘルメットもAGVにスイッチするのかと思われましたが、こちらは愛着ある日本メーカーを選択。レプリカモデルの『Z-8 DIGGIA(ディジャ)』も好評販売中です。
ドゥカティ・サテライトのグレシーニで真の復活を目指すマルク・マルケス。今季はヘルメットもたくさん映りそう
FIM新規格を世界初クリア! いまだ信頼感抜群のアライヘルメット
マーベリック・ビニャーレス(アプリリアレーシング)と中上貴晶(LCRホンダイデミツ)の2名とサポートライダーの数こそ多くありませんが、アライヘルメットへの信頼感はいまだに抜群です。
「ブランドを売るよりも、“護る性能”で世界一を目指すためのレース活動と考えておりますので、弊社のヘルメットで自らの頭を護りたい、また、弊社に信頼を寄せている選手と契約、提供をしております」という新井章仁副社長にいただいたコメントはアライの基本姿勢を如実に表しています。
MotoGPをはじめとする国際格式のサーキットレースでは、2020年よりFIMが規定する『FRHPhe-01』承認のヘルメットしか使用できなくなりましたが、同社は2026年から着用が義務付けられるより厳しくなった『FRHPhe-02』規格を世界で初めてクリア!
その際にもSNSで「どこのメーカーより早く認証されたのも、先を見越した安全性能への追求と、規格の範疇にとどまらない頭を護ることを常に優先してつくり続けてきた裏付けでもあると考えます。『規格はあくまで通過点』。これからも私たちは“世界一の護る力”を追い続けて参ります」と発信しています。
Moto2の小椋藍はMTヘルメットが支援する『MTヘルメット–MSI』に移籍しましたが、小椋はアライを被り続けると明言。こんな話からもライダーたちの厚い信頼が伝わってきますね。
FIMの『FRHPhe-02』規格を世界で初めてクリアした『RX-7V FIM Racing#2』。2024年3月1日時点でもサーキットレース用では唯一のヘルメット
オージーケーカブトはA・エスパルガロに加えてM・ピロと契約
2023年にアレイシ・エスパルガロ(アプリリアレーシング)へのサポートを開始。MotoGPクラスに参入したオージーケーカブトは、新たにドゥカティファクトリーのテストライダー、ミケーレ・ピロ、Moto2のジェレミー・アルコバ(Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp)と契約しました。
Moto3では昨シーズンのマレーシアGPで初優勝したコリン・ベイヤー(LIQUI MOLY Husqvarna Intact GP)、WSBKではレミー・ガードナー(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)が使用。“カブト”ブランドは着々と世界のサーキットで存在感を増しています。
ちなみに年末に数量限定で発売されたアレイシ兄貴のウィンターテスト仕様グラフィックモデル、『F-17 アレイシ』は大変好評で、同社開発部の口野彰義さんによると「一部のサイズのみ流通在庫が若干残っている程度」とのこと。
衝突時に内装の低摩擦層がヘルメット内でわずかに動くことで脳を保護する“Mips(Multi-Directional Impact Protection System:多方向衝撃保護システム)”を搭載した自転車ヘルメット、『AERO-R2 Mips』のアレイシ・シグネチャーモデルも数量限定で販売スタート。
Mipsアンバサダーを務める兄貴は、バイク用のMips搭載ヘルメットのテストも行っているようです。
『F-17 RACING』を置いてアプリリア RS-GPの前で微笑むアレイシ・エスパルガロ。今季もやってくれそうな予感
HJCは巨額契約2年目のクアルタラロとKTMのビンダー
2021年チャンプのファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジーヤマハMotoGP)とブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)はHJC。ヤマハのテストライダーを務めるカル・クラッチローもサポートライダーです。
昨年、未勝利に終わったヤマハのエース、クアルタラロは2年契約の2年目。年間75万ユーロ(約1億2000万円)を支払っている韓国メーカーとしては、今年はなんとしても優勝して、もっと商品をアピールしてほしいに違いありません。
2023年発売のクアルタラロのレプリカ2種類を日本正規代理店のアールエスタイチのWEBサイトでチェックしたところ、全サイズいずれもSOLD OUT! 宣伝効果はそれなりに出ているようです。
HJCから年間75万ユーロ(約1億2000万円)を受け取っているというクアルタラロ。いろいろ結果が求められる1年
スコーピオンの顔はヤマハファクトリーに移籍したリンス
韓国のソウルに本社を構えるキドスポーツがアメリカで設立したスコーピオンのMotoGPクラス契約ライダーは、ヤマハファクトリーに移籍したアレックス・リンス(モンスターエナジーヤマハMotoGP)ただひとり。『EXO-R1 EVO FIM RACING #1』でレースに臨みます。
『EXO R1』シリーズは、鎖骨へのダメージを最小限に抑え、ライダーの可動範囲を広げるため滑らかなラインにデザインされたボトムエッジプロファイルが特徴的。
2022/2023年のWSBK王者、アルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)、Moto2トップランナーの刺青獣、アロン・カネット(ファンティックレーシング)らも支援を受けています。
『EXO-R1 EVO FIM RACING #1』を被ってポーズを取るリンス。縦に大きく入った2本ラインがスズキ時代を彷彿
2年連続王者バニャイアが選ぶイタリアンデザインのSUOMY
2年連続チャンピオン、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティレノボチーム)が、MotoGPクラス唯一のSUOMYユーザーです。
2000年にドゥカティとパートナーシップ契約を結んだこともあり、ロリス・カピロッシやトロイ・ベイリス、マックス・ビアッジといったトップライダーがかつては使用していました。2000年代には、WSBKのみならず、MotoGPでも一大勢力でしたが、2014年に破産。現在は国内シェア80%を誇るというインドネシアのKYTを展開する企業に買収され、同社のいちブランドとなっています。
『S1-XR GP バニャイア モンスター レプリカ』『TRACK-1 バニャイア ウィンターテスト モンスター レプリカ』の2種類をリリースしています。
海外の公式サイトにはウィンターテスト仕様の『TRACK-1 バニャイア ウィンターテスト モンスター レプリカ』も
インドネシアのKYTはバスティアニーニとフェルナンデスが着用
KYTを着用するのは、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティレノボチーム)、アウグスト・フェルナンデス(レッドブルGASGASテック3)の2名。
前述したようにKYTとSUOMYは資本を同じくする兄弟ブランドなので、グループとしては実質3名といっても良いのかもしれません。
FIM公認ヘルメット一覧にはKYTの『KX-1 RACE GP』とSUOMYの『S1-XR GP』が一緒に記載されているので、おそらく両モデルは同一製品のペイントチューン。
SUOMYともども基本的に設計および開発はイタリア、生産をインドネシアで行っています。
前頭部ベンチレーション形状などからもKYT『KX-1 RACE GP』とSUOMY『S1-XR GP』が同一品だと推測できる
【使用ヘルメット一覧】
■レプソルホンダチーム
36. ジョアン・ミル(AGV)
10. ルカ・マリーニ(AGV)
■LCRホンダ
5. ヨハン・ザルコ(シャーク)
30. 中上貴晶(アライヘルメット)
■モンスターエナジーヤマハMotoGP
20. ファビオ・クアルタラロ(HJC)
42. アレックス・リンス(スコーピオン)
■ドゥカティレノボチーム
1. フランチェスコ・バニャイア(SUOMY)
23. エネア・バスティアニーニ(KYT)
■プリマプラマックレーシング
89. ホルヘ・マルティン(アルパインスターズ)
21. フランコ・モルビデリ(AGV)
■グレシーニレーシング MotoGP
93. マルク・マルケス(SHOEI)
73. アレックス・マルケス(SHOEI)
■プルタミナエンデューロVR46
72. マルコ・ベッツェッキ(AGV)
49. ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(SHOEI)
■アプリリアレーシング
41. アレイシ・エスパルガロ(オージーケーカブト)
12. マーベリック・ビニャーレス(アライヘルメット)
■トラックハウスレーシング
88. ミゲール・オリベイラ(シャーク)
25. ラウル・フェルナンデス(シャーク)
■レッドブルKTMファクトリーレーシング
33. ブラッド・ビンダー(HJC)
43. ジャック・ミラー(アルパインスターズ)
■レッドブルGASGASテック3
31. ペドロ・アコスタ(アルパインスターズ)
37. アウグスト・フェルナンデス(KYT)
近年は欧州メーカーに押されているイメージですが、日本×6名、韓国×2名(韓国資本のスコーピオンも入れると3名)、インドネシア×2名(兄弟メーカーのSUOMYも入れると3名)とアジアンメーカー全体で見るとむしろ優勢! 2024年シーズンは実質重視の日本メーカーヘルメットを被ったライダーに活躍してもらいたいですね。
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