BMW G310GSでツーリング。小諸/上田/菅平〜ここも信州!

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信州の中でも、北信や南信、中信と比べると地味な感じが否めない東信地区。しかし、絶景地や爽快路、戦国武将の史跡や伝統的町並みなどがある、実は魅力的なエリアなのだ。

●文と写真:モトツーリング編集部 ●BRAND POST提供:BMW Motorrad

チェリーパークラインはピストン路

信州とは長野県のことである。古来より信濃国であった同地は、国を表す州の字を用い信州と呼ばれるようになった(他に甲州や武州などあり)。信州と言うと絶景道のビーナスラインや北アルプスの北信、南・中央アルプスに挟まれた伊那路などをイメージするが、軽井沢や小諸、上田も信州なのである。今回は、上信越道の小諸ICから菅平高原へと周遊してみた。

国重文の小諸城大手門

まずは小諸市内にある小諸城址懐古園に。小諸城は豊臣秀吉家臣の仙石秀久が入った城で、城下町より低い位置に城のある国内でも珍しい穴城で、日本百名城にも選ばれている。

小諸城内にある動物園

懐古園を散策した後、小諸市街からチェリーパークラインに入る。頂上の車坂峠まで約10㎞、実はほぼアサマ2000パークまでの道のため車通りが少なく、また全線追い越し可のため走りやすい。そして峠付近では八ヶ岳の好眺望を望むことが出来る。

チェリーパークライン

基本的にはピストン路で、再び同じ道を下らなければならないが、好天時ならこの眺望を見に走る価値はあるかとは思う。但し、アサマ2000パークから先は未舗装路で、嬬恋までは浮砂利の下り道が7㎞以上続くので、オフ車以外は避けるべき。なので、一度、チェリーパークラインを下りた後、東御市から県道94号線(東御嬬恋線)に入り、湯の丸高原経由で嬬恋村に入った。この県道も、ほぼ追い越し可の車線路で走りやすい。

アサマ2000の先は通行止だった(2022年5月)

さて、嬬恋は群馬県になるが、国道144号線を走り鳥居峠を越えると長野県の上田市に入る。

嬬恋の丘〜四阿山や浅間山の好眺望を望める小高い丘で、北海道の美瑛のようなパッチワークのキャベツ畑の景色を楽しめるお勧めスポット。案内板などは一切ないので、ナビは必須。

嬬恋の丘周辺にて。

湯ノ丸高原の地蔵峠を越えると群馬県の嬬恋村に入る。日本一のキャベツの生産量を誇る地域で、広大なキャベツ畑の中をつまごいパノラマラインが走り、牧歌的な景色を楽しみながら走れるエリア。ぜひ、東信エリアと合わせてツーリングで訪れたい場所だ。

途中で国道406号線に入り菅平高原に向かう道中に唐沢の滝があるので、ぜひ立ち寄りたい。滝は国道沿いからも見れるが、3分ほど歩けば滝の間近まで行けて、迫力ある滝景を見ることができる。

落差11mながら間近で見ると迫力のある唐沢の滝。立ち寄りお勧め。

体力があれば訪ねたい菅平牧場東屋

そしてそのまま国道を走り菅平高原に到着。冬はスキーで賑わう場所だか、残念ながらグリーンシーズンはリフトが稼働してないようだった。実は今回の目的地は菅平牧場。途中の料金所で入山料200円を払い牧場に入る。

まだ芝が生えていないため放牧はなく四阿山などの登山客がいるのみであったが、ここから15分ほど整備された土段を登ると東屋があり、雲海に浮かぶ北アルプスの絶景を望むことが出来る。よくヒマラヤ山脈などの高峰がまるで空に浮いているかのような画像があるが、まさに好天ならその景観が見られる場所だ。雲より上に北アルプスの高峰が顔を出している、まさに絶景。

但し、徒歩15分とはいえ土段の一段一段に高さがあり体力がないと地獄を見るのでご注意を。

菅平牧場の東屋より北アルプスを望む。

菅平を後にして上田市街へと向かう。上田市はまさに真田の町で、随所に真田の家紋の六文銭が見られる。

三途の川の渡し賃である六文銭が旗印の真田氏。

真田氏歴史館、真田氏館跡、そして、関ヶ原の戦いで徳川別動隊を足止めさせた上田城跡を見て回り、風情あ柳町を通って、海野宿に到着。

真田三代の鎧が展示されている真田歴史館。

上田城址公園。バイクPは700m先の城下Pになる。

北国街道の宿場町として栄えた町で、今も残る歴史的な町並みの中をバイクで走ることができる。

海野宿〜江戸時代の北国街道の宿場町で、約650mに渡りほぼ両側に旧家が並んでいて、往時を偲ばせてくれる。水路が流れていて風情があり、バイクで町中を走ることができる(20㎞/h以下走行推奨)。

そして、最強力士と称される雷電の生家を訪ねたの後、小諸市内にある懸崖造りの布引観音に。

21年間で10敗のみという最強力士、雷電の生家

布引観音は、岩山の断崖絶壁に懸崖造りの観音堂(国重要文化財)が建つ古刹で、ここの布引観音が牛に化身して、小諸に住んでいた強欲な婆さまが干していた布を角に引っ掛けて、善光寺まで追いかけさせて改悛させたという、「牛に引かれて善光寺参り」(“思いがけない誘いで良い方に向かうこと”のたとえ)のことわざの発祥の地とも言われている。

千曲川沿いの県道(こぶし街道)岩山の断崖絶壁に懸崖造りの より、布引観音のある岩山を望む。

布引観音の観音堂。

なお、千曲川沿いにある布引観音参道駐車場から観音堂までは、きつい石段を15分ほど上る必要があり、貸杖も用意されている。

布引観音参道駐車場前にある、信濃の耶馬渓こと布引渓谷。

そして、小諸ICより再び上信越道に入り、帰路に着いた。

どこにでも気軽にツーリングに行けるバイク:BMW G310GS

【BMW G310GS】全長×全幅×全高(㎜):2,190×880×1,250 シート高:835㎜ 車両重量:175㎏ 燃料タンク容量:11.5ℓ エンジン:4ストロークDOHC水冷単気筒4バルブ312㏄ 最高出力:25kW(34PS/9,250rpm) 最大トルク:28Nm / 7,250rpm フロントタイヤ:110/80 R19 リアタイヤ:150/70 R17 車両価格:74万円~

とにかく軽くて安定感の高いバイクだ。フロント19インチ&倒立式フロントフォークを採用し、メッツラーのオフロード系タイヤを装着。電子制御スロットルでスロットルワークがしやすく、高速から街中、未舗装路まで場所や道を選ばずに走れるデュアルパーパスバイクだ。

そして何より素らしいのは車体の安定性。さすがはGS。しなやかなサスにより高速でも未舗装路でも路面のギャップを吸収してくれて、座り心地の良いシートと相まって長距離も疲れず走れる。まさに走るステージを選ばない、思い立ったらすぐにどこにでもツーリングに行けるバイクだ。

倒立フロントサスは峠道でもオフでも快適だ。

ヘッド&テールライト、ウィンカー等、全てLED。

肉厚の座り心地の良いシートで長距離も◎。

オンオフ両対応のメッツラーツアランスを装着。

ETC2. 0を装備。リア下に車載器がありカード挿入も楽。

※「モトツーリング2022年7月号」の記事を転載。


※本記事はBMWが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。