ぶらりBMW R1300GSで巡る、江戸回廊〜流山本町の旅
キングオブアドベンチャーバイクとも称される、BMW GSのフラッグシップモデル。どちらかというと、車両の超が付くほどの安定性から、高速を使って遠くに行くツーリングを楽しむバイクと思いがちですが、新たに発売されたR1300GSは、見た目の巨漢さが薄れて気持ち的にも小回りがしやすくなり、また、自動車高調整機能が付いて乗り降りの楽になりました。今回、そんなR1300GSに乗って、ぷらっと千葉県の流山にツーリングに行ってきました。編集部から往復50kmのぷちツーリング。たまにはのんびりと近場で風情を楽しむツーリングもいいものです。
●文と写真:酒井正樹 ●BRAND POST提供:BMW Motorrad
江戸回廊とは、千葉県流山本町にある行灯が灯る町並みのこと
利根川と江戸川を結ぶ、全長約8.5kmの利根運河は人工の河川で、オランダの技術者ムルデルの力を借りて、明治23年(1890年)に開通しました。運河の沿岸には舟問屋や料理店などが立ち並び、18世紀頃から白みりんの発祥地としてその生産が盛んだった流山は、船着き場として栄えました。
さて、常磐自動車道の流山ICを下りて、流山市街に入りました。まず、訪ねたのが流山市立博物館です。
専用駐車場(図書館を兼ねる)から徒歩5分ほど。館内の1Fが図書館で、2Fが市立博物館になっていて、博物館には流山の歴史や古墳時代からの史物が展示されていました。とくに、当地で新撰組局長の近藤勇が捕縛されたこともあり、新撰組絡みの資料も多く展示(新撰組が陣を敷いたとされる永岡家の階段の展示)されていました。流山を散策する前に、ぜひ、立ち寄りたいところです。
まずは、市立博物館から流山街道を渡った先にあります「あかり館@雑貨konocono」に。古民家を改築した手作り雑貨とパンのお店で、ぷらっと眺め見るのも楽しいです。そして、道を戻り、古民家が点在する本町通り(行灯回廊)に入りました。まずは、新川屋という呉服屋さんに。
残念ながら訪問時はお店は閉まっていましたが、明治23年に建てられた家屋は歴史が感じられて、恵比寿と大黒が表された鬼瓦が見事で、国登録有形文化財に登録されています。
そして、その近くには丁字屋という看板のある家屋がありましたが、今は違う会社が入っているようです。
その少し手前の脇道を入りますと、「カフェ&バル 蔵ごころ」という蔵を改装したカフェがあります。
こちらも国登録有形文化財らしいのですが、ちょっと、オシャレでランチ(九州セレクトランチ)が1250円とのことでしたが、今回は時間がなく入るのを見合わせました。
再び本町通りに戻り、流山浅間神社に。境内には高さ6mほどの富士塚(流山富士)があります。富士塚というのは富士信仰に基づいて作られた人工の山で、富士登山ができない方のために全国の多くの神社に作られています。
続いて、先の脇道に入りますと閻魔堂が、そして、近藤勇陣屋跡があります。ここで、新撰組局長の近藤勇が最後に陣営を敷いて、自首(捕縛?)した場所でもあります。今は、碑のようなものが立っているだけですが、隣接する売店には新撰組のグッズが販売されているようです。
そして、その先には、国登録有形文化財で、黒漆喰磨仕上げで土蔵造りの寺田園旧店舗があります。昔は乾物屋だったようですが、現在は万華鏡ギャラリー&ミュージアムのようです。
さて、そこから一本、裏道に入りますと、流山キッコーマンの工場があり、そのなまこ壁風に作られた壁に流山まちなかミュージアムとして往時の写真や資料などが掲示されています
再び本町通りに戻り、ちょっと堤防を登って江戸川を見に行きました。
とくに何があるわけではないですが、往時はここを多くの船が行き来していたことを想像すると風情を感じられます。再び川沿いの道を走り、一本裏道に入りますと、一茶双樹記念館があります。
ここはみりんで財を成した秋元双樹の家で、俳人の小林一茶がたびたび訪ねた場所だっただめ、一茶双樹記念館として、無料で開放している史跡です(9:00〜16:50 月曜休み。駐車場あり)。庭園には一茶が詠んだ「夕月や流残りのきりぎりす」の句碑があります。
縁側に座ってボーッとするのもよし、夏でしたら美味しいかき氷(有料)を食すこともできます。
そして、最後に赤城神社に立ち寄りました。この神社は流山の地名の発祥の地で、鳥居には大しめ縄が奉納されています。
とくに遠くに行かなくても、身近にあるまだ行ったことのない史跡や風景を見に行くプチアドベンチャーツーリング。ぜひ、秋風に誘われながら、ぷらっとバイクに乗って出かけられてみてはいかがでしょうか。
※本記事はBMW Motorradが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 2024/10/13
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