「コレはヤバすぎ…」BADHOPの代表曲『Kawasaki Drift』に出てくる“Ninja H2R” 実は日本が世界に誇るとんでもないモンスターだった

「コレはヤバすぎ…」BADHOPの代表曲『Kawasaki Drift』に出てくる“Ninja H2R” 実は日本が世界に誇るとんでもないモンスターだった

2年前に、惜しまれつつも解散した、川崎出身のヒップホップクルー、BADHOP。代表曲である『Kawasaki Drift』に、とあるバイクが登場するのをご存知だろうか? 本記事ではそのバイク、Kawasaki Ninja H2Rについて考察していく。


●文:ヤングマシン編集部

BADHOPが、自らの存在と重ね合わせたモンスターマシンとは

すでに解散してしまったが、今も多くのファンに支持されるヒップホップクルー、BADHOP。川崎のゲットーで生まれ育ったメンバーが過酷な環境や現実をラップに落とし込んだ内容が、多くの若者から共感を得たことでも知られている。また、キャリアの大半を自主制作となるインディーズで活動したことでも有名だ。

そんな彼らの代表曲となるのが『Kawasaki Drift』だ。「川崎区で有名になりたきゃ…」という強烈なパンチラインはあまりにも有名。泥水をすするような底辺の生活から這い上がろうとする上昇志向をラップに叩きつける内容の同曲に、再三登場するのが「Kawasaki Ninja」というワードだ。ややこしいが、曲名のKawasakiはおそらく神奈川県の地名だが、Kawasaki Ninjaは川崎重工業が製造するオートバイ「ニンジャ」を指す。

KawasakiのNinjaは、バイクに興味がない人でも名前は聞いたことがあるであろう、世界的な名車だ。この世界的な知名度を持つ圧倒的なスペックのマシンと、シーンに颯爽と登場し、またたく間に話題をさらい、頂点へと上り詰めたスピード感が重なり、自らを表す比喩的な表現としてKawasakiのNinjaが使用されていると考えられる。

実際、Kawasaki Driftの公式MVの冒頭には、Kawasaki Ninja 250R(キャンディプラズマブルー)が一瞬映っている。250Rは2008年頃にリリースされ、当時大ヒットしたモデルだ。

Kawasaki Ninja 250R(2008年)

BADHOPの代表曲、Kawasaki Driftの公式MV。

豊富なラインナップを誇るNinjaの中でも、とんでもないスペックを持つH2R

ところで、KawasakiのNinjaとひと口に言っても、実はかなり豊富なバリエーションがラインナップされており、排気量やシリーズの違いなど10車種以上の選択肢が用意されている。中でも、Kawasakiの技術の粋を集めた、ハイパースポーツに分類されるのがH2シリーズとなる。

『Kawasaki Drift』では、メンバーのBarkの担当するバースで「川崎 Ninja H.2.R」というリリックが登場する。実はこのNinja H2Rは、Ninjaシリーズの中でもとんでもない、規格外のスペックを持つモンスターマシンで、最高時速400km/hを超えたという記録もあると言われている。まさに、BADHOPがかつて一気にスターダムへと上り詰めたスピード感と、イメージがピッタリのバイクと言えるだろう。

KAWASAKI NINJA H2R[2026 U.S. model]MIRROR COATED MATTE SPARK BLACK
主要諸元:■全長/全幅/全高未発表 軸距1450mm シート高825mm 車重216kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 最高出力未発表 16.01kg-m/11000rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/60-17 R=190/65-17 ※諸元は北米仕様

KAWASAKI NINJA H2R[2026 U.S. model]MIRROR COATED MATTE SPARK BLACK

なお、現時点では、規制等の影響もあり、Ninja H2Rの日本国内での販売は終了しており、正規店で入手することはできない。どうしても入手したい場合は中古車を探す必要があるが、個体数は非常に少なく、価格も1000万円を軽く超えるという、プライスもモンスター級のモデルとなっている。

KAWASAKI NINJA H2R[2026 U.S. model]

公道を走行できない=法に縛られない存在

ちなみに、もしNinja H2Rを入手したとしても、保安基準や規制を満たしていないなどの理由で、同モデルで公道を走ることは法律的に許されない。飽くまでもサーキットなどの、クローズドコースでの走行を前提としたモデルとなっている。

なので、BarkがラップするNinja H2Rで、東京から川崎国へ向けて大師橋をNinja走行すれば、一発でアウト。しかし、ルールや法に縛られずにモンスターマシンに跨るというのは、枠に収まらずストリートで圧倒的な存在として君臨するという、BADHOPの存在と重ね合わせているのと考えれば、このマシンのチョイスはまさにイメージ通りと言えるだろう。

Ninja H2Rを、公道でも走行できるように法規制に適合させたNinja H2なら、合法的に大師橋を走行可能だ。Ninja H2は、H2Rにはなかったバックミラーや灯火類、サイレンサーなどを装備しているほか、スーパーチャージャーの圧力を抑えることで、最高出力も控えめな数値となっている。

KAWASAKI NINJA H2[2026 U.S. model]MIRROR COATED SPARK BLACK
主要諸元:■全長/全幅/全高未発表 軸距1450mm シート高830mm 車重238kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 最高出力未発表 13.82kg-m/11000rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ※諸元は北米仕様

KAWASAKI NINJA H2[2026 U.S. model]MIRROR COATED SPARK BLACK

KAWASAKI NINJA H2 / CARBON[2026 U.S. model]

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