
「モンキーレンチよ、あなたはどうしてモンキーなの?」これには諸説あるようで、人名説やら配管工説など、いろいろあるようですが個人的にはこの説が好きなのです。これを知ったら、アナタもきっと人に言いたくなる(ハズ)・・・!
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか?
そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだよ」の一言で片づけられたのも今やいい思い出。
ちなみに、齢49にして初めて知ったのはJIS規格の名称では「モンキレンチ」と呼ぶらしい、ということ。
JIS規格名称:モンキレンチ 英文名称:Adjustable angle wrenches
また、工具としては幅を調整できるレンチのAdjustable Wrench(アジャスタブルレンチ)類の一種で、「モンキレンチ」もこのアジャスタブルレンチに含まれます。
まじっすか。モンキなんだ。頭の中ではなぜか「モン吉」に変換されてますが。でも、この記事ではなじみの「モンキーレンチ」で続けるのでどうかご了承ください。で、幼少時代に気になったモンキーレンチの名前の由来は、いくつかの説があるそうです。
その1:人名説
もっとも有名といわれているのは、この工具の原形を発明したCharles Moncky氏の名前に由来するという説。彼が1858年頃にこの工具を発明し、特許を売却したという話がありますが、Monkeyじゃなくて、Monckyさん。
その2:配管作業員説
また、1800年代の工場では、蒸気動力の配管メンテナンスをする作業員が、油まみれになって天井近くをまるで猿のように飛び回ったため、グリスモンキーと呼ばれていました。このことから、モンキレンチが猿のような動きをする工具をイメージさせるようになったという説もあるそうです。
その3:サルに似てる説
そしてもうひとつの説が、モンキレンチの原形となった工具の頭部の形状が猿のような形をしているからという説。
モンキーレンチを、
こうすると・・・
たしかに似てる!!
ええ・・・ってか、似すぎでしょう! ああ、もう一度意識してしまうと、もうサルの顔にしか見えない。
諸説あるけれど、似てる説を推したい!
モンキーレンチ(モンキレンチ)の名前の由来については諸説ありますが、筆者としてはぜひとも【サルに似てるから説】推しですね。やっぱ似てるもんね!
ちなみに、まだバイク整備の初心者だったころ、行きつけのバイク屋さんで「初心者ほどモンキーレンチを使いたがる。だけど、熟練者もまた、モンキーレンチをよく使う」って教えてくれたのを思い出しました。当時は意味が解らなかったけど、今はほんのちょっとだけ理解できる気がします。
自在にサイズ変更できる構造はとても便利ではありますが、本締めには向きません。ですが、その自由さを活かせば「押さえる」工具としては十分すぎる機能性があるのがモンキーレンチだと思うので、サルの顔を思い浮かべてニヤつきながら愛用していきたいと思います~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
点火トラブルって多いよね 昔から「良い混合気」「良い圧縮」「良い火花」の三大要素が調子の良いエンジンの条件として言われておりますが、それはそのまま調子が悪くなったバイクのチェック項目でもあります。その[…]
論より証拠! 試して実感その効果!! カーシャンプーやワックスをはじめ、さまざまなカー用品を手がけてきた老舗ブランド「シュアラスター」。そのガソリン添加剤シリーズ「LOOP」のフラッグシップモデルが、[…]
高い耐久性、IP65防水性能がライダーのギアを守る ミルウォーキーツールが誇るツールボックス、PACKOUTシリーズの最大の特長は、その「高い耐久性・防水性・防塵性」を備えているという点。ガレージや作[…]
入れないとどうなる?フロントフォークのオイル はいどうも、みなさんこんにちは。本日は愛車DT50のフロントフォーク定期メンテナンスをやっております。 トップのキャップボルトを外してカラーを取り出して、[…]
最新の関連記事(工具)
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
点火トラブルって多いよね 昔から「良い混合気」「良い圧縮」「良い火花」の三大要素が調子の良いエンジンの条件として言われておりますが、それはそのまま調子が悪くなったバイクのチェック項目でもあります。その[…]
高い耐久性、IP65防水性能がライダーのギアを守る ミルウォーキーツールが誇るツールボックス、PACKOUTシリーズの最大の特長は、その「高い耐久性・防水性・防塵性」を備えているという点。ガレージや作[…]
入れないとどうなる?フロントフォークのオイル はいどうも、みなさんこんにちは。本日は愛車DT50のフロントフォーク定期メンテナンスをやっております。 トップのキャップボルトを外してカラーを取り出して、[…]
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
人気記事ランキング(全体)
最新の安心感と46worksテイストを両立した「究極のコンプリートモデル」 この『#02』は、2024年に限定販売された初代モデルに続くコンプリートカスタムモデル。今まで46worksが得意としてきた[…]
スズキCNチャレンジのファクトリーマシンと同じウイングを装着(一部地域でオプション設定) スズキは今回、初代GSX-R750から40周年にあたる今年、「GSX-R1000」「GSX-R1000R」の復[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に グローバルサイトでの2026年モデル発表、北米での正式発表に続き、英国でもスズキ「ハヤブサ」の2026年モデルが正式発表された。2026年モデルとしてレギュラーカラ[…]
距離もブランドも関係なし!50人同時通話を実現 EVA Rモデルは、EVANGELION RACINGをモチーフとした特別デザイン(初号機A/B、2号機A/Bの全4モデル)をまとい、ナイトランでも存在[…]
3気筒と変わらない幅を実現した5気筒エンジンは単体重量60kg未満! MVアグスタはEICMAでいくつかの2026年モデルを発表したが、何の予告もなく新型5気筒エンジンを電撃発表した。その名も「クアド[…]
最新の投稿記事(全体)
最新4気筒エンジンにクイックシフターなど先進の電脳装備 前後17インチホイールを採用し、高速道路から荒れた田舎道まで快適に走破できる新型アドベンチャークロスオーバー「ヴェルシス1100 SE」の202[…]
TMAX生誕25周年! 特別装備満載の記念モデルが登場! ヤマハは、”オートマチックスポーツコミューター”という独自のジャンルを築き上げた「TMAX」の誕生25周年を記念し、特別仕様車「TMAX560[…]
【ハイパーモタードV2/SP】史上最高のパワーと速さを身につけた新型ハイパーモタード 新型ハイパーモタードは、先代950からフルモデルチェンジがなされ、最新スペックのV2エンジン、そして新設計のモノコ[…]
「伝統と革新」をテーマに、カワサキの原点たるモデルと水素エンジンバイクを展示 10月30日(木)から11月9日の会期中に、101万にも及ぶ来場者を記録して閉幕した「ジャパンモビリティショー2025」。[…]
まずは「ふるさと納税」の仕組みをざっくりと ふるさと納税の仕組みに関して筆者はどうも多くの勘違いをしていたので、そんな自分でも理解できるようにまとめてみました。おさらいしておこう、自分! ふるさと納税[…]



































