エンジンの味わいは、設計時に高性能を狙ったものであるほど強く濃く残されるものだと聞いたことがある。56年前に36ps/6500rpmを実現した496ccエンジンには、そうした素養がたっぷり詰まっている。ボア×ストロークは66×72.6mmで、同じボアストの先代「メグロ スタミナK1(1960)」の33psからパワーアップし、最高速度は155km/hから165km/hへ向上。
カワサキからメグロK3が登場し、瞬く間に年間計画台数の200台が売れてしまったという状況の中、そのご先祖様にあたるメグロK2に乗る機会を得たのでインプレッションをお届けしたい。36psの最高出力を発生する496ccの空冷並列2気筒エンジンは、“単車を転がす”ということの意味を教えてくれるかのようだった。※2021年5月公開の記事を再編集したものです 目次 1 1965年モデル、60年前のカワサキ・ […]






















































