
トップガン マーベリックで使用されたカワサキGPZ900Rは、1986年公開の第1作劇中車ではなく、新規に仕立てられたもの。人為的に施されたエイジングからは、きちんと歳月の流れを感じてしまう。さすがハリウッド、スゴい技術。冬休みにDVDやサブスクで映画を見ながら、その凄みを確認してみよう!
●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●写真:箱崎太輔 ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
第1作から36年の“時間”も再現!
カウルが紫外線で退色し、くすんだトーンだが、じつは緑青を用いたペイント。擦れて色が剥げ落ちた箇所も塗装だ。車体右側のエンジンケースカバーやサイドカバー、マフラーには転倒したっぽいキズがあるが、これもペイントによる再現。模型におけるウェザリング(汚し塗装)の技術なのだ。
ヤレた雰囲気はすべてペイントで再現している!
【ゴムブーツ上にペイントが】リヤキャリパーを仔細に見ると、スライドピンのゴムブーツにまでウェザリングの塗料が付着。本来こんな汚れ方はしないだろうが、そこまではさすがに気が回らなかったか!?
第1作の車両にも右側のタンクやシートカウルにキズがあったが、続編ではもう少しキズが浅くなったようだ。また、エンジンの塗装が剥げて白かったが、続編では黒塗装がしっかり残っているのが特徴。なお左右エンジンカバーのロゴは、第1作では見えないよう加工されていた。
GPz900Rだけじゃない! ニンジャH2劇中車は小カスタム
続編ではGPZ900Rも登場するが、マーヴェリックの足として第1作におけるGPZ900Rの役を担うのがNinja H2だ。マフラーは競技用であるH2Rのスラッシュカット1本出しに換装されている。撮影用のカスタムなのだろう。なお本来は1人乗り仕様だが、劇中では広い座面とタンデムステップを装着した車両で2人乗りするシーンもある。
【「SUPERCHARGER」と「BREMBO」を隠すのはなぜ!?】GPZと違い、H2はKawasakiと車名ロゴが健在だ。しかし、なぜかエンジン右側の「スーパーチャージャー」とキャリパーの「ブレンボ」の文字がテープで隠されている。ブレンボは右側だけ見せているのが不思議。理由を教えてトム様!
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