
スズキは2024年9月8日にKATANAミーティング2024を開催。その場ではさまざまな催しがあったが、ヤングマシン的なメインはKATANAの新色が予告なくお披露目されたことだろう。青KATANAは今までにない色味かつ金ホイールを採用、銀KATANAはホイールとシートカウルの色味が変更されていた。
●文/写真:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
『パールビガーブルー』と『メタリックミスティックシルバー』の2色が登場
スズキの「カタナミーティング2024」でKATANAのニューカラーが予告なくお披露目された! イベントコンテンツが紹介される際に「鈴木俊宏社長がバイクに乗って登場」とされ、「もしかしたら見たことないバイクかも?」とアナウンスされたのみ。
そして2024年9月8日9時45分過ぎ、会場にバイク自走で登場した鈴木俊宏社長が駆っていたのは、これまでに見たことのない鮮やかなブルーのKATANAだった。さらに、隣にはシルバーのKATANAも並べられ、こちらも新色ということが明かされた。
車両に関するインフォメーションは一切なかったが、2025年モデルのニューカラーとして採用されるのは確実。スズキのグローバルサイトに記載された色名は、青が『パールビガーブルー=Pearl Vigor Blue (YKY)』、銀は『メタリックミスティックシルバー=Metallic Mystic Silver (YMD)』が正式名称となる。
KATANAは2025年モデルでEURO5+相当にマイナーチェンジすることが見込まれているが、展示車両はマフラーのO2センサーなどの配置から外装のみ2025年カラーを与えられていることがわかる。
パールビガーブルーのほうは、カウル類が青くなっているほかホイールが薄めのゴールドとされている。ボディカラーはシルバーよりも抑揚が大きく見える色味だ。
メタリックミスティックシルバーは従来と同じ色味の銀に濃いめのゴールドホイールが与えられ、シートカウルはマットブルー(見た目には紺)に改められている。
グローバルサイトに掲載されていることから世界的に共通のカラーになる可能性が高く、だとすれば正式なお披露目は11月のEICMA(ミラノショー)あたりになるだろうか。日本仕様の正式発表はその後、2024年末以降になると思われる。
待て、続報!
KATANAミーティング2024で伝説の耕運機ハンドルを発見!
カタナミーティング2024は来場者1334人(前年1244人)、来場二輪車1153台(前年1118台)と盛況で、さまざまな年式のカタナやカスタム車が所狭しと並んだ。中でも目を惹いてやまなかったのは、1982年式の初代GSX750S・フルノーマル(と思われる)車両だ。
最大の特徴は、当時耕運機ハンドルと呼ばれた背の高いハンドルバーを備え、ウインドスクリーンが省略されていること。ヘッドライトカウル下のウインドディフレクター(と呼べばいいのかな?)も省略されている。
四国から自走してきたというオーナー氏に教えられて気づいたのだが、目を見張ることにメーターに貼付された慣らし運転の目安となるシールが新車当時のまま残っている。普通は剥がしてしまうユーザーが多いのだが、耕運機ハンドルとともにここまで残しているのはレアの極みといえよう。
1982年に発売されたGSX750S。当初はウインドスクリーンがオプション設定だったが、同年11月に発売されたSSからは標準装備になった。なのでこの姿で販売されたのは初期型のみなのだ。
カタナであってカタナではない。日本仕様のGSX750Sからはスズキの苦悩が感じられた。 狩られ過ぎていまや絶滅危惧種 排気量上限の自主規制値が750ccで、カウリングと低いセパハンが違法と認識されてい[…]
そのほかのKATANAミーティング・駐車場ウォッチ
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(KATANA)
『パールビガーブルー』と『メタリックミスティックシルバー』の2色が登場 スズキは、2024年9月8日の「カタナミーティング2024」で予告なく初お披露目した「KATANA」のニューカラーを2025年モ[…]
国内メーカーではカワサキのみ前年から増だが、全体でも9万台以上の高水準をキープ バイク業界の出来事を網羅する二輪車新聞は、1月1日号で2023年の二輪車総需要を総括した。これは毎年発表されるデータで、[…]
「KATANAは今後も正常進化させていく」と確約!! 2019年に初開催され、カタナ乗りの一大イベントとして定着した「KATANAミーティング」。メーカー主催とあり、スズキの鈴木俊宏社長も駆けつけてユ[…]
スズキは、伝統ある車名を冠したKATANAを中心としたユーザー参加型イベント「KATANAミーティング 2023」を2023年9月10日に、はままつ フルーツパーク時之栖内特設会場にて開催することを発[…]
Z900RSは1.6倍増! GB350とともに小型二輪カテゴリーを牽引 二輪車新聞は、元旦号で2022年の二輪車総需要(需要台数=販売台数のこと)を総括。これは毎年発表されるデータで、どの排気量クラス[…]
人気記事ランキング(全体)
半クラッチは熱膨張で繋がる位置が変わる! ほんとんどのバイクは、エンジンのシリンダーよりちょっと後ろに丸い膨らみがある。これがクラッチ。 丸い膨らみの中には、エンジンのパワーを発生するクランクシャフト[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
日本映画史の記憶に残り続ける『トラック野郎』シリーズ第1作 『トラック野郎 御意見無用』は、1975年に公開された鈴木則文監督による日本映画。東映製作/配給の『トラック野郎』シリーズの記念すべき第1作[…]
直4&丸目。王道のジャパニーズネイキッドスタイル 直列4気筒エンジンの存在感を際立たせつつ、丸1眼ヘッドライトとオーソドックスな外装。CB1000Fコンセプトのスタイルは、往年のエフらしさを漂わせつつ[…]
そもそも「過給機」とは 世界最大規模の2輪車ショーといわれるEICMA(ミラノショー)。2024年11月に開催された同ショーにおいて最大級の注目を集めたのは、ホンダが初公開した電動過給機付きV型3気筒[…]
最新の投稿記事(全体)
“グリーン”と“無事かえる”で繋がる両者の魅力 「かえるのピクルス」は、ナカジマコーポレーションが生み出したオリジナルキャラクターで、1994年の誕生以来、その愛らしい姿と「always smile」[…]
ライディングポジション関連を変更。実用性もアリ!! 基本構成はCB1000ホーネット譲りだが、各部のパーツは専用品が多い。とくに注目すべきはスマートキーだ。ホーネットでは物理キーを鍵穴に挿し込む一般的[…]
スポーティ&ファッショナブルなブルー系が登場 ヤマハのスポーツ・ヘリテイジ(伝統・遺産)を標榜するXSRシリーズ。スーパースポーツやネイキッド」といった従来のカテゴリーを越え、レトロな外観やその背景の[…]
250A1、350A7に続く最速チャレンジャー真打ち登場!! 1966年に250ccA1サムライで、先行していたホンダCB72、ヤマハYDS3、スズキT20の性能を上回り、次いでボアアップした338c[…]
廉価&シンプルなハイブリッドシステムで燃費性能を向上! ヤマハモーターインディアは、15年以上にわたってシリーズ累計150万台以上を販売してきた人気モデル「FZ-S」の最新モデルとして「FZ-S Fi[…]
- 1
- 2