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[画像 No.4/31]【マン島TT 出張便り】世界に先駆けてバイクを進化させてきたイギリスの歴史がずらりと並ぶ博物館を見よ!

|【マン島TT 出張便り】世界に先駆けてバイクを進化させてきたイギリスの歴史がずらりと並ぶ博物館を見よ!
ビーストンハンバー(Beeston Humber)が1898年に製作した400ccガソリンエンジンを搭載したトライク。当時は1馬力あれば一人乗りには十分と考えられていたようだが、それでもエンジンを二輪車に積むには重すぎたため、このようなペダル付き三輪車に搭載された。ギアやクラッチを装備していないので、車両が停車するとエンジンも停止する。なお、こうしたトライクはイギリスの赤旗法(馬車業者の既得権益を守るため、自動車の制限速度を市街地で2mph、郊外で4mphに制限し、なおかつ車両の前方に歩行要員をつけなければならないという法律)が全面撤廃された1896年に、ロンドンからブライトンまで走った唯一のモーターサイクル(当時も現在もイギリスではトライクは二輪車に分類される)だったそうだ。
世界中にバイク博物館は数あれど、イギリスの『ナショナルモーターサイクルミュージアム』は、展示台数850と世界最大級だ。国立だけあってそのほとんどはイギリス車で、世界のバイク史の前半をイギリスがつむいできたことを実感できるミュージアムなのである。 目次 1 英国バイク産業の聖地へ2 ナショナルモーターサイクルミュージアムから厳選紹介! 英国バイク産業の聖地へ ナショナルモーターサイクルミュージアムは […]